山岳写真を中心に花、滝渓谷、自転車、モータースポーツ、夜景等の分野で、美しいと感じた風景を写真と撮影記で紹介していきます。

shibawannkoの撮影山行

河津七滝 ~伊豆の踊子を思い浮かべながらの天城の滝巡り~

連日雨が降る梅雨のさなか、浄蓮の滝と河津七滝の伊豆の滝巡りに行ってきました。
伊豆の踊子の舞台となった河津七滝をご紹介します。

ルート

撮影記 2019年7月6日(09:40~13:10)

二階滝(09:50~10:00)

EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 39mm f8 0.4sec ISO100 PLフィルター

朝一番で浄蓮の滝を巡った後、河津七滝すべてての滝を巡ります。
まずは少し離れた一番上流の二階滝から。
国道414号線を走り、天城峠をトンネルで通過したすぐに二階滝駐車場があります。
二階滝駐車場はそこそこの広さがありトイレも完備されています。
二階滝駐車場からは二階滝へは奥の階段から上がって700mほど歩くらしい。
地図を見ると二階滝は旧国道沿いにあるらしく、旧国道からアクセスした方が早いんじゃない?

普段山歩きで1日20km以上歩くこともありますが、最近山登り以外は極力歩きたくなかったりして。
細い曲がりくねった旧国道を走ると、道路脇に二階滝がありました。
しっかりとした観瀑台まで設置されており、道路脇に駐車して歩いて10秒だ(笑)。
二階滝は落差20mの滝です。
見ごたえのある中規模の滝だと思いますが、木々に隠されて一部しか見えません。
少しもったいない気がしますが、新緑っぽく見える淡い緑の向こうに見える滝も風情があっていいものです。
幸先よく時間を掛けずに二階滝を巡ることができました。
次の河津七滝へ、河津七滝ループ橋方面へ向かいます。

大滝(09:50~10:10) ※閉門時間注意

EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 55mm f4 1/160sec ISO100 PLフィルター

河津七滝ループ橋をぐるぐる下りて河津七滝温泉郷方面へ行くと、すぐに七滝めぐり無料駐車場があります。
ここの無料駐車場に止めてスタートするのが良いでしょう。

無料駐車場からスタートして一番近くにある滝が、河津七滝の中で最大級の大滝です。
大滝は私有地の中にあります。
少しわかりづらいですが、七滝茶屋の脇に大滝に下りる道があり、時間帯でゲートが開閉されます。
開門時間は以下のように案内されています。
(06月~09月)08:00 - 18:00
(10月~05月)08:00 - 17:00

滝だからと言っていつでもアクセスできるわけではないので、注意が必要です。

七滝茶屋脇の味のある小道を下りて行きます。
温泉施設の脇の小道にはまだアジサイが咲いている。
これまた味のある貸切風呂「洞穴の湯」の脇を通って川に下りて行くと、、、
見たことのない暴瀑と化した落差30mの七滝が姿を現した。

滝壺周りは温泉宿天城荘の露天風呂になっており、テラスまで設けられています(宿泊・入浴者のみ入場可)。
普段は滝を身近に見ながら時を過ごせる心地よい空間なのでしょうけれど、今日はまったく落ち着かないぞ(笑)。
河津七滝の特徴でもある柱状節理が顕著に観察されますが、今日はそちらには目が行かない。
凄まじい水量で滝壺全体が塞がれている感じです。
後から下りてきた観光客の方も恐ろしかったのか、早々に引き返していきました。

川沿いにはプールが見える。
やや丸見えやないか。
決してのぞきではありません。誰もいませんし。
今日の天候だと安全のため外湯入浴をしていないのではないでしょうか。

出合滝(10:30~10:40)

EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 61mm f11 1.3sec ISO100 PLフィルター

河津七滝温泉郷の踊子歩道に戻って、次の七滝に向かいます。
次は出合滝。
片っ端から滝を巡って行きます。
階段を下って川に下りて行くと、増水して真っ白になった本谷川が見えてきます。
今日は水量が多すぎて、どこをどう撮っても真っ白だ。
遊歩道のすぐ真横には渓流瀑があり、今日の滝の迫力は凄い。
こんな小滝でも恐怖を感じます。

少し進むと、本谷川と荻ノ入川が合流する、幅2m高さ2mの出合滝が現れます。
確かに大きな本流に小さな支流が合流する、確かに「出合滝」だ。
妙に納得(笑)。

前回来たときは「小滝だ」とか言ってすぐ帰りましたが、今日は落差2mの滝でも見応え十分。
ここも湾曲した柱状節理の岩壁を流れ落ち、河津独特の滝と言えます。
柱状節理の岩盤が光り、手前に緑も絡んで綺麗に撮ることができました。

カニ滝(10:50~11:00)

EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 28mm f8 0.8sec ISO100 PLフィルター

次の七滝はカニ滝。
七滝ハイキングコースは非常にコンパクトで整備されており、次々と滝が現れて楽しい遊歩道です。
カニ滝は、普段幅1m高さ2mの小滝ですが、なんか今日は凄いことになってるな。
本来の1本の流れ以外に3本の流れができています。
カニ滝前には、ご親切に足湯が設けられていますが、やはり今日は落ち着かないでしょう(笑)。

