山岳写真を中心に花、滝渓谷、自転車、モータースポーツ、夜景等の分野で、美しいと感じた風景を写真と撮影記で紹介していきます。

shibawannkoの撮影山行

〔100名山〕荒島岳 夏 ~灼熱の山頂は高山植物咲く雲上の楽園だった~

夏休みを利用して、いまだ行っていない北陸地方の名山巡り。
初日は400km移動して初めての荒島岳登山。
真夏の高山植物咲く荒島岳をご紹介します。

shibawannkoのワンポイントアドバイス

〔難易度〕 藤原スキー場からの往復で、①CT6時間/②往復9km/③標高差1,200mの1日登山。標高差はそれなり
〔アクセス〕藤原駐車場(無料/トイレ有)
〔展望箇所〕荒島岳山頂のみ。それまではひたすら我慢。
〔高山植物〕荒島岳山頂。暑いが高山植物咲く時期に登るのが望ましい

山行記録 2012年8月1日(11:00~17:00)

九頭竜湖~藤原スキー場上り

EOS5D MarkⅡ+EF24-105mmF4L IS USM 40mm f11 1/45sec ISO200 PLフィルター

神奈川からだとなかなか遠い北陸地方。
登山口にアクセスする途中、九頭竜湖を通り過ぎる。
深い山々に囲まれてエメラルドグリーンの湖水をたたえる九頭竜湖が美しい。
そして車通りがほとんどない。。。
夜来たら真っ暗で本当に寂しい所に違いない。

九頭竜湖を進むとすぐに九頭竜湖道の駅。
先は急ぎたいけれど食料調達とお出迎えする恐竜が気になって立ち寄ってみる。
この恐竜かなり精巧にできてるうえ、動くのね。
いったいいくらかかったのだろう。

九頭竜湖道の駅の恐竜たちに別れを告げトンネルを潜ると、眼前に今日の目的地である荒島岳が現れる。
ようやくたどり着きましたー。
11:00 藤原スキー場跡着。
400km移動し荒島岳の登山口に到着したのは、太陽光線が真上から降り注ぐお昼近く。
幸いなことにお昼になっても雲が出ていないので、スキー場のゲレンデ歩きからスタート。
灼熱の中、直射光線を遮るものが何もないゲレンデの急斜面を登るのは、暑さの限界を超えている。
暑さで昇天するかと思いますよ。

何とか灼熱のゲレンデゾーンを乗り切ると、次はブナの原生林の急な登り。
直射光線は遮られますが、風もなく蒸し暑くてこれはこれでたまらない。
途中現れるトトロの木が和ましてくれる。
どうしたらこんなコブコブができるのでしょう。

荒島岳 山頂(14:40~15:40)

EOS5D MarkⅡ+EF24-105mmF4L IS USM 24mm f16 1/60sec ISO200 PLフィルター

やっとの思いでモチが壁の急登を登りきると、視界が開けてくる。
風が通る気持ち良い稜線を歩くと、小さな祠のある山頂に到着。
見たこともない北陸地方の展望が広がる。
そして山頂には、お花畑が広がり蝶が乱舞している。
天国か?ここは。

暑くて展望のない地味な登山道からは想像できない素敵な空間が広がっていました。
ちょうど花の咲いているよい時期に来ることができた。
暑い中頑張ってに登ってきて良かったな。
しばらくの間、蝶と一緒にお花畑の中から北陸地方の展望を眺めていました。

15:40 さてそろそろ帰ります。
高山植物咲き乱れる素晴らしい百名山でした。

  • B!