東北

〔200名山〕焼石岳 ~4ピークから絶景紅葉撮り尽くし!六沢山の紅葉がやっぱり凄かった~

山の紅葉求めて、昨日の秋田駒ヶ岳に続き東北遠征の2日目。
吾妻山あたりの南東北を予定していたところ、初日にまさかのさらに350km離れた秋田駒ヶ岳まで行ってしまったものだから、一日で戻るのは効率がとっても悪い。ここ北東北エリアで紅葉が撮れる山と言えば栗駒山と焼石岳。東北に来ると毎回、栗駒山と焼石岳に吸い込まれてしまう。w さてさて、今回はどちらの山にしよう?

今まで栗駒山は4回、焼石岳は3回訪れている。焼石岳は紅葉時期に2回訪れているが、1回目は稜線の紅葉は終わっていたが、上沼付近の紅葉が素晴らしく、焼石岳が絶景紅葉の山だと知った。2回目は天気と紅葉時期を合わせて万全の態勢で訪れたが、いかんせん紅葉がダメで、色はくすんで葉は縮れていた。
とすると今回は焼石岳か。しかし栗駒山の紅葉も捨てがたい。そこで一山目の焼石岳はナイトハイクで山頂日の出計画で正午までには下山→移動して栗駒山、という秋の晴天の一日を生かし切る欲張りなダブルヘッター計画とした。

3回目となる焼石岳の紅葉はどうだったでしょう。

 

登山ルート

〔距離〕19km/〔累積標高〕1,120m
〔山行〕6時間10分/〔休憩〕2時間30分/〔合計〕8時間40分

 

山行記録 2024年10月12日(03:30-12:10)

登り(中沼登山口 03:30 ⇒ 05:50 焼石岳山頂)

EOS R5+RF24-70mmF2.8L IS USM 24mm f16 1/4sec ISO100 PLフィルター

初日の650kmの移動からの徹夜の秋田駒ヶ岳登山(と田沢湖サイクリングと御所湖サイクリング)が堪えたのか、予定の起床時間より1時間半も寝坊。山頂夜明け計画が絶望的だが、挽回するしかない道がない。各撮影ポイントの光線状態まで想定して細かく計画した撮影スケジュールが、すべてオシャカになってしまう。夜間の尿前渓谷までの移動と悪路の尿前林道を駆け上がって、車の移動でビハインドを30分回復。後のビハインド1時間は、頑張って登りで短縮するか!

悪路の尿前林道レポートはこちら。

〔極悪林道特集〕焼石岳(中沼登山口)⇦ 尿前林道

夏の高山植物や秋の紅葉が素晴らしい焼石岳。夏も秋も隣の栗駒山よりも素晴らしいのではないかと思っているが、人がそれほど入らないのはアプローチの悪さ。 メジャーな中沼登山口からアプローチすると、漏れなく尿 ...

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03:30 急いで登山準備を整え、中沼登山口を出発。夜明けが5時50分くらいだから、夜明けまで2時間20分しかない。距離6.6km、標高差800mの焼石岳を、今まで早くても3時間くらいかかっていたような気がする。夜間撮るものがないことを幸いに、今持てる体力最速で登るしかない。東北エリアの一人旅なので、珍しくクマ鈴を装着する。

5時を過ぎ明るくなってきた頃には、標高を上げ切って頂上台地に乗り上げる。なかなかよいペースで上がってこれた。これならばギリギリ山頂夜明けに間に合うのではないか。最近ではペースがだんだん落ちてきて、もう年齢からして仕方がないものかと思っていたが、まだまだ頑張れば昔に近いペースで登れるのか。少し自信を取り戻した感じがした。

登山道両脇の紅葉は真っ赤に色づいている。前回来たときは、ここら辺の紅葉は茶色く枯れていたのと比べると、今年の紅葉はまずまず良さそうだ。横岳の斜面は真っ赤に燃えているようではないか。見上げる空は快晴。今日の勝利を確信した。

05:50 姥石平分岐まで来ると、泉水沼の向こうに真っ赤な焼石岳。焼石岳の東斜面もしっかり紅葉で色づいている。いよいよ最後の焼石岳への登りに差し掛かると、澄んだ秋空に綺麗なピンク色のヴィーナスベルトが下りて来る。そうこうしているうちに、真っ赤な太陽が昇ってくる。あれ、もう夜が明けちゃった?急いで焼石岳山頂まで駆け上がる。

しかしどう急いで登っても、山頂に到達する前に朝焼けの貴重なピンク色が抜けてしまう。山頂まで行くか途中で撮影するか迫られるが、ちょうど山頂すぐ下に真っ赤に紅葉するポイントがあったので、紅葉を手前に配して朝焼け撮影を開始する。雲海の向こうから朝日が手前の紅葉を照らす、よい朝焼け写真を撮ることができた。

