曇りの日を狙って、今日は半日で梅ヶ島周辺の滝めぐり。
安倍の大滝と赤水の滝以外の、①鯉ヶ滝、②三段の滝、③藤代の滝の3つの滝をご紹介します。
撮影記 2019年6月16日
鯉ヶ滝(08:10~08:20)
EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 70mm f8 1/160sec ISO100 PLフィルター
100名瀑の安倍の大滝を撮りに梅ヶ島まで。
爽快に走っていると安倍の大滝を通り過ぎて梅ヶ島温泉着いてしまい、誤って安倍峠への林道に入ってしまいました。
安倍峠を山梨県側から行ったことはありますが、こちらの梅ヶ島の静岡県側から入るのは初めて。
しばらく行けば安倍の大滝に行くだろうと思って進んで行ってもなかなか着かない。
というか、大きな谷を隔てているような...。
予想通りの険しいボコボコの林道を行くと、左の谷筋から小滝が流れ落ちている。
思わず立ち止まってみると案内板が立っており、鯉ヶ滝とある。
以前、安倍の大滝に来たときはこんな山道登った記憶もないし、完全に道を誤りました。
偶然にも道を誤ったことで、梅ヶ島周辺にある滝の1つの鯉ヶ滝に辿り着くことに。
滝というより岩の合間を落ちる流れという感じで、スローシャッターの方が良いかと思います。
しかし、晴れ渡ってスローシャッターが切れないので、高速シャッターで撮るしかなし。
晴れ渡ってしまって安倍の大滝が撮れるか心配になりながら、安倍の大滝の入口まで来た道を戻ります。
梅ヶ島温泉(08:40~09:00)/三段の滝(11:50~12:10)
EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 27mm f11 0.4sec ISO100 PLフィルター
鯉ヶ滝から引き返して、梅ヶ島温泉近くにある三段の滝へ。
安倍峠の林道から引き返して県道29号線に出ると、あれ、対岸にもう滝が見えるぞ。
安倍川には温泉街らしく赤い橋が架かっており、橋の入口には安倍温泉の歴史が書いてある。
ふむふむ、とりあえず撮っておいて後で旅情にでも浸りながら読んでみよう(笑)。
赤い橋を渡り対岸に行くと、滝らしきものが落ちている。
これが「三段の滝」かな(違います)?
案内板には「梅ヶ島温泉源泉」とあり番号が付されているが、三段の滝にも見える。
近くには小さな祠があり、鳥居には湯之神社とある。
何となく滝っぽくないけれど、温泉地の滝はこういうものか。
安倍の大滝を行った後、梅ヶ島から5キロくらい戻って今日の目的の1つである赤水の滝へ到着。
赤水の滝の駐車場の案内板には、「三段の滝7キロ」とある。
あれ、梅ヶ島温泉で撮っていた滝っぽいのは「三段の滝」とは書いてなかったぞ?
どうやらさきほど梅ヶ島温泉で撮っていたのは、梅ヶ島温泉の源泉であり、三段の滝ではないということか。
大した滝ではなさそうですが、ここまできて撮り損ねるのもよろしくないので、来た道をまた戻ることに。
今日は行ったり来たりだ。
梅ヶ島温泉奥を直進し、奥に続く小道を行くと「三段の滝」の案内板が立っている。
ごく一部未舗装となっている林道を、つづら折りとなっているS字を通って橋渡ると三段の滝が現れる。
ふ~ん。
小さい滝ですが、確かに三段ある。
ここも直射光線だと陰影が付きすぎてまともに撮れないので、流れる雲が太陽を隠すのを待つ。
どんどん天候が回復していき、流れる雲が少なくなってきて、なかなかうまく太陽を隠してくれない。
時間も押してきているのでそろそろ帰ろうかとする頃になって、ようやく雲が太陽を隠してくれました。
なんとか柔らかい光で撮れたので、急いで次の藤代の滝に向かいます。
藤代の滝(12:30~13:30)
EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 67mm f16 1/8sec ISO100 PLフィルター
滝の本を調べると、まだ梅ヶ島周辺に「藤代の滝」たるものがあるらしい。
落差5m?
あまりにも小さいのでスルーしてもよいかと思いましたが、せっかく来たので漏らすことなく撮りに行くことにしました。
しかし場所がよく分からない。
それらしい所を曲がり、藤代橋を渡ると、落石ごろごろの狭い荒れた林道に入る?
本当にここか?
狭い林道ですれ違いも難しい。
少し行ってなかったらすぐ戻ろうと思って少し登ってゆくと、林道わきに駐車スペースがある。
駐車スペースでUターンしようとすると、「藤代の滝」との朽ちた看板が草むらに刺さっていた。
ここだよ。。。
念のため沢靴をリュックに入れて沢に下ります。
登山道とも言えない踏み後程度の急斜面の道を沢伝いに下りていくと滝に音がする。
フコフコの急斜面を落ちないように注意しながらさらに行くと、沢に導かれる。
どうやらこの沢伝いに上流側に行くと藤代の滝があるらしい。
沢伝いに上流側に行くと右岸は岸壁に阻まれて滝すら見えない。
どうやら藤代の滝に行くには左岸に徒渉するしかないようだ。
川の流れは浅いが、靴を濡らさずに行くことはできない。
5mの滝で沢靴使いますか?
あんまり時間がないので、沢靴に履き替えて渡渉とかしたくはないですが、ここまで来たら行きます。
川を徒渉していくと、渓流の奥に藤代の滝が見えてきました。
晴れ渡ってしまって日が当たっている所が白とびまくっている。
落差5mとはいえ、曇りの日であれば手前の渓流を入れて綺麗に撮れるのに。
近づこうとも渓流部分が深くて進みにくい。
もう帰ろうと思いましたが、戻って左岸に徒渉して滝に近づくことにしました。
徒渉した左岸にはうっすらと踏み跡がある。
こんな山奥の小滝に、渡渉してまで滝に近づこうとする者がいることに驚きです。
右岸から近づくと、落差5mの滝とはいえ、バランスよく撮ることができます。
しかしここも晴天で白とびしまくってしまって、曇りの日じゃないのが残念です。
これはこれで仕方がない。
また来ることはなかなかないでしょうけれど、見たことのない新しい滝を見れて良かった。
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