山岳写真を中心に花、滝渓谷、自転車、モータースポーツ、夜景等の分野で、美しいと感じた風景を写真と撮影記で紹介していきます。

shibawannkoの撮影山行

〔300名山〕南木曽岳/男滝+女滝 ~天気の悪い日を狙ってピークハント~

この連休は、台風に向かって暖かい湿った南風が吹くとのこと。
「湿った空気」のフレーズが入ると、経験的に決まって山はダメだ。
天気の良い日には、景色の綺麗なアルプスに気が向く。
したがって、展望のない微妙な山には、晴れている日に登る機会がない。
ということで、天気の悪い日に展望のない南木曽岳を振り分けることにした。

展望もないので目的の写真も期待できない。
今回は完全な、今まで登ったことのない300名山のピークハント。
早朝に南木曽岳を下山して、同じく300名山の奥山界岳のダブルヘッター計画。
木曽三山の1つ(風越山、糸瀬山)、南木曽岳をご紹介します。

shibawannkoのワンポイントアドバイス/ルート

〔山行〕4時間 /〔休憩〕50分 /〔合計〕4時間50分
【上り】南木曽岳登山口 03:50 ⇒ 04:20 下山道分岐 ⇒ 05:50 南木曽岳 06:00 
【下り】南木曽岳 06:00 ⇒ 06:10南木曽岳避難小屋 06:20 ⇒ 06:40 摩利支天 ⇒ 07:30 下山道分岐
【滝見】07:30 下山道分岐 ⇒ 
08:00 男滝/女滝 08:30 ⇒ 08:40 南木曽岳登山口

〔難易度〕①7km②標高差700m軽い半日登山
〔危険箇所〕上りも下りも、木道の階段が濡れると非常に滑りやすい
〔展望箇所〕山頂は展望ゼロ。ただし山頂より先に進むと2ヵ所ほど展望台があり、御岳山と中央アルプスが望める。
⇒ 登山口付近にある、男滝と女滝は寄ると効用が高まる。
〔駐車場〕登山口に6~8台程度の駐車スペースあり(トイレあり)。林道は舗装路だが結構ボコボコ。

山行記録 2020年8月9日

上り(南木曽岳登山口 03:50 ~ 05:50 南木曽岳)

EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 24mm f11 13sec ISO100 PLフィルター

03:50 300km移動して早々に登山開始。久しぶりのナイトハイク。
橋を渡るが、周囲はまったく見えないよ(笑)。
南木曽岳は珍しく、途中から上下の登山道が分かれる時計回りルート。
分岐からすぐに、滑りに滑りまくる木道の階段が続く。
確かに滑りやすいが、木道も整備されていなければ登れないだろうに。
木道整備に感謝感謝。
金名水等の見所を通過するが、ナイトで全く見えず。

樹林帯を抜けて開けた所に出ると、木道迂回路と直登コースの2択を迫られる。
ダブルヘッター計画なので、体力温存のため、木道迂回路を選択。
木道はそれほど迂回せず、楽に標高が稼げました。木道の方が早いと思う。

山頂(南木曽岳 05:50 ~ 避難小屋 ~ 06:40 摩利支天)

EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 24mm f11 13sec ISO100 PLフィルター

05:50 かなりゆっくり登って、2時間で南木曽岳山頂着。
事前の調べの通り、全く展望がない頂上だった。しかもガス。
ピークハント終了。早く帰ろう。
山頂からすぐに大岩と祠。
その向かいが展望台になっていた。一面ガスだよ。
晴れていたら、御岳山を望めたのだろうか。
雲の中なのだろうか。湿度100%でジメジメしていて爽快感ゼロ。

次は南木曽岳避難小屋を通過。一応中を見学。外にトイレあり。
さらに行くと展望台。
御嶽山方面と中央アルプス方面を望めるらしい。
一面ガスだよ。
遠くに山並みが並ぶ展望は、それほど写真的に映えず好みではない。
とはいえ少しは展望がところで、全く展望が見えないのは残念だ。
天気の悪い日に展望のない山を当てたので当然なのだが、もったいない気がする。
致し方なし。

下り(摩利支天 06:40 ~07:30 南木曽岳登山口)

EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 28mm f11 3.2sec ISO100 PLフィルター

山頂付近は、背丈を超えるほどの笹原が繁茂して優勢だ。
これはもしや...、悪い予感通り、朝一番の露払い。ずぶ濡れだ。
下りは、滑りやすい中抜きの階段の急下降。
続いて急斜面の急下降。1時間ほどで下山道分岐まで下りる。
07:30 まったく「いいのを撮った!」という感覚なく下山。
まったく撮りでのない、完全なピークハントで終わってしまった。
う~ん、これで良かったのか、、、。

男滝/女滝(08:00 ~ 08:30)

EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 35mm f16 13sec ISO100 PLフィルター

駐車場手前まで来ると、「男滝・女滝180m先」の看板あり。
滝マニアとしては、これは寄らないわけにはいかないよね。
滑りやすい木道を通って、杉(檜?)林を進むと滝音が。
下流側の支流が女滝か。小滝じゃ。
上流側の男滝か。中くらいの段瀑だが、岩盤が重厚で特徴がある。
この男滝が、一番盛り上がった瞬間でした。
高山植物は皆無。最後の男滝と女滝が彩を添えてくれました。
南木曽岳に行った際には、ぜひ男滝と女滝にも寄ってみると良いでしょう。

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