山岳写真を中心に花、滝渓谷、自転車、モータースポーツ、夜景等の分野で、美しいと感じた風景を写真と撮影記で紹介していきます。

shibawannkoの撮影山行

三陸海岸と龍泉洞 ~青く光る地底湖が迎える日本三大鍾乳洞へ~

東北遠征4日目の最終日。
300名山の五葉山を登って三陸海岸の浄土浜を見た後、東北地方の名所を調べてみる。
すると、「日本三大鍾乳洞」の龍泉洞が近くにあるらしい。
時間はぎりぎりだけど、せっかくここまで来たので行ってみましょうか。
「日本三大鍾乳洞」の1つ、龍泉洞をご紹介します。

撮影記 2016年8月15日

EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 24mm f8 25sec ISO125

着いたのは、夕方閉館1時間前の17時。
天気は下り坂で雨が降りそうな中、急いで入場。
鍾乳洞は山と違って、天気が悪くても一向に関係ない。
雨の日の候補が滝と渓谷以外にほぼない自分にとっては、非常にありがたい存在です。

期待して中に入ると、非常に澄んだブルーの湧水が流れる。
「日本三大鍾乳洞」と言われるだけあって、中の洞窟の規模は秋吉台ほどではないにせよ、それなりに大きい。
龍泉洞の他の鍾乳洞と異なる特徴は、深い地底湖が広がるところでしょうか。

地底湖の内部からライトアップされたブルーが非常に美しい。
水深は98mもあるらしく中を見ても深くて底が全く見えない。
水深の深さも相俟ってか、この深いブルーが綺麗で、「パワースポット」と呼ばれるだけありますね。
他では見れない綺麗な地底湖。
龍泉洞に寄れてよかった。

洞内はかなり複雑に入り組んでおり、広く開けた部分は赤や青に派手にライトアップされている。
ちょっと派手すぎるかな。

EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 24mm f8 30sec ISO400

復路は複雑に入り組んだ洞内を縦方向に昇り降りする。
高く登ったところから下部を見下ろすと、ライトアップされた洞内の奥底にブルーの地底湖が輝いている。
結構急こう配で狭い所ですが、龍泉洞を代表する1つのシーンと言えるのではないでしょうか。
時間があれば、一通り回られることをお勧めします。

ぐるっと回って、最後は入り口付近の「長命の淵」を覗き見て退場。
この「長命の淵」も湧き出る地下水が深いブルーで美しい。
外に出ると空は霞み、強い雨になっていた。

日本三大鍾乳洞の龍泉洞、楽しませてもらいました。
なかなかアクセスしにくい場所にありますが、東北地方に来た際には是非寄られてみてもいいスポットだと思います。

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