人の花の記録を見ていると、無性に花が撮りたくなってきた。
花は撮りたいけど遠くには行きたくない。
探していると、近くの三つ峠で花がそこそこ咲いているそう。
しかも、入笠山で見損ねたアツモリソウが三つ峠に咲いているらしい?
①アツモリソウ、②カモメラン、③キバナアツモリソウ、3つの希少な高山植物を撮るために三つ峠へ。
三つ峠の希少な高山植物をご紹介します。
ルート
〔山行〕5時間 /〔休憩〕1時間 /〔休憩〕6時間
【上り】 西川新倉林道脇駐車場 06:20 ⇒ 08:00 木無山 08:20 ⇒ 08:40 三つ峠山荘 08:50 ⇒ 09:10 三ッ峠山
【下り】三ッ峠山 09:15 ⇒ 10:30 御巣鷹山 10:40 ⇒ 11:10 三つ峠山荘 11:20 ⇒ 12:20 西川新倉林道脇駐車場
山行記録 2018年6月17日
EOS5DsR+MACRO50mmF2.8 EX DG f8 1/15sec ISO100 PLフィルター
06:20 林道脇の駐車スペースに車を止め、駐車場発。
さすがにお花の季節で、この時間でほぼ駐車スペースは埋まっていました。
雨後で天気は回復していませんが、花撮影にぴったしな天気。
今回は花撮影なので、曇空でも一向にかまわない。
風がなければOKです。
歩き始めて早々、第1コーナーから花々発見。
花は詳しくありませんが、綺麗な写真が撮るのが好き。
花名も分からず、マクロレンズで現れる小さな花々を取りながら進みます。
今日の目的はアツモリソウとカモメランとやら。
意外にも多くの花が咲いていてびっくりです。
何度も来ている近くの三つ峠山がお花の山だったとは全く知りませんでした。
EOS5DsR+MACRO50mmF2.8 EX DG f8 1/40sec ISO1/400 PLフィルター
花を撮りつつも1時間強で山荘下の木無山分岐まで来ました。
低い雲が立ち込め、富士山は全く見えません(笑)。
木無山分岐付近の富士山展望スポットでは、アヤメやサラサドウダン、ウマノアシガタ等々、いろんな花が咲いています。
しばらく花マクロ撮影に勤しみ勤しみ。
アヤメにはつぶつぶ水滴が付いていて綺麗綺麗。
歯の表面が水を弾くのか、面白いくらいの球体になっています。
雨上がりのお花撮影っていいかもしれない(喜)。
白の下地に赤い縞が入るサラサドウダンが可愛らしい。
この子風に揺られてなかなか撮れないのが難点。
赤い色の他にも淡い色の個体もありましたが、風に揺られ続けて撮れず残念。
08:00 木無山に着きました。
山頂というより、ただの分岐といった感じ。
目的のアツモリソウは、、、と探すと、山頂東側に保護策向こうに保護柵キューブ。
アツモリソウが入っているようですが、保護策内で近づけません。
入っちゃいけません。戻りましょう。
EOS5DsR+MACRO50mmF2.8 EX DG f8 0.4sec ISO100 PLフィルター
08:40 三つ峠山荘着。
わんちゃんいますが、人見知りのようでこっち向いてくれません。
三つ峠山に向かいます。
晴れるようで雲が取れない。
山頂直下には鮮烈な赤い山ツツジが咲く。
09:10 三つ峠山着。
アンテナ凄いなぁ~。
ガスガスで富士山は見えません。
次の御巣鷹山へ向かいます。
山頂から歩き始めてすぐに、今日の目的の1つ、カモメランを発見!
三つ峠山から御巣鷹山に向かう山中に、登山道脇にたくさん咲いていました。
保護柵外に普通に咲いています。
もうこの花、小さすぎてもはや写真に収めるのが困難な大きさ。
よく見ると、花弁は半透明な凹凸があり、紫色の斑点と相まって美しい。
EOS5DsR+EF100mmF2.8L IS MacroIS USM 100mmトリミング大 f8 1/40sec ISO100 PLフィルター
三つ峠山からすぐに、鉄塔3本立つ御巣鷹山。
防護柵が両脇に立ち並び、何だか物々しい。
歩いていくと、登山道脇に保護柵キューブ。
中には、、、今日の目的のアツモリソウがおるやないけっ!
ようやく、初めて見ました~。
前回は入笠山で見損ねたし。
お~、この金属光沢ある深い紫色が綺麗~。
保護柵外から狙うために、もう一本、100mmマクロ持ってきました。
中にはいったい何が入っているんでしょう?
夢や希望だったりすると嬉しい(笑)。
かわいらしいな~。
素敵な高山植物です。
保護策にしばらく噛り付いて、全方位から撮りつくしました(笑)。
さて、満足したので御巣鷹山山頂へ行きますか。
山頂に巨大鉄塔3本。
変わった山だなぁ~。
10:30 御巣鷹山山頂着。
山頂_鉄塔3本ぐるり周回中。
鉄塔以外は特に何もなく、山頂の98%を鉄塔が占めていた。
帰ろ。
11:10 三つ峠山に戻ってきました。
相変わらず雲は多いが、西方面の展望が一部開ける。
今日初めて山らしい写真撮ったな。
富士山が姿を見せたので急いで三つ峠山荘に向かうと、富士山はガスに隠れる。
裾野がちらっと。
戻る途中に見かけたキバナアツモリソウは、花が小さく保護策外より撮るのが困難なため諦めました。
12:20 下りたら富士山が見えた。
何度も来ていた近場の山が、アツモリソウ他多くの花を咲かせる山だったとは。
花と富士山の展望が素晴らしい200名山でした(終)。
今日のお役立ちアイテム
花撮影にはマクロレンズ。
風が吹く中、被写界深度の浅いマクロレンズで極小のお花を撮るのは正直容易ではありません。
どちらかと言えば、腰をかがめたり地べた這いつくばったりと重労働です。
しかし上手く撮れたときの画質は、マクロレンズ以外のレンズのそれとは一線を画します。
三つ峠のお花は小さい花が多く、アツモリソウは保護柵内にあるので、焦点距離が長い100mmが扱いやすいでしょう。
三つ峠山は、適度な傾斜の1時間程度のルートです。
歩きやすい登山道なので、ハイカットの重登山靴よりも300g台と軽量なローカットモデルの方が軽快に歩けるでしょう。
三つ峠山 記録一覧
2018年06月17日 ■■■■☒『三つ峠 夏 ~アツモリソウとカモメランお花探し』 ⇒ アツモリソウ/カモメラン
2013年12月21日 ■■■■☒『三つ峠山 冬 ~降雪直後の貴重なチャンスを狙って!』~三つ峠雪景色/富士山朝焼け