サドイチ(佐渡島一周)で240km走ったところ、お尻が痛い...。恥骨が肉に突き刺さって、もはやこれは”怪我”レベルではないか?ということで、ロングライドできそうなサドルを探していたところ、Prologo SCRATCH M5 SPACE TIROX が目に留まりました。
見た目のカッコよさもあり、またサドル沼にハマる気配を感じつつも、購入してみることに。
外観
形状はスリムで高級感もあり、カッコイイです。PINARELLO F5にぴったり。セミショートなので、ずんぐりむっくりしたショートサドルよりかは、ロードバイクに似合う形状だと思います。
重量
カタログ重量値は221g。実測は229g。重くもなく軽くもなく普通です。このくらいの重量で、快適にロングライドできれば良いのですが。
裏面にネジ穴があるので、レックマウントの取り付けが可能です。
使用インプレッション
硬さ
今回購入した「SPACE」というモデルは、
● より広いシッティングエリアと増加したパディングを特徴とするシリーズで、快適さを確保および改善します
● 標準バージョンと比較して+5mmのパディングフォームを備えています
とメーカーカタログで謳われています。
なので、ロングライドの快適性と安定性を求める自分に合うかと思って購入したのですが、届いた実物を触ってみると、あれ?クッションが非常にコシがあり思ったよりも硬い!これは想定外でした。やっぱりサドルは実物を触ってみてから買わないといけないですね...。
ちなみに別日に、店舗でSPACEではないSCRATCH M5 PASのモデルを触ってみましたが、こちらのクッションはもっと硬い。2021・2020のツール・ド・フランスを制覇したサドルだけあって、完全なレース使用です。
実際走ってみると、クッションが硬く恥骨が刺さらず、包み込まれるような安定感は少ない感じです。
形状
セミショートサドルで中間部が絞られているため、どっかり座りたいときの安定感は少ないです。なんというか、座面が小さい感じ。
一方その分ペダリング時のサドルとの干渉が少ないため、脚を真下に下ろしやすいので、ペダリングがスムーズで楽です。
まとめ
以上からすると、短距離であれば問題ないですが、ロングライドの快適性や安定感を求める方向性ではないかな?と感じました。自分が求めていたのはロングライドの快適性と安定感であるため、方向性の違うサドルを買ってしまったかな~、という感じです。
しかしロングライドでなければ問題なく、なにより見た目がカッコよくF5にマッチするので、サドル沼の終着点は、いったんはPrologo SCRATCH M5 SPACE、というところにしておきたい思います。サドル沼も、もうこれで終わりにしたい。w