秋山東北遠征の初日。650kmの長距離運転後、ナイトハイクして午前中のうちに秋田駒ヶ岳の撮影山行を終了する。
下山後、田沢湖一周サイクリングを終えたが、今日と言う一日はまだまだ終わらない。たまたま地図で見かけた御所湖も一周できそうだったので、田沢湖から50km移動して御所湖一周サイクリングをすることに。滅多に来れない遠方の地。この機会に行けるところは行っておきたい。
遅い午後からのスタートになってしまったが、日没までになんとか一周できるだろうか。初めて訪れる地でどんな景色がみられるのか楽しみ。
御所湖一周 map
御所湖 一周データ
撮影記録 2024年10月11日(15:20-17:00)
EOS R5+RF24-70mmF2.8L IS USM 24mm f11 1/30sec ISO100 PLフィルター
15:20 計画は、湖なので湖面に近い左車線を走りたいので反時計回り。そして日没付近で、もし天気が回復したら東岸から湖面に映る夕日を拝めるように逆算し、御所湖の中心に位置する野菊公園からサイクリングスタート。御所湖周辺は公園が整備されており、随所に駐車することができる。
湖一周と言っても、どこまでが湖でどこからが川なのかがよく分からない。北東に出っ張った部分は安庭橋でショートカットできるが、二度来れるか分からない場所なので、ショートカットせずにフルゴショイチを走っておきたい。雫石駅方面に向かって北上する。
天気は相変わらず雲が厚いが、ところどころ日差しが差し込んできている。なんとか晴れてくれないものだろうか。
御所湖を回り込むように田園地帯に入る。田園地帯の脇を、見渡す限りに一直線に道が伸びる。自転車で走るには気持ちよい道だ。北側には広大な田んぼと、今朝ナイトハイクして登った秋田駒ヶ岳。自分が登った山を麓から眺めるのは感慨深い。田んぼの稲は既に刈り取られていたが、刈り取り前だったら黄金の稲穂と秋田駒ヶ岳のいい絵が撮れただろう。それでもこの広大な風景が気持ちがいい。
雫石川を渡るために、雫石大橋へ左折する。すると田んぼを近代的な特急列車が通り過ぎる。秋田新幹線か!新幹線って必ず高架を走っているイメージだったので、素の田んぼの中を走るなんて斬新だ。田んぼと新幹線と秋田駒ヶ岳、さっそくいいものが見れた。
雫石川を渡って、田園が広がる西岸へ。
EOS R5+RF24-70mmF2.8L IS USM 54mm f11 1/6sec ISO100 PLフィルター
西岸の田園地帯は、まだ稲の刈り取りが終わっていない所もあり。ちょうど雲の合間から差した日差しを受けて黄金色に輝いている。ここもショートカットせずに、湖の縁に沿うよう田園地帯を進む。
田沢湖からの移動中に御所湖を少しだけ下調べしたら、コスモス畑が見頃とのこと。サイクリングにはできればお花や綺麗な景色を巡りたい。「御所湖広域公園でコスモスが見頃」って言われても、広域公園が何か所かあってよく分からない。コスモス畑を探しながら先を進む。
西岸も御所大橋をショートカットせずに、西側の天沼橋まで回り込む。
どうやらコスモスは町場地区園地に咲いているらしい。町場地区園地に向かう手前のストレートがちょっぴり上り坂。標高差30mほどなので、ヒルクライムというほどでもない。御所湖は細かいアップダウンはあるものの、基本的には平坦である。
16:00 短い上り坂を登り切ると町場地区園地の看板があり、コスモスののぼりが立っている。やっとコスモス畑見つけた!時間は営業時間内ギリギリ。奥には雲を被った秋田駒ヶ岳がどっしり構えている。コスモス畑をしばし楽しむ。コスモス畑と秋田駒ヶ岳が絡む良い絵が撮れるのだが、残念ながら日差しが来ない。さっき一瞬晴れたのに、また太陽は分厚い雲に覆われてしまった。ちょっと残念。どうせならコスモス畑で晴れて欲しかったが、見所スポットを回れて満足。最後にコスモスとピナレロF5の記念写真を撮って、お花撮影終了。
コスモス畑を後にして、残る半周を急ぐ。常に見えている秋田駒ヶ岳は、麓から見ると独立峰のよう。
EOS R5+RF24-70mmF2.8L IS USM 30mm f11 1/20sec ISO100 PLフィルター
東岸に向けてはひたすら一直線。高速巡行エリアだ。御所湖周辺は公園が多く整備されている。広域公園っていったいいくつあるんだ。w 部分的に自転車歩行者道も整備されていた。御所湖を覗き込めば水量少なし。繋温泉街の手前の萪内橋は、錆過ぎてある意味迫力ある。
さすがにスタートが遅すぎたか、日は既に傾き、急いでも日没までには厳しい感じになってきた。繋温泉地を過ぎたあたりで、雲の合間から夕日が見え始める。狙った通りに湖面に映る夕日の絵になってきた。先を急ぐのをやめ、しばし夕景撮影。
EOS R5+RF24-70mmF2.8L IS USM 70mm f8 1/40sec ISO100 PLフィルター
繋大橋の付け根にあるつなぎ緑地には、シオンの像が立っている。ピナレロF5と一緒に記念撮影してみたけれど、ちょっと怖いんだよね。w 後から調べると、十和田湖の「乙女の像」、田沢湖の「たつこ像」と共に、「みちのく三大湖の彫刻」とされているらしい。何気に今回で全部制覇してしまった。
いよいよ夕日も色を増し湖面を照らす。荒々しい雲が夕日をより感動的に見せてくれる。湖に映える夕日が撮れるのであれば、午後サイクリングもなかなかいい。もっと言えば、午前中に山登りを終えて午後サイクリングという流れが良いのかもしれない。その分体力と睡眠時間も削られるけど。w
夕景を撮り終えたので、まだ残る半周を日が残るうちに先を急ぐ。御所ダムまでも長いストレート。F5はエアロなレーシングバイクなので、脚は削られるが高出力で踏めば風を切り裂くようにスピードを上げてくれる。
16:40 日没ギリギリに御所ダムへ到着。西の空に夕日が落ちる間際で、湖面は鏡面になって上空の空を映す。天気は回復傾向なのか雲が取れ始め、秋田駒ヶ岳が姿を現し始める。
御所湖を見れば、繋温泉街と湖面が夕日に照らされ真っ赤に染まっている。せっかくなので、今日最後にF5と御所ダムで記念撮影。今日は田沢湖と御所湖とよく走ってくれた。旅先に自転車があるだけで、これだけ楽しめるとは。
心配していたダムの堤体を通り抜けられて一安心。17時でギリギリだったのかな。最後に通ってきた御所ダムを振り返る。堤体は岩ゴツゴツのロックフィルダムっぽい。御所ダムから登り返せば、盛岡手作り村に出て県道と合流。もう少し時間があれば、いろいろ見れたかもしれない。
日没を迎えた後も、スペクタクルショーは終わらない。地平線に没した夕日が上空の雲を照らし始める。夕景が見れる場所で撮影しながら、残照の残る中、スタート地点の野菊公園まで全速力。
17:00 なんとか真っ暗になる前に野菊公園に到着。田園地帯にコスモス畑に湖面を照らす夕景と、なかなか楽しめた御所湖サイクリングだった。
御所湖は交通量もそこそこでストレートも長く、サイクリングに適した湖だと思う。