昨日の秋田駒ヶ岳といい、2日連続山頂夜明けにギリギリ間に合っていない。夜明け前からこれだけ心拍数を上げるなんて。毎回のことだが、もうちょっと早く出発すればいいのにと思う。

焼石岳山頂(05:50 ⇒ 06:40)

EOS R5+RF24-70mmF2.8L IS USM 32mm f11 1/25sec ISO100 PLフィルター

朝日が手前の紅葉から横岳の紅葉斜面を真っ赤に照らす。焼石岳の朝焼け写真って見たことがなかったけれど、こんな景色なのね。焼石岳の山頂で日の出を迎えようと思う人は少ないと思うけれど。
昇った火球のような太陽が照らす雲海が神々しい。こんな光景を見られるのも、登山をやっているからこそ見れるんだなぁ、と改めて思う。
雲海から頭を出している山並みがあるが、イマイチなんの山だか分からない。山頂に鉄塔らしきものが見える。

06:10 マジックアワーでしっかり朝焼け撮影したのち、誰もいない広い広い焼石岳山頂に到着。ここからは通常の色味に戻った光線で、山頂風景を撮る。
焼石岳山頂からまず目につくのは、隣の横岳。高さ的には、今いる焼石岳とほぼ同じなのではないだろうか。そして横岳の東斜面を覆い尽くすかのような紅葉がまたすごい。横岳も登山道があれば、より紅葉が楽しめるんだけど、と毎回思う。見下ろせば、焼石岳の紅葉斜面と泉水沼。

北方面は、これから行く南本内岳。こちらも紅葉が点在しているが、横岳と比べれば、標高も紅葉もやや大人しい感じ。背後には、北東北の山々が連なる。昨日登った秋田駒ヶ岳も見えているのだろうか。

西斜面は、てっぺんだけ日が当たっている西焼石岳と、その背後には鳥海山。

全方位撮影し終えて南本内岳への縦走の準備をしていると、山頂から東方面に少し下りたところに、よい展望休憩スポットを見つけた。これはよいではないか。景色も素晴らしく、西からの風も遮ることができる。ちゃんとベンチまで設けられているし。焼石岳登頂4回目で初めて気づいた。w
今は逆光になっているが、今日の撮影のメインである東焼石岳から六沢山への稜線が連なる。

06:40 計算通り良い光線状態で、焼石岳山頂から朝焼けの写真が撮れた。今日のメインの撮影スポットである六沢山には9時に到着したいので、あまり長居はしていられない。次の撮影スポットの南本内岳への縦走に移る。

焼石岳山頂(06:40)⇒(07:20)南本内岳

EOS R5+RF24-70mmF2.8L IS USM 38mm f16 1/13sec ISO100 PLフィルター

焼石岳の北斜面を、南本内岳に向かって下りていく。見下ろす縦走路には真っ赤な紅葉が点在しており、素晴らしい。紅葉と山のピークを絡めながら、撮影しながら進んでゆく。まだ時間が早く、日陰で撮り切れない紅葉もあったが仕方がない。ここの紅葉よりも六沢山の紅葉を優先して先に進む。

焼石神社のある十字路から南本内岳へ進むと状況は一変する。笹薮が勢いを増し、ところどころ背丈を超える藪漕ぎとなる。これはかなり「もう帰ろうかな...」と一瞬思ってしまうほどだが、藪漕ぎ区間は短く、南本内岳までの距離もそれほど長くはない。今回で焼石岳の紅葉を撮り尽くしたいので、南本内岳をパスするわけにはいかない。腹を決めて頭から笹薮に突っ込んでいく。昨日の秋田駒ヶ岳に続いて、今日も朝一番の露払い役を仰せつかるとは。上半身半濡れ。

笹薮を突破すると、平坦地に名もなき池が現れる。ここの雰囲気が秘境感があってなかなかいい。
07:20 池を超えてまた藪を一瞬超えて進んでゆくと、紅葉に包まれる南本内岳山頂に到着。山頂は平らすぎて何もないので、一面に広がる紅葉とひょっこり頭を出した天竺山を撮って引き返す。

北方向には、紅葉の向こうに雲海から飛び出た山々が見える。和賀山塊と岩手山から秋田駒ヶ岳までの稜線だろうか。焼石岳は標高差800mしかないが、やや水平移動が長かったり増水すれば水浸しになるし、それほどお手軽な山ではない。この景色を見ると、今日は頑張って来てよかったと思える。今日はここまでで十分報われた。

07:30 今日2つ目のピークを早々に踏んで、計画通り順調に進んでいる。本命の六沢山に向けて、ペースを落とさず次の東焼石岳へ進む。
南本内岳からの復路も、緑の笹原に紅葉が点在するパッチワークのような素晴らしい景色が展開する。正面には先ほど登った焼石岳。少し進めば、名もなき池と池を囲う紅葉と西焼石岳の景色が広がる。

