新型コロナの影響で、フルリモート勤務に入って1ヵ月半経過。
自分の喜びが奪われることが、これほど鬱々と堪えるとは思わなかった。
そして自分って結構山好きだったんだな、、、。
気付くと体重5kg増。おい、もうこれでデブの領域じゃないか!
普段徹底した軽量化で山に入るのに、自分の体重5kg増やしてどうするよ...。
いてもたってもいられず厳戒態勢が解除された静岡県の愛鷹山へ。
確かこの時期はツツジが咲き誇る花の山だったはず。
腹を凹ましつつ花まみれになる目的で、ご近所の山へ花見減量ハイキング。
今年の愛鷹山のツツジはどうでしょうか。
コロナ対策は以下の通り。
・厳戒態勢が解除された静岡県。
・ノーコンビニ立ち寄りで、登山口までマイカーダイレクトアクセス。
・ノー接触の単独山行。
・こんな小山で遭難しませんから、救助隊にもご迷惑かけません。
・1ヵ月半の引き籠り生活で保菌者ではない(はず)。
少し早い(一部理論破綻...)かもしれませんが、こんなんでご勘弁くだされ。
ルート
〔山行〕2時間30分 / 〔休憩〕1時間10分 / 〔合計〕3時間50分
【上り】十里木高原駐車場 05:500 ⇒ 6:00 十里木高原展望台 06:10 ⇒ 07:20 勢子辻分岐 07:30 ⇒ 07:40 愛鷹山
【下り】愛鷹山 08:00 ⇒ 08:30 馬の背見晴台 08:40 ⇒ 09:10 十里木高原展望台 09:30 ⇒ 09:40 十里木登山口
愛鷹山_山行記録 2020年5月26日(05:50~09:40)
EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 53mm f16 1/20sec ISO100 PLフィルター
早朝に駐車場に着くと車が2台だけ。
やっぱりまだこんなもんか、それとも朝早いだけか。
天候は回復予報だが、富士山は雲を被ったり覗いたり。
05:50 準備を整えて十里木高原駐車場から登山開始。
少し登って馬の背見晴台に着くと、完全に晴れ渡りつつある。
雨後の澄んだ空に新緑と富士山が美しすぎる。
この広く裾野を引く富士山の展望を見れるのは、愛鷹山ならではでしょう。
EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 41mm f16 1/13sec ISO100 PLフィルター
樹林帯に入り中腹まで来ても、なかなか華やかになってこない。
2年前に来たときは、ぶわぁ~っとツツジが満開だったんだけれどな。
https://shibawannko.net/2018/05/19/ashitakayama-2/
ようやく1本だけ、今日最初のミツバツツジに出会う。
1本でも貴重なツツジの花。
青空をバックにツツジが映えるように撮ってみる。
反対に回ると新緑とツツジの合間から富士山の白い頂きが覗く。
家に閉じこもって仕事三昧の毎日。
この瞬間、今までのくっさくさの気が晴れた気がした。
きたよきたよ~って盛り上がりながら登って行くと、ないよ。ツツジが。
まだ蕾のツツジもありましたが、それにしても全く咲いてないとはどういうこと?
外れ年だったとしてもここまで咲いていないのは経験がない。
EOS5DsR+EF100-400mmF4.5-5.6L ISⅡUSM 214mm f8 1/50sec ISO100 PLフィルター
07:40 愛鷹山山頂着
徐々に外れ年を覚悟しながら登って行くと、結局山頂まで着いてしまった。
ツツジまみれになるはずの山頂直下も1本も咲いていない始末。
まったく期待外れな花見登山となったけれど、適度な運動が気持ちいい。
しかしおそらくこの程度の低負担の登山では、付いた脂肪は燃えないだろう。
いつもの重い撮影機材と同じ重量が自分自身に付くとは凄いことだ。
ただ、お肉が付いた分だけお腹が減らなくなった気がする(笑)。
花はさておき、ひょっこり富士山つきの久しぶりの展望は気持ちいい。
駿河湾は分厚い雲海に覆われていて、そこに待ちと海があることも分からない。
ツツジも咲いていないので、撮るものがない。
ふと見下ろすと山腹の埋め尽くすカラフルな新緑が美しい。
山の尾根と尾根の間を埋める雲海が見られるのも、もこんな日ならではか。
EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 39mm f11 1/80sec ISO100 PLフィルター
08:00 ちゃっちゃと展望を撮ったら、ツツジも咲いていないので帰るのみ。
軽快に下り始めると、ポツポツと登ってくる登山者とすれ違い始める。
そうこうしているうちに、登山者が次々と登ってくる。
みんな厳戒態勢の解除を待ちに待っていたのだろう。
EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 38mm f16 1/25sec ISO100 PLフィルター
鉄塔を越えてさらに下りると、登りには気付かなかったが花が咲いている。
花は詳しくないけれど撮ったことがある。これはズミかな?
ポジションを変えると、ズミと富士山を重ねることができる。
おお~、これはいい!
ツツジは咲いてなかったけれど来てよかった。
下山間際でテンション最高潮。時間があるのでマクロ撮影してみたり。
久しぶりに見る山の花は美しい。
満足して駐車場へ下りて行くと、駐車場は満車だった。
それはそうですよね~。
厳戒態勢が解除されてこんな天気が良ければね。
人々がコロナから立ち直りつつあるのを感じる登山でした。
愛鷹山 記録一覧
2020年05月17日 ■■■☒☒『愛鷹山 ~富士大展望!全然咲いてなかったよアシタカツツジ~』
2018年05月19日 ■■■■☒『愛鷹山 ~思わぬつつじ絨毯が超満開!~』
2013年12月30日 ■■■☒☒『愛鷹山 冬 ~富士山を見に登れそうな近場の冬山を登ってみた~』