花の都公園のキバナコスモス畑は規模も大きく圧倒的。そして何より富士山と合わせられるのが素晴らしい。
昨年も来たけれど富士山が雲に隠れてしまったので、今年は撮り直しで。そしていつものように山中湖も一周しちゃいましょう。
山中湖一周 map
〔距離〕一周約13km/〔標高差〕ほぼ平坦
撮影記録 2024年9月7日(07:00-09:10)
山中湖北岸
EOS R5+RF24-70mmF2.8L IS USM 41mm f11 1/50sec ISO100 PLフィルター
07:00 山中湖の東岸、平野の浜からスタート。山中湖の平野の浜には花壇が作られており、毎年お花を楽しませてくれる。ピンクから白へ変わるグラデーションの細長いアジサイのような花が綺麗なのだけれど、花の名前が分からない。
上空は晴れているけれど、山中湖にはあるあるの低い霧。霧が晴れるのを待っていても、花の都公園に辿り着く頃に富士山が雲で隠れてしまっては意味がない。日が当たる早い時間に花の都公園に辿り着けるよう、霧の山中湖をスタートする。霧の中のサイクリングも、雰囲気があってたまにはいいではないか。
湖岸には白鳥さんがいっぱい。山中湖の残留白鳥ってこんなに数いたっけ?それにしても、年々ひどくなる日本の酷暑に、この白鳥さんたちは苦しくないのだろうか?日陰もないだろうに、つい心配してしまう。
整備された気持ちの良いサイクリングロードを走らせると、軽トラが車道から逸れ、街路樹の桜をなぎ倒しサイクリングロードに突っ込んでいて大破していた。警察が事故処理対応中。サイクリングロードにこんなリスクがあるとは...。時間差で事故に巻き込まれないでよかった。
もう夏も終わり。早くも部分的に紅葉している木々を目にする。
湖面の朝霧がだんだん晴れてきて、なんだか幻想的。霧から現れたのは、たくさんの白鳥さん。w
そして富士山が姿を現す。霧を纏って湖面に映り込む逆さ富士。綺麗だなぁ~。もう何十回も山中湖に来ているけれど、何度見ても心が洗われるよう。今日はこの霧がよかったな。
EOS R5+RF24-70mmF2.8L IS USM 24mm f16 1/20sec ISO100 PLフィルター
いったん小さな湾を回りこむように山中湖みさきキャンプ場に近づくと富士山は見えなくなるが、キャンプ場を通過して再び湖岸に出れば、サイクリングロードの奥にドーンと富士山が現れてくる。この瞬間はいつもテンションが上がる。富士山をこれだけ近く見ながら走れる山中湖のサイクリングロードって、本当に最高だと思う。
そうこうしているうちに、朝霧が晴れて消えてゆく。朝の短いスペクタクルショーだった。
長池親水公園に達する手前に、花壇が設けられている。ここも今日の目的地の1つ。いろんな花が植えられており、お花と富士山の絵が撮れるのだ。早い時間に来すぎてまだ日が当たらない。15分ほど時間を潰していたら、ようやくお花に日が回ってくれた。今がちょうど満開。富士山も見えて、よいときに来れた。
あまりゆっくりしていると、いつ富士山が雲に隠れるか分からない。先を急ぐと、湖にはでっかい人力白鳥さん(いまだに乗ったことがない)。
山中湖の西岸に来ると、ポツポツとコスモスが咲いている。もっと密度が高いコスモス畑だったら、富士山とよく絡むんだけれど。
花の都公園
EOS R5+RF24-70mmF2.8L IS USM 24mm f16 1/25sec ISO100 PLフィルター
山中湖を離れ、白いテント?が並ぶモスキャンプフィールドの横を通って花の都公園へ。花の都公園に近づくと、一面まっ黄色のコスモス畑が目に飛び込んでくる。何度来ても素晴らしい!コスモス畑でこれだけの規模ってなかなか見れない。そして広大なキバナコスモス畑の背景に、杓子山などの山が絡んでもう絶景だ!
