山岳写真を中心に花、滝渓谷、自転車、モータースポーツ、夜景等の分野で、美しいと感じた風景を写真と撮影記で紹介していきます。

shibawannkoの撮影山行

御岳湖一周サイクリング ~紅葉には少し早かった!牧尾ダムカードゲット~

今日の湖一周サイクリングは、諏訪湖→奥木曽湖に続いて3湖目の御岳湖へ。
御岳山には何度も登りに来ており御岳湖も通っているはずなのだけれど、あまり記憶がない。さてさて、紅葉の御岳湖はどんなものでしょう。

 

御岳湖 map

御岳湖 一周データ

〔距離〕一周約14km
〔獲得標高〕250m:平坦
〔住所〕〒397-0101 長野県木曽郡木曽町三岳

 

撮影記録 2024年11月3日(13:00-14:20)

EOS R5+RF24-70mmF2.8L IS USM 100mm f11 1/20sec ISO100 PLフィルター

午前中の奥木曽湖からの移動と、自然湖に立ち寄っていたので御岳湖に着くのが午後になってしまった。

13:00 適当に大岩橋あたりに空き地を見つけて、急いで御岳湖一周サイクリングをスタート。サイクリングで御岳湖って聞いたことなかったけれど、周回道路上には水色の自転車矢羽根マークがあり。反時計回りに進むと、大岩橋の次はすぐに真っ赤なアーチ橋の瀬戸川橋。山間部を走っているとよく出てくるアーチ橋って、雰囲気があってなかなか好き。
瀬戸川橋付近では、サルの大群がいるのか、キャッキャキャッキャと騒いでいる。幸い道路上にはいなくてよかったが、山奥過ぎてサルリスクを感知する。

瀬戸川橋を過ぎると、東西に長い御岳湖の南岸をひたすらまっすぐ進む。振り返れば御岳湖の向こうに高く聳える御嶽山。いいね、御嶽山。も秋も冬も良い条件で登れているので、御嶽山はもうコンプリートという感じ。昔登った記憶が思い出されて懐かしい。
道路はひたすら真っすぐ車もほとんど通らない。30km/h超の速度で巡航して距離を稼ぐ。

天気は快晴、左手にはすぐに御岳湖という素晴らしいシチュエーションなのだが、紅葉はぜんぜん早かったらしい。本来であれば綺麗に色づく山腹がうっすらとしか色づいていない。今年は猛暑で各地で紅葉が遅れている。残念、紅葉の御岳湖を狙ってきたのだが、もうこれは撮り直しのレベルだ。
午前中の奥木曽湖は紅葉していたのだが、御岳湖の標高は約900m、奥木曽湖の標高は約1,130mで、御岳湖の方が標高が約230mくらい低かった。

それでも湖岸にある僅かに色づいている紅葉を撮りながら、東端の牧尾ダムへ走る。手前に1本でも綺麗に色づいている紅葉があれば、なんとか絵になる。

EOS R5+RF24-70mmF2.8L IS USM 100mm f11 1/30sec ISO100 PLフィルター

青い湖面に真っ赤な取水塔への橋が映える。横まで来ると、取水塔への橋の断面が三角形。なんかオシャレ...。

13:20 あっという間に東端の牧尾ダムへの堤体に到着。ダム湖一周の際に問題になるのが、ダムの堤体を通過できるかどうか。堤体を通過できない場合はダムの下まで下りて回り込む必要があり、通常は結構なヒルクライムになる。時間が押しているため、なんとか堤体を通りたいのだが。おそるおそる堤体を進む。

左岸に渡るためには、途中に堤体上にトンネルが現れ...。ええ、なんなく愛知用水総合管理所牧尾管理所がある反対側へ渡ることができた。
早速、ダムカード収集のために牧尾管理所に立ち寄ると...、「平日のみの配布」となっているではないか!んな無茶な。平日こんな山奥とれも来れないよ...。
しかしよく見ると、「このチラシまたは牧尾ダムを撮影し王滝村観光案内所にて写真を提示してダムカードをお受け取りください」とある。そうかそうか、望みを託して王滝村観光案内所を目的地に追加する。