カニ滝より上流も、伊豆らしいなまこ壁のよく整備された歩道が続く。
そしてここでもまた伊豆の踊子のブロンズ像が。
伊豆の踊子の場面を思い出しながら巡れる滝歩き、なかなかいいものです。
夕方に訪れたならば、人影にびっくりすること間違いないでしょう(笑)。

初景滝までの間は綺麗な渓流区間。
渓流脇には、下向きに咲く大きなピンク色の花が咲いています。
あまり見たことありませんが、いったい何の花でしょう。

渓流の中央には大きな岩が。
大岩成就とある。
「三個の小石を投げ一個でも岩の上にの得ることができれば願い事が叶う」と書いてあります。
1回100円。距離もあってなかなか難しそうです。
こういうの大好きですが、今日はぼっちなのでやめておきます。
渓流の奥には真っ白な初景滝が見えてきました。

初景滝(11:10~11:20)

EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 35mm f16 1.3sec ISO100 PLフィルター

幅7m高さ10mの初景滝に着きました。
ここにも伊豆の踊子の像があり、観光客の記念撮影ポイントとなっています。
こんな雨の中でも、ひっきりなしに観光客が訪れて入念に記念撮影をしていきます。

今日の初景滝は他の七滝と同じく、暴瀑と化しています。
普段はチョロチョロとしか流れていない小滝も立派な滝となっている。
手前の草が綺麗だったり。
本流を覗いてみます。
ええ、凄いです。んご~っと。

蛇滝/エビ滝/釜滝(11:35~11:40)

EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 70mm f11 1.6sec ISO100 PLフィルター

初景滝までは緩やかな遊歩道でしたが、ここから上は急な階段や吊橋も現れ、渓谷道の様相を呈してきます。
多くの観光客の方はここで引き返していきます。
滝マニアでなければここまでで十分かもしれません。

急な階段を上ると、幅2m落差3mの蛇滝が現れます。
滝というより渓流の段差と言った感じでしょうか。
横から見ると、確かに柱状節理の断面が蛇の鱗のようにも見えます。

なんと、ここからデジカメの電池マークが点滅してきました。
山歩きではなく遊歩道歩きで、完全に気が緩んでました。
予備電池を持ってこなかった。。。
なんか厳しそうな感じがしますが、節約モードで行きましょう。

次に現れる幅3m落差5mのエビ滝は、吊橋の横から見ることができます。
吊橋横の狭い箇所に落ちるので、滝だけを上手く撮ることは難しいです。
残すは七滝は、釜滝のみ。
急な階段を登りきると、おお~~~。
轟音とどろく釜滝が姿を現しました。
落差22mの七滝の中で二番目に大きな滝です。

早速最終目的の滝を撮ろうとすると、電池が終わった。
ええ?渓谷最奥地で電池切れですか。
なに?まさか河津七滝を2往復するの?
近くの案内図を見ると、水垂バス停からダイレクトに大滝までアクセスできるよう。
一度車に戻って水垂から釜滝に来ることにします。

河津七滝ループ橋

EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 24mm f16 1/5sec ISO100 PLフィルター

あ~あ、カメラの電池切れなんて、なんて初歩的な。
急いでいたり気を抜いてたりすると何度もやってしまう愚かなミスです。
車で河津七滝ループ橋まで来ると、まだまだアジサイが満開でした。
ここで滝ブログに花でも添えましょう、ってことでしばらくアジサイ撮り撮り。
どことなく雑然と咲いている感はありますが、ループ橋と合わせるといい感じです。

河津七滝ループ橋は毎年のように春先に河津桜を見に来ます。
河津桜の名所であることは知っていましたが、アジサイは知りませんでした。
アジサイの花期の雨の日で、ちょうどいいタイミングに訪れることができました。

釜滝/猿田淵(12:30~13:10)

EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 38mm f11 0.8●sec ISO100 PLフィルター

国道414号を戻り、上流側の水垂から釜滝にアクセスします。
ここは初めて来ましたが、立派な駐車場がありました。
急な階段を下りると、釜滝と猿田淵の分岐に出ます。
猿田淵は後回しにしてまずは釜滝へ。
途中の展望台は釜滝に近すぎて水飛沫が凄い。
絶えず水飛沫が飛んでくるので写真は無理。
渓流へ下りて行くとここも獏流で真っ白。

見上げると柱状節理の大岩壁が圧巻です。
湾曲しながら流れる柱状節理と断面のつぶつぶが凄い。
河津七滝で見れる柱状節理としては最大級ではないでしょうか。
ぐるりと流れを回り込むと釜滝を正面に見ることができます。
ようやく撮ることができました。
よもや直前電池切れで1日に2回も来ることになろうとは。

釜滝は大岩壁に囲まれて光が届きにくい空間にあります。
おまけに天気が悪くて暗い暗い。
せっかくの大水量なので早いシャッター速度で撮りたかったの、かなわずスローシャッターになりました。

最後は急な階段を戻って猿田淵へ。
少し歩くと猿田淵が渓谷道脇に見えてきました。
渕は水量多くて真っ白け。
普段はエメラルドグリーンの水をたたえた渕なのでしょう。

周辺は緑と渓流が綺麗。
河津七滝ハイキングコースはここで終点。
甘く切ない「伊豆の踊子」を思い浮かべながらの滝巡りはなかなかいいものでした。
家から近く何度も来ている伊豆ですが、より一層伊豆が好きになりました。

  • B!