まだまだこれだけでは終わらない。反対側を振り返れば、今日の目的のキバナコスモスと富士山の光景が広がる。富士山山麓には雲が湧いているが、富士山の山頂は隠れずに残っていてくれた。入念に構図を決めて撮影。今日の一番の目的が達成できた。
条件の良いときだから、背景をボカして撮ったり、撮れる限りを写真に収めておこう。忘れずに、チャリとコスモスと富士山の絵も。
EOS R5+RF24-70mmF2.8L IS USM 24mm f11 1/50sec ISO100 PLフィルター
花の都公園の素晴らしいこところは、いくつもの花が同時に見頃を迎えるという奥の深さ。奥のお花畑に移ると、百日草が満開!ちょうど見頃だ。年によって微妙にお花畑の位置が異なり、毎年少しずつ違った写真が撮れるのもよい。
同じ夏でももう少し早い時期に訪れると、ひまわりと富士山の絵が撮れておすすめ。
まずは富士山を背景に撮って。反対側を向いて杓子山を背景に撮って。南北に山を絡めて撮れるのも楽しい。今年も楽しませていただきました。名残惜しいけれど、満開のキバナコスモス畑を横目に、山中湖へ戻る。
山中湖南岸
EOS R5+RF24-70mmF2.8L IS USM 24mm f11 1/30sec ISO100 PLフィルター
山中湖へ戻り、引き続き反時計回りで一周サイクリングを再開。山中湖のサイクリングロードは整備されていて、本当に走りやすい。そして景色が綺麗。あちこちにお花が咲いている。夏でも涼しく、走りやすい。あまりに山中湖が素敵なものだから、何度来ても、まず最初に山中湖を回ってしまうんだよな。w
いたる所にお花畑があって、お花を撮る目的でサイクリングをするととても楽しい。桟橋付近には今年もあったよ!湖に浮かぶお花畑。オシャレだなぁ。
桟橋の湖に浮かぶお花畑を過ぎれば、しばらくは湖畔の国道138号線を一直線。春の時期であれば、桜が咲いているので、ちょくちょく止まってしまう区間だけれど、夏は桜がないので快速巡行。
少し森の中に入って湖岸に下りられる道を下りると、ここにもお花畑あり。こんもり小山がお花で埋め尽くされている。これは富士山を模したものだろうか、と見るたびに思ってしまう。真っ赤なサルビアの向こうには面白い魚の漁船と湖。
他のサイクリストは脇目をふらずに走り過ぎていくけれど、お花を見つけるとついついつい寄ってしまう。
EOS R5+RF24-70mmF2.8L IS USM 48mm f11 1/100sec ISO100 PLフィルター
お花スポットはすべて立ち寄ったので、後は平野の浜まで戻るだけ。止まってばかりいるので、少しは心拍数あげて走ってみるか。
山中湖交流プラザまで来ると、国道413号線を走るより湖畔の道を走った方が気持ちがよい。水辺のボードウォークなど整備されて、昔と比べてオシャレになった山中湖。
ボードウォークの隣には、東京オリンピックのモニュメントがあるので、チャリと記念写真。本当によいシチュエーション。上に自転車を刺せるらしいんだけど、構図的に下に置いた方が落ち着くので。w
平野の浜まで戻れば、名前の分からないピンクと白のグラデーションのお花がいっぱい。朝と違って霧が晴れて花が輝いている。ここにきて最後にお花撮影。
湖畔は観光やらボートやら、夏の山中湖を楽しむ人たちでいっぱい。
桜が咲く春の季節もいいけれど、いろんなお花が咲く夏の山中湖も素晴らしい。バイクや車でもいいけれど、自転車でゆっくり回ると、山中湖と富士山を味わい尽くせると思う。