牧尾ダム広場は、湖畔の桜の木が紅葉しておりいい感じ。桜の咲く時期に来れば桜並木となって綺麗だろう。数少ない通行者も、ポツリポツリとダム広場に立ち寄ってゆく。なかなかよいところだった。
ダムカードを求めて、北岸の県道256号御岳王滝黒沢線を王滝村観光案内所に向けて走る。

EOS R5+RF24-70mmF2.8L IS USM 100mm f11 1/15sec ISO100 PLフィルター

御岳湖を左手にチラチラ見ながら北岸道路をひた走り。木々の感じからすると、紅葉の最盛期には周囲の山肌が錦繍に彩られる気がするんだけれど、まだ真緑。残念だな、せっかくここまで来たのだったら錦繍ライドしたかった。トンネルもあるので、ライト点灯を忘れずに。

ところどころに真っ赤に紅葉しかけた木々が数本あり、緑~赤へのグラデーションが綺麗。紅葉の奥に青い湖面が見えるとなおよし。
西端にある王滝村役場に近づくと、支流の谷を回り込む場所に西部地震慰霊碑がある。ドウダンツツジが真っ赤に紅葉していてとても綺麗。

EOS R5+RF24-70mmF2.8L IS USM 100mm f11 1/20sec ISO100 PLフィルター

震災慰霊碑のドウダンツツジの紅葉を撮影していると、再びサルの鳴き声がする。見ると、これから行く一本道の道路と橋の欄干をサルの群れが占拠しているではないか。これは以前桧原湖でサルに囲まれ格闘寸前までいった状況とほぼ一緒だ。このまま突っ込むとヤバいけれど、まったくどく様子もないし、変に存在を知らせると臨戦態勢になりそうだし、どうしたものか。この一本道を通らないと帰れない。

仕方がないのでサルの群れが去るのを待つことにした。こっち来んなよ!
1分くらい待っていると、反対側から対向車がこちらに向かってきたので、サルが道路上から一瞬退いた。今しかない!車が去ってサルが退いた道路上のスペースをフル加速で通過した。通過する際、道路上のサルとの距離は離れていたが、橋の欄干の上にいたサルとの距離は1mないくらい。一瞬やばいかな、と思ったけれど、サルは手を出したり追っかけてこなかった。走り抜けて一安心。
野生動物は何をしてくるのか読めないところが恐ろしい。こういう山間部を走るサイクリングでは、サルの群れは本当に要注意だ。下手に刺激しない方がよい。奴らは集団で囲ってくる。

今日最大の危機を乗り越えると、スタート地点の御岳湖の西端に着く。僅かな民家が立ち並び、御岳湖の周囲で唯一人の営みを感じるエリアだ。少しヒルクライムすると、王滝村観光総合事務所へ到着。
観光案内所の方へ声を変えると、御岳湖の写真の提示を求められたので、写真を見せると牧尾ダムのダムカードがもらえた。どうやらダムカードは、ダム管理事務所以外で入手する場合は、ダムに行ったことが分かる写真の提示が必要なようだ。

そういえば御岳山の山麓には、日本百名瀑ではないが、清滝と新滝という美滝があったはず。以前撮影したときはフィルムカメラだったので、まだ時間もあるし、この際にデジタル一眼で撮り直しておこう。観光案内所の方に滝のことを聞くと「車で20分ほど登ったところ」と親切に教えてくれた。車で20分登るとは、チャリでヒルクライムすると1時間以上。大変なことになるな...、ないない。戻って車で行こう。w

王滝村観光案内所からスタート地点の大岩橋まではダウンヒル。俯瞰する形で民家と大岩橋が見渡せてよい感じ。大岩橋まで下りてくると、紅葉した木々と赤い大岩橋と湖面が絡んで、これまた良い景色。

14:20 紅葉には全然早かったけれど、ところどころ紅葉の写真が撮れてよかった。ダムカードも入手できて、御岳湖一周のミッションコンプリート。
諏訪湖→奥木曽湖自然湖→御岳湖と、今日の湖一周紅葉サイクリングはこれにて終了。
しかし今日という一日はまだまだ終わらない。日が傾く中、清滝と新滝の撮り直し急ぐ。

 

牧尾ダム ダムカード

〔ダムカード詳細〕独立行政法人 水資源機構HP(牧尾ダム)

〔ダムカード配布場所〕王滝村観光総合事務所

  • B!