PINARELLO F5 試乗！～ロード未経験者のインプレにならないインプレ～

先週見かけた真っ青のロードバイクに心が支配されまくり。 2023年モデルのピナレロF5が気になって気になって仕方がない。この美しいロードバイクが欲しい！けどそもそも自分にロードバイクが必要か？という疑問を抱えつつ、あわよくば...、という展開も視野に入れつつ、答えを求めてピナレロルームが併設されているY’sロード川崎店へ行ってきました。

さっそくF5 実物確認

せっかく川崎まで来たので、目的のピナレロルームは最後にして、まずは他の店内を見て回ります。しかし自分が気になっているバイクは、青いバイク、F5だけ。店内を見回しても、他のバイクは全く目に入ってきません。ｗ
唯一気になったのは、TREKのMadone SLR。先日、カスイチ（霞ヶ浦一周）を行ったときに見かけたバイクで、他のバイクとは全く別格のオーラを纏っています。なんも何とも言えないサテンのいぶし銀のような綺麗なカラーです。乗ってみたい...。

はい、目的の青いバイクが展示されています！文句なしにカッコイイです。深い青色が綺麗すぎます。
ちなみにこのピナレロルームは、「展示品おさわりはNG」ですが、「写真撮影はOK」と入口に書かれていました。

平べったいエアロフレームが、滑らかで綺麗です。艶ありではない鮮やかな青色に浮かび上がる白い「PINARELLO」の文字がいいですね。

トップチューブはシンプルに同色です。ピナレロはツートンカラーが多いですが、私はこちらの方が好きです。

他の気になるロードバイクも見ていきます。PRINCE。カラーはブルースチール。落ち着いたカラーで好きですが、鮮やかなF5を見た後だとどうしてもくすんだ色に見えてしまいます。自分の求めているのはこれではないな...的な。

PRINCE FX。こちらも鮮やかな青色で目に留まります。PINARELLOの文字が同系色の金属光沢なのが綺麗です。ですが、フロントフォークに艶ありの黒が入っているのが、自分的にはちょっと微妙。

細部まできれいです。

で、トップチューブは艶アリの黒でツートンです。ツートンは自分の好みではないです...。残念。

こちらは2023年最新モデルのX3。たまに黒いピナレロ見かけて、黒のピナレロカッコいいなーとか思っていましたが、F5を見てからか、ただの黒い塊にしか映りません。やっぱり近くで実物見ないと分かりませんね。
といいつつ、愛車のSPECIALIZEDのEPICは、実物見ないで買いましたが。スプリングセール中で最後の1台だったもので。w

よく見ると滑らかな表面とザラザラ表面が織り交ぜられて、質感は高いです。けど、もう自分はブラックには興味がないようです。

こちらは艶アリの赤と黒のツートン。赤系はまったく興味がありません。たぶん自分のオーラの色ではないのでしょう。赤いものを身に着けると、落ち着かなくなります。

戻ってきました。やっぱりこれしかないですね！カッコイイの一言。色といいデザインといい、非の打ち所がない感じです。ん～、欲しい！なめ尽くしてます（笑）。
ここでちょっと気になることが。値札が置いていません。声をかけてくれた店員さんに聞くと、2023年モデルでこれから入荷で売り物ではないからだそうです。なら良かった。売り切れたらどうしようかと思っていましたから。

SHIMANO 105 Ｄi2。自分のバイクには付いていない、見慣れない電動部品が付いています。この電動変速がお値段を跳ね上げている一因でしょう。

はたしてDi2が必要なのでしょうか？百聞は一見にしかず、使って比較してみるしかはっきりとした答えは出ないのでしょう。
店員さんの質問「他に検討されているバイクは？」→ ないです、F5だけです。w

