今日は栃木の滝とツツジ巡り。
日も傾き始めた夕刻に訪れたのは、那須塩原市にある竜化の滝。
新緑の竜化の滝をご紹介します。
shibawannkoのワンポイントアドバイス/ルート
〔難易度〕①往復1.2km/②標高差140m/③往復40分前後の軽いハイキング。
〔駐車場〕竜化の滝入口駐車場(無料/トイレ有)。
〔例年の新緑の見頃〕 5月下旬
〔撮影適期〕 深い谷で日が当たらない。曇天もしくは雨天の柔らかい光がベスト。
〔撮影機材〕 うす暗い沢なので、三脚があるとよい。P/Lフィルター必須。
撮影記 2020年5月31日(15:30~16:10)
EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 27mm f16 3.2sec ISO100 PLフィルター
竜化の滝入口は、国道400号線の沿いに立派な駐車場があるので、通り過ぎることはないでしょう。
国道400号線は歩くことができないので、遊歩道を国道400号線にそってしばらく行きます。
ん?なにか看板が立っている。
国道400号線を挟んだ向こうの箒川にかかっているようです。
あ、あれか。”滝”というより”段差”かな、、、。
しかも木が被さって良く見えないし。望遠レンズでとって布滝は終わりにしました。
もう1つ看板があり、読んで見るとふむふむ。
与謝野晶子が塩原温泉に訪れて、この竜化の滝で遊んでいたらしい。
こうした言われを読んでみるのも旅情が深まって楽しい。
これから遊歩道に従って谷に入って行きます。
遊歩道は木道や橋で整備されて全面歩きやすいですが、途端に薄暗い。
こういう谷の薄暗さを嫌いな人も好きな人もいるでしょうね。
立派な吊橋を渡り終えようとすると、その先に滝の白い流身が見えてくる。
え、もう着いたかな?と思うと、風拳(ふうきょ)の滝が現れる。
いや、こんな強そうな滝の名前、初めて聞きました(笑)。
EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 38mm f16 1.6sec ISO100 PLフィルター
風拳の滝は小ぶりの滝ですが、手前の流れと一緒に撮ると綺麗に撮れます。
ちょうど今は新緑の時期なので、上に新緑と合わせて撮るのも良いでしょう。
薄暗い谷が、淡い緑の新緑で彩られて途端に華やかになりました。
風拳の滝の右側を登って、整備された遊歩道をサクサクいきます。
沢を渡る橋の上から荒々しい沢の流れを見る。
続いていくと、遊歩道はコンクリートで補強され、その向こうに見慣れない人工物が!
なんだあれは?って、観瀑台でした。いやいや、珍しい観瀑台です。
観瀑台の奥まで行くと、三段に落ちる竜化の滝が現れました。
近づくまでは上の二段が見えず、下段しか見えません。
いきなし姿を現す竜化の滝全容を見たときは、ちょっとした驚きを感じるでしょう。
「あ、なんだ、凄い大きいじゃ~ん!」みたいな感じです(笑)。
うす暗い場所なので、三脚を持って行くと綺麗に撮れるでしょう。
観瀑台の1点からの撮影になるので、撮影の自由度はないです。
必然的にこんな縦構図に収まるはず。落ち口にある岩はカットしました。
滝マニアでもなければあまり来ないかと思いきや、ファミリーやカップルが続々と訪れていました。
片道20分程度なので、那須塩原に来たときに立ち寄ってみるとよいスポットだと思います。