山岳写真を中心に花、滝渓谷、自転車、モータースポーツ、夜景等の分野で、美しいと感じた風景を写真と撮影記で紹介していきます。

shibawannkoの撮影山行

〔二百名山〕鋸岳_夏 ~ダウンヒル最高!釜無川からピストン~

南アルプスの各百名山を登り終えても、なお残っている二百名山の鋸岳。
甲斐駒ヶ岳に行くたびに、本当にあのボコボコの険しい山って登れるのかな?と畏怖の念を覚える。
長くて標高差もあり辛そうなので後回しにしてきましたが、いつまでも先送りにすることはできない。
思い立ったが吉日。今日は鋸岳のピークハントに向かいます。

ルート/shibawannkoのワンポイントアドバイス

ポイント

〔難易度〕①往復25km②標高差1,750mで、ハードな一日登山。
〔危険個所〕見た目に反して危険個所はない。道迷い防止にGPSがあると安心。
〔アプローチ〕釜無川ゲートからログハウスまでは、バイクがあればダウンヒルで省力化できる。

山行記録 2014年7月27日(05:00~14:30)

EOS5D MarkⅡ+EF24-105mmF4L IS USM 24mm f16 1/20sec ISO200 PLフィルター

鋸岳への一般ルートは戸台から入って、角兵衛沢を詰めるルートが一般的。
しかし東京方面から戸台へ回り込むのが大変なので、信州側の釜無川からアプローチすることにしました。
このコースの難点は、取り付き点のログハウスまでの、砂防工事用の林道が非常に長いこと。
今日は砂防林道対策として、マウンテンバイクを積み込んできました。
行きは緩やかな上り斜面なので、ほとんど押し歩き。これも”復路のダウンヒルのため”との一念で頑張ります。
ところどころバイクを漕いでみましたが、断念しました。しかし9kmの林道歩きは本当に長いです。

ログハウスでマウンテンバイクをデポして、いよいよ鋸岳へ登り始め。
ルートはところどころ踏み跡程度ですが、テープが付けられているので迷うことはない感じです。
ですが幼木が繁茂して踏み跡を隠す箇所もあり、数年経ったらルートが消えてしまうのではないか、という不安も覚えます。

ガンガン標高を稼いでいくと稜線出て、すぐに展望が素晴らしい三角点ピーク。
三角点ピークからは角兵衛沢のコルを挟んで、天を突くような鋸岳第一高点が眼前に迫る。
鋸岳の向かいにはどっしりとした仙丈ヶ岳。奥には南アルプス北部の盟主、北岳が見えます。
ああ、ようやくここまで来たのか。これからさらに険しくなるので、心して行きましょう。

EOS5D MarkⅡ+EF24-105mmF4L IS USM 24mm f16 1/20sec ISO200 PLフィルター

おサルのように急斜面をよじ登って、第一高点のピークに立つ。
見る限りやばそうな鋸岳。見た目とは違い、さほど危険を感じることなくピークに立てた、というのが率直な感想です。

第一高点からは、先ほどの三角点ピークからは陰になって望めなかった甲斐駒ヶ岳が見える。
甲斐駒ヶ岳へ続くルートは、上りもさることながら、そこまでに至るアップダウンが見るからに激しそう。
ここのルートを歩いてみたくはあるが、本当に大変に違いない...。このルートを歩くことはあるのだろうか。
なんとか夏雲が湧く前に、ピークに立つことができました。
鋸岳のピークも踏めたし、少し霞みがかっているとはいえ山岳展望も撮れたので、今日のミッションはコンプリートです。

帰る頃になって雲が稜線を覆い始める。
稜線で咲いていたシャクナゲが、夏の鋸岳山行に彩を添えてくれます。
鋸岳~甲斐駒ヶ岳周辺は紅葉が綺麗そうなので、次はぜひ紅葉の時期に来てみよう。

山頂からログハウスまで、1,150mの標高差を足を傷めないように下ります。
ログハウスまで到着してホッと一息。
ここからは距離にして9km、標高差600mの、お楽しみのダウンヒルです。

これだけ長いダウンヒルを走るのは、幌尻岳以来の2度目。
標高差がそれなりにあるので、油断するとスピードが出すぎてしまうので注意が必要。
路面も結構ボコボコなので、ハンドルを取られないよう注意をしながら、ヒャッホーとしか言いようがない!
途中タヌキと居合わせて、しばらく並走していました。タヌキは一生懸命逃げているだけですが(笑)。
9kmの林道もバイクだとあっという間。
林道の砂埃で、バイクも車も真っ白になりましたが、記憶に残る二百名山でした。

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