山岳写真を中心に花、滝渓谷、自転車、モータースポーツ、夜景等の分野で、美しいと感じた風景を写真と撮影記で紹介していきます。

shibawannkoの撮影山行

川苔山 ~奥多摩一の美滝!百尋の滝と渓谷滝巡り~

東京都の大滝と言えば、川苔山の登山道の中腹にある百尋の滝。
東京都の滝巡りで、百尋の滝は外せないでしょう!
ということで雨の川苔山には登らず、百尋の滝の短時間ピストン。
東京都の名瀑、百尋の滝をご紹介します。

ルート / shibawannkoのワンポイントアドバイス

〔山行〕1時間30分 /〔休憩〕20分 /〔合計〕1時間50分
細倉橋 08:00 ⇒ 09:10 百尋ノ滝 09:30 ⇒ 09:50 細倉橋

〔駐車場〕 なしマイカー登山者にはこれがの一番ネック。町営鳩ノ巣駐車場に駐車し、奥多摩駅よりバス15分。
〔難易度〕 ①細倉橋から百尋の滝まで往復4km/②標高差115mの軽いハイキング。
〔所要時間〕細倉橋から百尋の滝往復で2時間以内
〔滝の概要〕落差40mのスッキリとした直瀑。普段は水量が少ないので、降雨後の水量の多いときが望ましい。
〔撮影適期〕晴天時は陰影が強く付くので、曇天又は雨天の方が安全確実に撮れる。
〔撮影機材〕暗い渓谷内にあり、滝自体もスローシャッターが適する(三脚必須)。標準ズーム24-70mmで十分。

撮影記 2019年7月15日(08:00~09:50)

登山道下の無名滝①

EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 39mm f8 3.2sec ISO100 PLフィルター

08:00 林道を経て、細川橋からスタート。
登山道に入ってすぐから滝が現れる。
一番最初の滝へは、登山道の右脇に踏み跡らしきものを下りて行きます。
滝壺まで行けますが、崩れる土の急斜面を下りなければならず危険極まりない。
下りた先の滝も小滝なので、危険と比してまったく下りる必要はありません。
上方を行く登山道から眺めるのでちょうどよいです。

橋の架かる無名滝②

EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 39mm f11 2sec ISO100 PLフィルター

橋を渡って沢沿いを行くと綺麗な小滝が現れ、そのすぐ上に橋が架かっています。
なかなか綺麗な景観で、川苔山の渓谷道を代表する1つのシーンでしょう。
ここで念入りに写真を撮っていると、後続の登山者すべてに抜かれました。
橋を渡ると、橋の上から見る上流部分も苔と渓流が綺麗。
川苔山登山道では何度か橋を渡りますが、橋上からの景色が綺麗なことが多いです。

百尋の滝(40m)

EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 38mm f8 2.5sec ISO100 PLフィルター

軽快に登山道を進み、岩盤を穿って作られた階段を登って行くと滝への分岐。
09:10 すぐに百尋の滝に着きます。
百尋の滝は落差40mの素直な美滝です。
今日は水量が多く、幅も末広がりになっていて迫力があります。
もともと水量が多くはない滝なので、雨の日に強行して正解でした。
昔は二段の滝でしたが、豪雨災害の岩壁の崩落で一段になったことは有名です。
しかし今では完全に埋められたのか、下段の面影を伺うこともできません。

シンプルな滝だけあって、工夫して多くのカットを撮れる滝ではありません。
いろいろ撮りましたが、やはり真正面から撮ったものが普通によかった。
これは誰がどう撮っても同じだな(笑)。
百尋の滝、満足しました。

川苔山山頂?雨も降っているので今日は行きません。
この後の予定も押しているため即下山開始。
登山道を軽快に走り下ると、20分で細倉橋まで下りてきました。

前回紅葉の時期に訪れたときは橙色が多く、とても綺麗な紅葉でした。
百尋の滝を有する川苔山、紅葉の時期もお勧めです。

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