えっ、試乗していいの？

F5をなめ尽くして店員さんから説明を受けていると、F5の試乗車があるので試乗できるとのこと。しかもサイズは51.5で自分の身長にぴったりのモデル。ぜひぜひ試乗お願いします！お目当てのバイクが試乗でき、しかも初体験となる電動変速Di2も試せるとは、願ったりかなったりです。
ただ正確に言うと、「F5の試乗」というより「ロードバイクの試乗」といった方が自分には適切な感じです。なぜなら自分自身、ロードバイクにほぼほぼ乗ったことがなく、ロードバイクが必要か？で迷っている人ですから（笑）。

初めてのロードバイクは、スペシャライズドでALLEZを街中15分くらい試乗させてもらったくらい。まぁそのくらいの試乗ではなんとも分からない、といった感じでした。2回目は友人のロードバイクを交換で乗させてもらいましたが、サドルが高すぎて下死点で伸ばしたつま先がようやく届くくらいで、セッティングがまったく合わず。とっても危険なバイクだったので、すぐお返ししました。ロードバイク経験は、その2回だけです。

川崎混沌市街地をいざ試乗

15分かけて試乗車を走れるようにセッティングして頂き、いざ試乗へ。試乗させてもらえるのは嬉しいですが、歩行者、自転車、乗用車から大型トラックまで行き交う交通量の多い川崎市街を、ロードバイクほぼほぼ未経験者が走るのはちょっと心配。極力安全運転で行きましょう。で、私土地勘ないんですがどこ走ったらよいですかね？

出だしから低速で、やたらフラフラする。タイヤが細くて道路からの振動がすげぇ。そして前傾キツすぎて腰が痛っ！いつも乗っているフルサスMTBの極上の乗り心地とは対極にある乗り心地の悪さと不安定さ。なんでしょう？一言でいうと、ハンドルが遠すぎるんだな（初心者にとっては）。
とまぁ、せっかくのF5試乗なのですが、F5も105Di2も自分の中で比較するロードバイク経験がないから、出てくるのはロード初体験者の感想ばかり。F5うんぬんの前に、俺、ロードバイク乗れるのかな...？確かにDi2はシフトチェンジがスムーズだったけれど、Di2を堪能するだけの余裕がなかったかな、交通量が激しすぎて。

しかしせっかくの機会なので、F5を可能な限り堪能しましょう！店員さんは八丁畷駅（はっちょうなわてえき）まで行って帰ってくるとよいと教えてくれたので、八丁畷駅を目指します。しかし早々に曲がる交差点を間違えて、扇町まで行ってしまいました。たくさん乗れてよかった（笑）。大型トラックばかりが走っていて、コケたら死にますね。

交通量は多いし路駐や飛び出しも多い。自転車で走るにはとっても危険な道でした。二輪四輪とも運転経験は長く危険予測もそれなりに自信あり、運転はなんとかなりますが、一番困ったのは、前傾のキツさからくる腰の痛さ。こんな窮屈な姿勢で走らないといけないんですか、ロードバイクって。
そしてロードバイクに乗るために必要な体幹がないんでしょう、ちっとも早く走れない...。ファットタイヤの電動バイクにすごい速度差で抜かれたときは結構ショックでした。ｗ

最後に

試乗から戻ってきました。フィッティングを受けさせてもらったところ、やはりこの51.5のサイズが自分の身体に一番ぴったりとのこと。そうですよね、ハンドルが遠く感じるのはロード初心者だからなのでしょう。

こちらも質感のある塗装。

こちらのピカピカの青色も素敵。個人的にはツートンじゃなくていいんだけれど。

F5を試乗させてもらって、そもそもロードバイクってどうなんだろう？という所に戻ってきてしまいました。一方でロードバイクを乗りこなしていく喜びみたいなものを感じたのも事実。そしてやっぱりF5はかっこよかった。
よっぽどロードバイクでの走りが堪えたのか。帰宅後、立派な腰痛になりました。冬の赤石岳で痛めた腰が治り切っていないんでしょうね。

なにはともあれ、よい試乗経験をさせて頂きました。
親切に対応してくださったY'sロードの店員さんに感謝です。