山岳写真を中心に花、滝渓谷、自転車、モータースポーツ、夜景等の分野で、美しいと感じた風景を写真と撮影記で紹介していきます。

shibawannkoの撮影山行

〔100名山〕皇海山 ~悪路の栗原川林道を越えて!鋸山から雄姿を見る~

何度も同じ山に登るようになってきたので、趣向を変えてまだ登っていない100名山へ。
近隣で残っている100名山は、悪名高き栗原川林道と展望のなさで人気いまいちの皇海山。
そろそろ行っておきましょう、ってことで皇海山に登ってきました。
秋の気配漂う、初秋の皇海山をご紹介します。

shibawannkoのワンポイントアドバイス

〔難易度〕 ①CT4時間30分/②往復7km/③標高差800mで登山自体は半日だが、林道往復を含めると1日登山
〔危険箇所〕栗原川林道の21km林道通行止めとパンクに注意。20km/h以下でしか走れない(70~90分)。
〔展望箇所〕鋸山から皇海山の全容が望める。鋸山から皇海山を見ないと登った気にならない。
〔駐車場〕 林道終点の皇海橋に15台程度(無料)。

山行記録 2012年9月29日(10:00~18:30)

不動沢コース上り(皇海橋 10:30 ~ 13:10 皇海山)

EOS5D MarkⅡ+EF24-105mmF4L IS USM 24mm f16 1/30sec ISO200 PLフィルター

比較的近場なので、今回はhisapinとappieを誘っての珍しい3人パーティー。
川越で2人をピックアップして皇海山に向かうと、なんだか登山ではないような遅い時間になってきた。
悪名高き21kmの栗原林道は、パンクしないよう非常にゆっくり走ると1時間30分かかってしまった。

10:00 登山口である皇海橋着。

今まで林道で3回パンクしているので4回目は絶対避けたい。
少しゆっくり走り過ぎたかな。
上空は既に雲がわき上がり太陽を隠し始めている。
やはり、公共交通機関を利用してのスタートは、登山には厳しいな。
日が昇る前には稜線又は山頂に立つように行動したい。

もともと展望もない山なので、写真はそれほど期待はせず、ピークハント気分で登る。
久しぶりに山登りに参加したappieは、すべて親の登山装備を拝借してきて、合わない靴を借りてきたらしい。
「靴が合わない合わない」と痛がって、まったくスピードが上がらない。
なんじゃそりゃ、お粗末すぎる。。。
仕方がないので「後からしっかり登ってくるように」と別行動し、山頂で落ち合うことにする。

13:10 展望のない山道をゆっくり登ると、2時間強であっさり山頂到着。
途中特に危険個所はなく、不動沢コースの難所はやはり悪路の栗原川林道でした。
悪路の林道区間は長いけれど、その分歩行時間を少なくできるということですね。

山頂は展望はないことはありませんが、ほぼありません。
「なんで皇海山が100名山に選定されたのか」と誰しもが思うところでしょう。
山頂には綺麗に紅葉した紅葉があり、一瞬晴れ間が出た青空をバックに輝いている。
青空と綺麗な紅葉を見れただけでも良かったかな。
借りた靴が合わずゆっくり登ってきたappieと山頂で合流して、昼食を食べて下山開始。
皇海山の写真がないまま登山を終えるのがもったいないので、皇海山を見るためにhisapinと隣の鋸山に向かいます。

鋸山(14:30 ~14:50) 皇海山の眺望良好!

EOS5D MarkⅡ+EF24-105mmF4L IS USM 24mm f16 1/15sec ISO200 PLフィルター

14:30 展望のない山道を進み急な尾根道を登ると、展望が開けてすぐに山頂。
鋸山山頂からは、今日初めてどっしりと構える皇海山の全容を見ることができました。
紅葉には少し早いですが、手前のモミジがちょうど綺麗紅葉していて、よいアクセントになっています。
登り始めが遅く皇海山の写真が撮れないかと思っていましたが、綺麗な皇海山の写真が撮れてホッとしました。
百名山の皇海山のピークハントも重要ですが、ここまで来たら鋸山から皇海山の雄姿を見るべきでしょう。

登山口に戻った時には、自分達の車ともう1台しか止まっていませんでした。
最後にすれ違った登山者の車でしょう。
帰りの栗原林道も、鋭利な石でパンクしないよう細心の注意を払ってゆっくり走行。
するとあれだけ差をつけていた後続の登山者の車に、あっという間に抜かれました。
競争するわけではないですが、登山で差をつけて車で抜かれる。
何か複雑な気分だ(笑)。

効率良く最初の1回で皇海山の雄姿を写真に収めることができて良かった良かった。
もう一度皇海山に登りに来ることはあるのかな。

  • B!