山岳写真を中心に花、滝渓谷、自転車、モータースポーツ、夜景等の分野で、美しいと感じた風景を写真と撮影記で紹介していきます。

shibawannkoの撮影山行

〔LEVO〕e-MTBの鉄下駄ホイールをカーボンホイールに交換

山アプローチー用だけのニッチな目的で購入した、電動アシストMTBのLEVO SL。購入後のファーストインプレッションは、一言「戦車みたいに重てぇ...」。購入した時点でLEVOは、電動アシストMTBの中で最軽量モデルで20kgを切りますが、それでもデカくて重たい。試乗はしましたよ。けどアシスト効かせると軽く感じるのと、試乗したモデルはアルミでなくカーボンだったんですよね。w

e-MTBを購入したにも関わらず、山に登る以外の通常は、なぜか電動でなく電動アシストなしで走りたいと思うように。確かにLEVOは、電動アシストを切っていても抵抗がなく、普通の人力自転車として使えます。しかし、ヒルクライムになるとがぜんつらい...。少しでも楽に走れるように、”焼け石に水”的な感はありますが、e-MTBを軽量化することにしました。

標準のブロックタイヤは既にグラベルタイヤへ交換して軽量化しているので、残る軽量化で効果が大きな交換部品と言うとホイールのみ。自転車のホイールを交換するのは初めてですが、せっかく購入したe-MTB、気持ちよく使い倒せるよう、カーボンホイールに交換します。

カーボンホイール_交換

購入したカーボンホイールは、ROVAL CONTROL CARBON 29 6B -WHEELSET XD。 チューブレスリムテープ混みの総重量で1,450g。超高額なカーボンホイールには手が出せないので、手の届く範囲で総重量が抑えられているものをROBALの中から選ぶと、このモデルになりました。

29インチというMTBの大口径のホイールにもかかわらず、重量が1,450gに抑えられているのは、700cの径の小さいロードバイク用のカーボンホイールと比較して、とっても軽く思うのは私だけでしょうか。

フロントホイールの交換を終えて、リアホイールの交換に移ります。なんか嫌な感じがします。このフリーボディ、ハマるんですかね...?
案の定、恐れていたことが起こりました。ハマらないよこれ。どう見ても形状違うし...。

スポーツ自転車始めたての初心者にとって、ホイール部品の規格違いとかハードル高いです。作業を中断して、スペシャライズドにヘルプ。ホイールによってフリーボディが違うとか、SRAMのMTB用コンポのNX EagleのフリーボディはSHIMANOと一緒で、その上のグレードのGX EagleのフリーボディはSHIMANOとは違うとか、知りません。

交換したフリーボディ。そうです、この形状です。フリーボディの追加交換だけで、相当の金額がかかってしまいました。なんでこんな高いんでしょうね、自転車部品って(涙)。
フリーボディ交換をして、なんとかリアのホイールの交換が終了しました。高いカーボンホイールが無駄にならずに少し安堵。

 

軽量化

標準で付いていたフロントホイールは、1,025g。なんて重いんでしょう。「ROVAL」のロゴはシールです。

フロントのカーボンホイール(ROVAL CONTROL CARBON 29 6B)の重量は730g差分は△295gでジュース1本分くらい。できればもう少し軽くなって欲しかったですね。「ROVAL」のロゴはしっかりしたプリントで、質感高いです。もう少し目立つカラーの方が好きなのですが。

リアの標準ホイールの重量は1,200g。こちらも激重です。前後合わせて2,225g。まさに”鉄下駄”ホイールですね。

リアのカーボンホイール(ROVAL CONTROL CARBON 29 6B)の重量は815g差分は△385g。フロントより軽量化の度合いが大きいです。

変更前 変更後 差分
フロント 1,025g 730g △ 295g
リア 1,200g 815g △ 385g
合計 2,225g 1,545g △ 680g

前後ホイール合わせての軽量化は△680g。タイヤ以上に相当な軽量化を達成できましたが(完成車についている標準タイヤによる)、カーボンホイールが高いだけに、タイヤに比べれば軽量化の費用対効果は俄然落ちます。
〔LEVO〕e-MTBのブロックタイヤをグラベルタイヤ(SCHWALBE G-One All round)に交換

LEVOの完成車標準のブロックタイヤからグラベルタイヤへの交換で、前後で△ 560gの軽量化を達成しています。タイヤとホイール交換で、1,240gの軽量化ができました。
さてさて、ホイール交換の効果はいかほどか、さっそく走ってみましょう。

 

カーボンホイール_インプレ

ホイール交換による軽量化の威力は絶大でした。やはり回転体の外側にあるホイールでの△680gの軽量化は、軽量化の効果がハッキリ体感できます。戦車のように重いe-MTBでも、電動アシストを切っているときのもっさりした出だしがかなり軽くなりました。

そして重量的なところだけでなく、ホイール自体の回転抵抗が低減した気がします。出だしが軽くなったのは当然のこと、確かにe-MTBで激重なんですが、気づくとスルっとそれなりの速度に達している感じです。そしてアシストが切れる24km/h以上の速度域での速度維持がしやすくなったと思います。

ホイールを上級グレードにしたことによって、ベアリング抵抗が軽減されたのでしょうか、走りは劇的に軽くなりました。

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