山岳写真を中心に花、滝渓谷、自転車、モータースポーツ、夜景等の分野で、美しいと感じた風景を写真と撮影記で紹介していきます。

shibawannkoの撮影山行

武尊神社と裏見の滝_新緑 ~武尊山北西斜面に掛かる大瀑布!奈良俣ダムもお立ち寄り~

今日の目的は、遥か昔に行った新緑の照葉峡の撮り直し。
朝一番は、照葉峡に行く前に武尊山北西の山麓に落ちる裏見の滝からスタート。
新緑に包まれる、裏見の滝の滝をご紹介します。

shibawannkoのワンポイントアドバイス/ルート

 

〔難易度〕①往復500m、②標高差50m、③往復20分前後の軽いお立ち寄りスポット。
〔駐車場〕武尊山登山口(無料/トイレ有)。
〔通行状況〕土砂崩れにより全面立入禁止(2020年5月末日現在)。

撮影記 2020年5月31日

裏見の滝(06:10~06:30)

EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 50mm f16 1.3sec ISO100 PLフィルター

昔、灼熱の夏の時期にこちら側から武尊山登ったなぁ~、なんて記憶を思い出しながらまずは、武尊神社へお立ち寄り。
針葉樹林の中にひっそり佇む、やや寂し気なお堂。
いわれを読む。「古くから招福開運の神社として各地より参拝人多く」とある。
ほほぅ、招福開運ですか。朝から縁起がいい(喜)。

裏見の滝へは、武尊神社から少し戻って武尊山登山口駐車場の向かいに入口がある。
こんな早い時間には、3台しか車は止まっていない。武尊山に上るにしても、少し中途半端な季節でしょうか。
と、行こうとすると、おやまぁ。「土砂崩れ通行止め」とバリケードが張られている。
「基本的に行けるか行けないかは自分で判断するもの」との考えの下、自己責任で突っ込みます。
すぐに軽~く斜面が崩落。あちゃぁ~。
つづら折りになっている滝への下り道を数ターンに渡って土砂が塞いでいる。
崩れた柔い土砂を素早く何度か横切って、観瀑台着。
この水上町のマイナスイオン値を示すバロメータ付きの標識が面白い。

断崖にかかる直瀑の轟音が谷に響き渡る。
滝周りの木々が、新緑の柔らかい緑で美しい。ちょうど良いときに来れました~。
「裏見の滝」と言うだけ、滝裏には遊歩道と向かいに祠が見えるが、残念ながらそこへのアクセスは出来なさそうだ。
少し引いて見ると、下部にももう一段。
赤茶けた岩盤に濃い緑色の苔が綺麗綺麗。
また秋に来れば、紅葉に包まれるのでしょう。

観瀑台からしか望めないので、あまり多くのカットは撮れないでしょう。
土砂崩れが怖いのでささっと撮って、来た道を素早く戻ります。帰りは新緑のシダシダが綺麗に見える。
土砂崩れがもう少し大規模で起こっていれば、上の武尊山や武尊神社へ続く車道まで達する勢いでした。
いつ崩れるのか分からないので、立ち入らない方が良いでしょう。
あくまで自己責任でお願いします。

奈良俣ダム/ならまた湖(07:10~07:20)

照葉峡に向かう途中、一瞬だけ異様なロックフィル式ダムの奈良俣ダムが見える。
毎回ここを通るたびにその異様に驚かされている気がする。
今回は比較的時間がある。ちょっと、ならまた湖に寄り道しちゃう?

shibawanwanも喜ぶだろうと、奥利根ゆけむり街道の県道63号線から鋭角に曲がりしばらく行くと奈良俣ダムに到着。
奈良俣ダムには、面白い建物が立つ。当然営業時間外。
少しダムの上を歩いてみましょう。
奈良俣ダムは、利根川水系で最大のロックフィルダムだけあって、大きい~。
ロックフィルダムは、大きな岩塊を築堤材料とされるダムだが、水漏れないのかな...、とかとか思いながら利根川を見やる。
反対側のならまた湖は、風もなく鏡面のように周囲の山々を映し込んでいた。
満足しました、奈良俣ダム。
さてさて、続く照葉峡に急ぐことにしましょう。

  • B!