山岳写真を中心に花、滝渓谷、自転車、モータースポーツ、夜景等の分野で、美しいと感じた風景を写真と撮影記で紹介していきます。

shibawannkoの撮影山行

〔200名山〕毛無山 ~富士山の大展望と雪のパッチワーク~

天気は良いけれど、八ヶ岳等の高山の天気予報はいまいち。
南アルプスの野望を実現したいが、冬山テントセットを担げる足首の状態ではない。
そして昨日の塔ノ岳とその後の仕事で完全なまでの睡眠不足。
う~ん。
以前登ったがガスで全く展望が見えなかった毛無山あたりがよいかも。
ちょうどこのエリアでは降雪があり、珍しい雪景色が見えるかもしれない。
ということでshibawanwanを連れて、200名山の毛無山へ登り直し。

ルート/shibawannkoのワンポイントアドバイス

〔山行〕5時間 /〔休憩〕1時間20分 /〔合計〕6時間20分
【上り】
毛無山駐車場10:20 ⇒ 
11:00 不動の滝見晴台 ⇒ 12:40 富士山展望台 13:00 ⇒ 13:20毛無山(天子山地)
【下り】毛無山(天子山地)14:00 ⇒ 
14:10 富士山展望台 14:20 ⇒ 16:00 不動の滝見晴台 16:10 ⇒ 16:40 毛無山駐車場

〔難易度〕①標高差1,050m②往復7km➂往復6時間で1日登山となる。稜線に出るまでほぼ全部急登
〔駐車場〕毛無山駐車場(500円/トイレなし)。
〔展望地〕①富士山展望台②毛無山頂上の2か所。西側の南アルプスの展望は開けない。良くも悪くも富士山だけ。
〔装備〕 積雪でも冬用登山靴+アイゼンは過剰装備。しっかり目の3シーズン用登山靴+チェーンスパイクが適当。

山行記録 2021年1月29日(10:20~16:40)

上り(10:20~13:20)

EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 24mm f16 1/40sec ISO100 PLフィルター

10:20 富士スカイラインの雪による交通止めにより、予定より遅れて出発。
遅いスタートだが、午後の方が富士山が斜光線となり光線状態が良い。
以前来たときは低山の割には標高差があり、大変だった記憶がある。
低山ながら標高差1,000mが全くかわいくない。
少し登ると前回と感じは変わらず、急登続きで楽ではない。

12:40 富士山展望台着。
樹林帯から飛び出た岩場から、真正面に雪たっぷりの富士山を望む。
眼下には、まだ溶けない雪原がパッチワークのように広がる。
毛無山は雪が降った日こそ、登るべき山なのではないだろうか。
タイミングよく、レアな雪の毛無山に登ることができた。

途中気になっていた八ヶ岳のライブカメラを見てみる。
朝は雲がかかっていた八ヶ岳が、なんと晴れ渡っているではないか。
がーん、虎視眈々と狙っていた降雪直後の真っ白な八ヶ岳は今日だったか...。
やっちまった。気弱になって安全にいき過ぎたかもしれない。
いやいや今日は珍しい雪の毛無山の日だったんだ、と自分に言い聞かせて登る。

毛無山山頂(13:20~14:00)

EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 24mm f11 1/60sec ISO100 PLフィルター

13:20 きっちり3時間かかって、毛無山山頂着。
1時間で300mとしても、標高1,000mでやはり3時間くらいはかかる計算か。
それにしてもこの山、稜線に出るまで平坦なところはほぼほぼなかった。
山頂からはは、高さを増した富士山の展望が広がる。
先ほどの展望台からの展望とさして変わりがないとも言えなくもない。
山頂は東側しか開けていないため、良くも悪くも富士山しか見えないだな。
南アルプスの白い峰々は、毛無山山頂までのルートでは見えなかった。
昨日の塔ノ岳に引き続き、富士山の大展望、満足しました。

下り(14:00~16:40)

EOS5DsR+EF100-400mmF4.5-5.6L ISⅡUSM 278mm f8 1/20sec ISO100 PLフィルター

下りはひたすら急登を下りる。
初めて使ったチェーンスパイクが素晴らしい。
装着も脱着も両足あわせて30秒以内。そして全方向にグリップが効く。
これは使える!4本詰めのアイゼンとか、もう絶対に要らない。
登りに通り過ぎた不動の滝見晴台に立ち寄る。
水量はほぼなく一部凍っていた。
足首はかなりグキグキで痛むが、でもこれが大事なリハビリ。
疲れをとって休めば、明日あたりにはスーパー回復しそうだ。

16:40 標高差1,000mでやっぱりぐったり疲れて、登山口着。
帰りがけ、ふもとっぱらキャンプ場は多くのキャンパーで大盛況。
狙っていたわけではないが、ちょうど富士山が赤く焼けるところだった。

  • B!