山岳写真を中心に花、滝渓谷、自転車、モータースポーツ、夜景等の分野で、美しいと感じた風景を写真と撮影記で紹介していきます。

shibawannkoの撮影山行

日本三景松島サイクリング ~多島美と瑞巌寺すごい!奇岩と松と歴史的名所めぐり~

磐梯吾妻ヒルクライムレースの2日目。お昼には土湯ステージも終了し、2日間のレースを終える。

はるばる福島までやって来て、午後の半日を帰路の移動に使うのはもったいなさすぎる。普段なかなか来れない東北地方。東北地方ならではの撮影スポットをゆるポタしたい。
候補地として選んだのは、日本三景の松島。福島から帰る方向とは逆方向へ150km北上して松島へ。

以前、同じく日本三景の天橋立を通っての丹後半島一周サイクリングはとてもよかった。松島のサイクリングも素晴らしい予感しかしない。レースも貴重な経験だけれども、自分にとってはやはりゆるポタ撮影サイクリングの方が楽しいかもしれない。

 

走行ルート

松島サイクリングデータ

〔距離〕10km
〔獲得標高〕90m

 

 

2025年7月6日(16:40-18:10)

EOS R5+RF24-70mmF2.8L IS USM 28mm f11 1/40sec ISO100 PLフィルター

16:40 行き先の選定と意思決定に時間がかかってしまい、松島に着いたのは日が大きく傾いた遅い夕方。急いで支度をして松島公園第五駐車場からスタート。夕方になっても気温は下がらず、強烈な湿気とうだるような暑さ。逆にもっと早く着いていたら、暑すぎて厳しかったかもしれない。

まずは隣接する松島海浜公園で、ピナレロF5の記念写真。チャリの写真撮り忘れると、サイクリングの記録にならないから。w
松の木てんこ盛りの雄島とかかる真っ赤な渡月橋が、いきなし松島らしい!

時間はないけど一通り松島を回ってみたい。まずは南側の扇浜から行ってみることに。
扇浜まで国道45号線を走っていると、島々が点在して松島らしさいっぱい。どの島にも松がてんこ盛りなのが面白い。その近くを観光船が通り過ぎる。そんな景色を横目で見ながら走るのが楽しい。

国道45号線から浜に下りていく道に入って少し走ると、小さな入り江の奥まったところが扇浜。ちょっとした砂浜になっていて、ちゃんと扇浜の展望案内図が地べたに設置されてある。高波来たらどうするんでしょうね。w
観光客もいなく、静かなプライベートビーチのようだった。こんな松島もいいかも。しかし日差しが届くのもここまでだった。

国道45号線に合流し、急いで松島のメインエリアへ戻る。見えるのは点在する島々と松だけ。「松島」以外に表現しようがない。
自転車の機動力が気持ちがいい。あっという間に仙谷線の松島海岸駅まで戻ってきた。

EOS R5+RF24-70mmF2.8L IS USM 24mm f11 1/10sec ISO100 PLフィルター

松島海岸駅から国道45号線を渡って、いざメインエリアの松島海岸へ。
綺麗に整備された松島海岸を、自転車でゆっくり見て回る。いたるところに島。と観光船。と島。この赤い橋が架かってお堂が建っている雰囲気のある島は五大堂。
カッコイイ日本三景碑があったので、ここでも記念写真。さすが日本三景、碑の格が違う。w

少し先へ進むと朱塗りの長い福浦橋と福浦島。こんなすごい綺麗な景色には青空が欲しいのだけれど、残念ながらあまりの暑さと湿気で曇り空になってしまった。青空だったらまた全然違う景色なのに。せっかく晴れた日に狙って来たのに残念。
福浦橋は大人200円で渡ることができるけれど、17時を過ぎて営業時間外。福浦橋は自転車で走れるのだろうか。福浦島は一周できなそうなので、今日はここからでよし。

EOS R5+RF24-70mmF2.8L IS USM 29mm f8 1/20sec ISO100 PLフィルター

メインの松島海岸を回ったので、少し陸地側を散策してみる。味のある赤丸ポストと、住宅街に溶け込むような岩壁があったり。
グルっと回ってくると、先ほどから気になっていたお城の通りに出る。何かと思ったら松島城ということらしいが、お城ではなく日本三景展望台だった。晴れていて開園していたら、絶対登っていたのに。今日みたいなはっきりしない天気ではね...、またいずれの機会に。

五大堂まで戻ってきた。少し日差しが戻るものの、海は青くは輝かない。それにしても島の造形が面白い。五大堂に架かる赤い橋は、すかし橋と言うらしい。

まだまだゆるポタ撮影サイクリングは終わらない。なにやら厳かな雰囲気を漂わす参道が延びている。国道を渡って瑞巌寺へ。

EOS R5+RF24-70mmF2.8L IS USM 35mm f11 1/10sec ISO100 PLフィルター

瑞巌寺の参道がまっすぐに伸び、両側には大きな杉が立ち並ぶ。ちょうど日差しも差してきていい感じに。夕方で誰もおらず、厳かで静かな時間が流れる。賑やかな松島海岸とは対照的。
導かれるように奥に進むと、岩を穿った洞窟遺跡群。いや、すごいね。こんなお寺も楽しめるなんて。ほとんど下調べしていない方がよかったのかも。

 

大きな杉林と満開のアジサイ。アジサイとピナレロF5の記念写真。奥の碑は後日調べると鉄道殉職者弔魂碑だった。どうりで車輪があったわけだ。
アジサイと一緒に、レース直前に換えたサドルの写真を撮っておく。どうやらアジサイが咲く時期にサドルを変えているようだ。もうこれで最後にしよう。

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厳かな参道を振り返る。瑞巌寺、寄ってよかった。松島と言えば瑞巌寺なんだな。
参道奥の瑞巌寺本堂等は営業時間外。きっと中も素晴らしいに違いない。門の外から撮らせてもらって、城下町のような道を進む。円通院などあり雰囲気はどことなく鎌倉に近い気がする。

練り歩くように雄島の周りを回ってみたり。アジサイが満開だった。
18:10 1時間半ロードバイクで練り歩いて松島を堪能した。コンパクトで見所がギュッと詰まっていて、期待を裏切らないゆるポタ撮影スポットだった。
島とてんこ盛りの松と海、の松島。またいずれ、青い空と海の松島を見てみたい。

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