山岳写真を中心に花、滝渓谷、自転車、モータースポーツ、夜景等の分野で、美しいと感じた風景を写真と撮影記で紹介していきます。

shibawannkoの撮影山行

〔200名山〕平標山/仙ノ倉山 ~美しい稜線とお花畑を見に!2人してダブルヘッター1山目?~

フルリモートも2ヵ月に入り、体はなまるは人との繋がりも薄れてなんか不調。
そんな折に、saruさんから「平標行きませんか!」とのお誘いが入る。
なんか人と話したかったし、平標山は調べるとちょうどお花の季節らしい。
即答でOK!saruさんと一緒に平標山~仙ノ倉山に行くことに。
平標山と言えば、3月の降雪直後のラッセル登山を思い出しますね。
https://shibawannko.net/2020/03/07/tairappyoyama-sennokurayama/
平標山から仙ノ倉山へ続く、美しい稜線とお花畑をご紹介します。

shibawanwanのワンポイントアドバイス/ルート


〔山行〕6時間10分 /〔休憩〕1時間20分 /〔合計〕7時間30分
【往路】平標登山口駐車場 02:20 ⇒ 03:40 松手山 04:50 平標山 05:00 ⇒ 05:50 仙ノ倉山
【復路】仙ノ倉山 06:50 ⇒ 07:50 平標山 08:00 ⇒ 08:40 松手山 ⇒ 09:50 平標登山口駐車場

 

 

 

〔難易度〕①往復13km/②標高差1,000mで、立派な1日登山。
〔お花畑〕6月中旬~。平標山~仙ノ倉山の間に断続的にお花畑が展開。
〔駐車場〕平標登山口駐車場(600円/トイレ有)。

山行記録 2020年06月27日(12:50~18:10)

平標登山口 02:20 ~ 04:50 平標山

EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 24mm f8 1/30sec ISO100 PLフィルター

平標登山口に、03:30スタートの待ち合わせ。この予定だと稜線夜明けかな。
前回は稜線からだったが、一度は平標山山頂から全方位の朝焼けを撮ってみたい。
早めに登山口に到着すると濃霧。けど、この上空晴れてんじゃない?
02:20 saruさんに先に行くとの連絡を入れて、登山開始。
電波が入らず連絡で手間取って山頂夜明けは微妙な感じ。急がなければ。

蒸し暑く雨でぐちゃぐちゃの登山道を登って、松手山まで行くと視界が開ける。
周囲は雲が多く山頂には雲がかかり、この後晴れるのかが心配。
振り返ると、後方にヘッドライトの明かりが見える。
自分以外にこんな時間に登ってくる人がいるとは、殊勝な方ですね(笑)。
東の空には分厚い雲が次々とわき上がり、なんか朝焼けはダメそう。

平標山 05:00 ~ 05:50 仙ノ倉山

EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 24mm f11 1/13sec ISO100 PLフィルター

05:00 急ぐ必要がなさそうなので、途中からスピードを緩めて平標山到着。
結局ノンストップで2時間半強もかかってしまった。なかなか手強い平標山。
山頂はガスが流れり微妙な展望。これから行く仙ノ倉山はガスで見えなくなった。
saruさんとは1時間半のスタートの差。
花をゆっくり撮りながら道草食いながら行けば、仙ノ倉山で合流する感じかな。
10分休憩をとり、ガスが充満する鞍部に突入すると、お花畑が展開し始める。
おお~、これが平標山のお花畑か。
とかとかお花畑を眺めていると、後続者が遠くから大きな声で挨拶してくる。
元気いいな!?と思っていると、なんとsaruさんだった。
1時間強のスタートの差がよもや平標山で詰まるとは。驚愕のスピードだ!

05:50 2人でお花畑をゆっくり楽しみながら、仙ノ倉山に到着。
視界は何とかあるが、ときよりガスが流れて真っ白。谷川岳方面は全滅ですな。
saruさんの今日の目的は、登り返し?トレーニング。
平標の家経由で一番下の林道まで800m下りて、また平標まで登って帰るとのこと。
うん?うん...。理解が追いつく前に、saruさんは颯爽と平標に戻って行った。
この歳にもなると、人間の多様性はある程度理解する。
そうだ、多様性だ。saruさんは自分の理解が及ばない凄い人なのだろう(笑)。

仙ノ倉山 山頂(05:50 ~ 06:50)

EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 24mm f16 1/20sec ISO100 PLフィルター

1人残された山頂で雲の切れ間を待っていると、後続者がすぐに現れる。
早いな...、この時間に仙ノ倉に到着するとは。
ヤマレコユーザーのhaembowさんで、少しお話させて頂きました。
万太郎山まで行きたいとのこと。
これまた颯爽と主脈にかかる滝雲の中に消えて行かれました。
体がなまっているのからか徹夜登山のせいかはたまた暑かったからなのか。
私は仙ノ倉山まででもう十分疲れましたよ(笑)。
エネルギーを補充しながら待つも、結局ガスは切れなかった。
今日はずっとそんな天気なんでしょう。
ほんの一瞬だけ朝日がお花畑を照らしてくれたのは、幸運でした。

仙ノ倉山 06:50 ~ 07:50 平標山 お花畑

EOS5DsR+MACRO50mmF2.8 EX DG トリミング大 f8 1/50sec ISO100 PLフィルター

平標山までは、咲いている花々をマクロ撮影しながら戻る。
稜線で風に揺られているので、なかなか撮れない。
そして地面にへばりついての不自然な姿勢が続き、腰が痛いよ。
天気が悪くて風景が撮れなくても、お花が撮れればこれまた楽し。
それにしても、こんな早い時間からひっきりなしに登山者が上がってくる。
驚きの登山者数だ。花の山として、平標山ってこんなに人気があるのか。
まるでお盆の涸沢くらいの人の集まりようだ。

EOS5DsR+MACRO50mmF2.8 EX DG トリミング大 f8 1/60sec ISO100 PLフィルター

07:50 花のマクロ撮影で、牛歩のような速度で平標山到着。
今日はこのまま晴れそうもないな。光差す一瞬を狙って見納めの写真を撮る。
すると登ってきた登山者に声を掛けられる。おおっ!なんとsaruさんだった。
800m下りてまた登ってきて、ちょうど自分と合流したのだ。
なんて強靭な体力なのだ。聞くと、苦しくなってからが気持ちがいい?のだそうだ。
うん?うん...。人間の多様性だ(笑)。

平標山 08:00 ~ 09:50 平標山登山口

EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 24mm f16 1/40sec ISO100 PLフィルター

saruさんは、下りてから今度は子供と山登りをするために、急いでいる様子。
私は下山後、浅草岳へ転戦してヒメサユリたるものを見てみたい。
2人とも急いでいるので、平標の家経由の周遊でなく来た道を下りる。
これまたsaruさんの下山のスピードが半端ない。
山で人は抜いても抜かされることはなかった、昔鍛えていた頃を思い出す。
いつのまにかダブルストックに頼ったゆっくりスピードに慣れてしまっていたのか。
ともかく早い。ストックなんぞ突いていると追いつかない。
けどストックを付かないと、貧弱な筋力ではその段差は下りられない。
以前より二回りほど細くなった今の大腿四頭筋では、追いつくことができない。
鍛えている者と惰性で登っている者とでは、その差は歴然だ。
このまま早いペースで下りると、2山目の浅草岳で使う脚筋力が死滅してしまう。
というか足がもつれて転げ落ちてしまうよ(笑)。
ダメだこりゃ、、、。
saruさんを引き留めてはいけないので、下山路早々にsaruさんとお別れした。

分かれた後は、一転超スローペースで下山。
雨でヌチャヌチャにぬかるんだ急な登山道が嫌らしい。
いや、私もうクタクタなんですけど。
09:50 やっとの思いで登山口着。
saruさんの早いペースに引っ張られ、早い時間に下山できてよかったよかった。
この後私は、ヒメサユリを見にヨレヨレと浅草岳へ転戦。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2414801.html
それにしても仙ノ倉山まで行くと、ダブルヘッターで持ってくる山ではないですね。
平標山~仙ノ倉山は、綺麗な稜線に花が多くて素晴らしいところでした。
人気の山だということがよく分かります。
saruさん、また景色の綺麗などこぞの山へ朝練行きましょう!

平標山~仙ノ倉山 記録一覧

2020年06月20日 ■■■■☒『平標山/仙ノ倉山 ~美しい稜線とお花畑を見に!2人してダブルヘッター1山目?~』
2020年03月07日 ■■■■■『平標山/仙ノ倉山_雪 ~一番手フルラッセル!の後は広がる神々しき谷川岳主脈~

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