屋久島まで達した四国九州屋久島遠征9日目の最終日。
今日のスタートが北九州の英彦山というのも、「まだそんなところにいるのか」という感じ。
英彦山→脊振山→大宰府と巡って、日も傾き閉館間際の17時に秋吉台到着。
「日本三大鍾乳洞」に数えられる日本最大級の鍾乳洞、秋芳洞をご紹介します。
撮影記 2016年5月7日
EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 24mm f8 20sec ISO100
今回の旅で、旅友の一番行きたかった鍾乳洞。
いろんな「行きたいところ」を詰め込んで、車を飛ばして最後の最後で辿り着いた秋吉台。
旅の締めくくりにはぴったしかもしれない。
秋吉台エリアが広すぎて、どこから入場すればよいのか右往左往。
味のある古びた商店街っぽいところを通って時間ぎりぎりに入場できました。
入口からして、コバルトブルーの綺麗な水が流れ出していて「只者でない感」を漂わしている。
洞内に入ると、流石に日本最大級と言われるだけあって、幅も広ければ奥行も結構長い。
もう誰も残っていない鍾乳洞を3人で小走りで見て回ります。
小走りで移動してよいポイントがあれば三脚立てて撮ってまた移動。
ここ秋吉台は他の鍾乳洞が派手派手のライトアップをしているのと比べて、落ち着いた照明なのが好ましい。
ただその分「もうちょっと明るくてもいいんじゃない?」と思うくらいに結構暗い。
奥行きがあり、ある程度は絞らないといけないので、1コマ撮るのに30秒露光。
しばらく行くとハイライトの一つである百枚皿の光景が広がります。
おお、ここが有名なスポットですね。
ここは失敗しないように露出と画角を変えて入念に撮ります。
1コマ30秒露光している間、妻が百枚皿の中で泳ぐ小さなエビを見つけて喜んでいた。
へぇ~、こんなところにエビがいるんだ。
百枚皿の次は「洞内富士」が現れる。
この「洞内富士」がでかい。
鍾乳石が天井まで達している。
ここまで大きくなるのにいったいどのくらいの年月が必要だったのでしょう。
EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 24mm f8 20sec ISO100
さらに奥に進むと洞内の天井付近まで「黄金柱」が聳えている。
高さが15mもあるのだとか。
洞内も広ければ鍾乳石も大きい。
さすが日本最大級だけあります。
そしてただ大きいだけでなく、一つ一つが繊細で美しい。
まるで長い年月をかけて作り上げられた芸術作品のよう。
その繊細さが伝わるような、派手すぎないライトアップが好ましい。
既に閉館時間が迫っており、自分たちのすぐ後ろには最終退館者を確認するためのアルバイトの子達が退場を遠目に待っている。
あまり待たしちゃ悪いけど、1回シャッター押すと30秒かかってしまって。
閉館時間直前で退場。
外に出て残照の中、秋吉台を眺める。
広くて気持ちがいい。
あいにく春霞ではっきりしないが、条件を合わせて来れば独特の絵が撮れるでしょう。
複雑に波打つ緑の大地から無数の石灰岩柱が飛び出ている。
この眼前に広がる独特なカルスト台地の光景は何て表現したらいいんでしょう。
「一目百万石」とかかな。
ギリギリでしたけど、何とか秋芳洞と秋吉台を見て回ることができました。
いろいろ見て回る所があるので、半日くらいかけてゆっくり回りたいところです。