山岳写真を中心に花、滝渓谷、自転車、モータースポーツ、夜景等の分野で、美しいと感じた風景を写真と撮影記で紹介していきます。

shibawannkoの撮影山行

甘利山 ~早朝にサクッと初夏の高原へ!レンゲツツジと富士の大展望~

この梅雨の時期は、高原のレンゲツツジが咲き誇る。
この頃週末は天気が悪くて週半ばが天気が良いという悪い天気の周期。
今日は朝から快晴予報。
これは晴天一発、甘利山のレンゲツツジでしょう!

甘利山からレンゲツツジと富士を撮る場合は、早朝必須。
南側に富士山が位置するため、日が昇ると富士が薄く消えてしまうのだ。
計画は夜景から朝焼けを撮ってレンゲツツジと富士を撮る、というフルコース。
この夜明けの早い時期であれば、朝甘利山に登ってから勤務前には戻れるはず。
初夏の高原風景が広がる、甘利山のレンゲツツジと富士をご紹介します。

shibawannkoのワンポイントアドバイス/ルート

〔山行〕40分 /〔休憩〕20分 /〔合計〕1時間
甘利山グリーンロッジ駐車場 04:50 ⇒ 05:20 甘利山 05:40 ⇒ 05:50 甘利山グリーンロッジ駐車場

〔例年の見頃〕6月中旬~下旬
〔難易度〕①往復2km/②標高差100mで、超簡単なハイキング。1時間あれば往復か。
〔撮影適期〕富士が南に位置するため、日が昇ると逆光で薄く霞む。夜明け直後(又は夕方)がベスト

山行記録 2020年6月17月(04:50~05:50)

EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 41mm f16 1/20sec ISO100 PLフィルター

夜明け1時間前に着く見込みで、2時に自宅を出発。
久しぶりの登山で忘れていたが、甘利山はそんなに家から近くなかった。
ほとんど南アルプスじゃないか(いや、そうなんだが)。
そして、いつもの県道613号線から突っ込むと、椹池から完全通行止め。
諦めて他に転戦しようかと思うが、どうやら迂回できるらしい。
ナビにも載っていない林道を大きく迂回して、大幅時間ロス。

04:40 時間はロスするものの、なんとか登山口まで到着することができた。
辿り着けたのは良かったけれど、もう日が昇ってしまったよ。
甘利山からの夜景と黎明の富士は、またの宿題になってしまった。
甘利山グリーロッジには既に多くの車が止まっていた。
あれだけ大きく迂回させられて、よくここまで来たものだ。
大半は富士愛好家のカメラマンの車だろうか。車はあるが姿はなし。

04:50 ちゃちゃっと準備を整えて甘利山グリーンロッジをスタート。
すでに目的のものを撮り終えたカメラマンが数名戻ってきた。
いい絵が撮れたんだろうなぁ~、遅れてきた自分がアホくさく思えてくる。
まずは東屋から富士を遠望する。低い朝の光でレンゲツツジと富士が撮れた。
あまり期待してはいなかったが、レンゲツツジがバラバラと雑に咲く。
一番最初に甘利山に来たときは真っ赤に覆われていた記憶がするが、近年は違う。
甘利山のレンゲツツジは、なんかバラバラにしか咲かないんですよね。

左手に富士を見ながら撮りながら先を急ぐと、千頭星山らしき稜線が見えてくる。
甘利山山頂の手前の平原が、一番レンゲツツジの密集地でしょうか。
すでに多くのカメラマンが、思い思いにレンゲツツジと富士を狙っている。
レンゲツツジの密集場所を探して、レンゲツツジの添景に富士を配する。
ええですね~。
仕事の前に、こんなレンゲツツジ咲く高原にいることがにわかに信じられない。
リモートで空いた都心までの通勤2時間を活かせば、こんな芸当が可能なのだ。
ホトトギスがあちこちで叫びまくっている、涼しい夏の高原風景が広がる。

EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 38mm f16 1/20sec ISO100 PLフィルター

05:20 写真を撮りながらでも30分で甘利山山頂着。
甘利山はもう何回も来ているが、ツツジが見えない千頭星山までは足が向かわない。
その稜線に隠れて、その奥に広大に広がる南アルプスの3,000mの峰々は見えない。
性懲りもなく冬に何度も南アルプスに向かったものだ、とかとか感慨深げ。
北東にはツツジの合間からポッコリ八ヶ岳が覗く。
さて、そろそろ帰りましょうか。朝はツツジ原が超逆光。
帰り際にもう1回、レンゲツツジと富士山を狙う。やっぱり縦位置がベストかな。
甘利山のレンゲツツジを撮り尽くすのに、1時間もあれば十分でした。

帰りはまたまた長くて狭~い林道を下る。
途中の開けた所からは、八ヶ岳が綺麗に裾野を引いていた。
この林道の入口100mくらいは激しい未舗装路。
5度目の山中パンクはもう勘弁して欲しいので、ゆっくり進む(笑)。
この短い区間以外は舗装路なので、安心あれ。
勤務時間前に自宅に戻って、なんか変な感じだがいつも通りにお仕事スタート。
充実した朝でしたが、仕事前に往復300km運転は、ちと痺れました。

甘利山 記録一覧

2020年06月17日 ■■■■☒『甘利山 ~早朝にサクッと初夏の高原へ!レンゲツツジと富士の大展望~』
2019年06月27日 ■■■■☒『甘利山 ~夕方一瞬だけ日が差した富士山と満開レンゲツツジ~

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