スポーツ自転車にはキックスタンドを付けないケースがほとんどですが、自分のLEVOの使い方を考えると「キックスタンドは必要」という判断になりました。
LEVO購入の主目的は、登山アプローチの省力・短縮化です。登山道具や撮影器具を背負って移動するため、立ち止まったときに自転車が自立せず支えなければならないというのは、結構不便です。
また登山アプローチ以外の使用は、ゆるポタやヒルクライムメインのサイクリングです。ちょこちょこ撮影のたびに止まるので、そのときに自転車から手が離せないというのは不便なんですね。このような用途だと「あると便利」というより「必須」に近い感じになります。
キックスタンド取付による重量増は嫌ですが、もともと戦車のように重いe-MTB。焼け石に水的な軽量化より利便性が上回るので、LEVOにキックスタンドを取り付けることにしました。
キックスタンドの取付け
購入したキックスタンドは、GIZA PRODUCTS のSL-KA70 アジャスタブルサイドスタンド(ブラック)です。決め手は、①片足スタンドでフレーム1点取付タイプ、②29インチ対応、➂そしてe-MTBの重量にも耐えられそう、という3点。
実物は頑強そのもの。足の長さは、銀色の突起を押し込んで調整できます。脚先のプラスチックパーツもしっかりしていて、破損する感じはありません。
取付箇所を探します。センター付近はモーターや、フルサスの可動部分で取り付け可能なスペースはありません。e-MTBにセンタースタンドは取付不可です。
チェーンステーのやや後方に取り付けることにしました。車体の重心からやや離れていますが、ペダルと干渉しない位置、そしてチェーンステーの中央部にあるブレーキホースを避けると、この部分しか取付ることができません。
取付完了しました。e-MTBの20kgの車重がグッとかかる感じがしますが、安定して自立させることができました。キックスタンドの地面との設置面積が広いので、安定性がやや欠ける柔らかい土の地面の上でも自立させることができます。
1点取付タイプなのでチェーンステーの取付部に応力が集中しますが、アルミのMTBで頑強そうなので問題ないように見えます。取り付け部分はしっかり腰のあるゴム製のラバーが付属しているので、車体を傷つける心配が少ないです。
ただ力がかかる部分なので、後々ゴム製のラバー内に埃や砂利が入り込んで擦り傷を作ってしまいます。スタンドを取り付ける前に、取り付け部分に保護テープで補強しておくことが正解でした。
軽量化(重量増)
キックスタンドの重量は公称値で320gです。なかなか重たいですね(汗)。僅か数十グラムのために高額なお金をかけて軽量化していくスポーツバイクの世界で、一気に300g超増加してしまうとは。仕方ありません。電力アシストに頑張ってもらいましょう。
キックスタンドのレビュー
キックスタンドは想定した通り便利です。やはりゆるポタバイクにはキックスタンドは必要です(なければないでなんとかなるとは思いますが)。気に入った場所に立ち寄って撮影するスタイルと相性抜群です。半年使用していますが、破損等一切ないです。