南本内岳(07:30)⇒(08:10)東焼石岳

EOS R5+RF24-70mmF2.8L IS USM 28mm f16 1/20sec ISO100 PLフィルター

とりわけ名もなき池を囲う紅葉が美しい。これだけの景色が見れるのだったら、焼石岳だけでなく藪を漕いでも南本内岳に来る価値は十分にある。撮影するカットは十分に2倍になる。激藪はひどいけれど、一瞬だから。w

十字路に戻って、左折して東焼石岳へ向かう。緩やかな斜面をトラバースしながら、ゆるゆると高度を上げながら東焼石岳へ近づいていく。このトラバース道から、手前の紅葉と絡めて東方面の山並みを撮ることができる。焼石岳の紅葉は、赤が多くて本当に美しい。紅葉の状態も申し分なし。ここの光線状態までは計算していなかったが、ちょうど斜光線となって、いい感じの写真を撮ることができた。手前に綺麗な紅葉があるのがポイントかな。綺麗に紅葉した気が1本あれば、なんとか良い絵が撮れる。

油断なくペースを落とさず進むと、展望が開け東焼石岳が見えてくる。広大な姥石平の奥にどっしり構える横岳。
のっぺり平らすぎる東焼石岳山頂をそのまま通り過ぎる。展望ポイントは山頂ではなく、山頂から六沢山方面へ少し進んだところにある。

東焼石岳展望ポイント(08:10 ⇒ 08:40)

EOS R5+RF24-70mmF2.8L IS USM 33mm f16 1/20sec ISO100 PLフィルター

08:10 東焼石岳から少し進んだ、今日のメインとなる撮影ポイントに到着。ここから見る六沢山方面の紅葉が本当にすごい。ピークハントは焼石岳山頂に任せても、焼石山塊の紅葉のメインは東焼石岳~六沢山間にあるといって間違いない。紅葉時期に焼石岳に登って東焼石岳に登らないのは、半分くらい損していると思う。

前回来たときは時間帯が遅すぎてベタ光線だったので、今回は東焼石岳~六沢山を9時頃までに来て、斜光線で撮ろうと計画し急いでいたのだ。狙い通り、斜光線が山肌を埋め尽くす紅葉を立体的に照らしてくれている。極彩色の赤黄橙の紅葉が幾重にも重なる景色が素晴らしい。
ナイトハイクの焼石岳日の出計画がぴったしハマった。これほどまでに各撮影ポイントでよい光線状態で撮れるとは、ちょっと出来すぎ。

早い昼食を摂りながら、このパーフェクトな状況を余すところなく撮り尽くす。このために、軽量・廉価モデルの100-400mmではなく、画質重視で1.5kgもある100-500mmの眺望遠レンズを担ぎ上げたのだ。今ある最高の紅葉を、最高画質で切り取る。
六沢山の南斜面の紅葉が圧倒的。反対の北斜面の大地に広がる紅葉も負けてはいない。ここにも名もなき小さな池が2つあり、その周辺の紅葉がまたすごい。赤黄橙の紅葉だけでなく池の青色が入ると美しさが倍増する。ほんと素晴らしいね!池がブーメランのような形をしている。

これから向かういびつな形をした六沢山を見れば、これまた紅葉でびっちし覆われている。背景には高い山並みが見える。こんなときに見える山の名前が分かったらより楽しいんだろうなぁ。登山歴20年を超えるけれど、今さらながら本気で山座同定アプリを入れたくなった。
六沢山の斜面の向こうには、ひときわ目立つピラミダルな天竺山が見える。天竺山の山頂付近も真っ赤に紅葉している。行ってみたいけどな~、なんか秘境感すら感じる。

東赤石岳の撮影ポイントから撮り尽くしたので、六沢山へ向かう。ここからでも十分なのだが、六沢山山頂からは、その先の展望と、六沢山から東焼石岳を見ることができるので、さらに多くの紅葉写真が撮れることになる。サクサク歩けば10~15分くらいで六沢山まで行け、労力に比して撮れる写真が多いので、六沢山も登る価値は十分にある。
六沢山へ向かう途中でも、手前に紅葉を配して迫力のある紅葉写真を撮ることができる。

六沢山山頂(08:50 ⇒ 09:20)

EOS R5+RF24-70mmF2.8L IS USM 24mm f16 1/20sec ISO100 PLフィルター

鞍部まで下りてゆくと、六沢山の紅葉斜面が迫ってくるよう。北側には形を変えて見える名もない池と紅葉斜面。すごい贅沢な紅葉の稜線歩きだ。

08:50 登り返しも鞍部から標高差は30mほどしかないので、すぐに六沢山山頂に到達する。六沢山山頂には、まだ綺麗な紅葉が残っていてくれた。紅葉の向こうにひょっこり天竺山。
六沢山山頂から少し先に進むと、天竺山方面の展望が開けて、またここが凄い大絶景。先の東焼石岳の先の展望ポイントもよかったけれど、こちらも負けず劣らず素晴らしい。
六沢山山頂からも、天竺山方面を入念に撮影する。ここでも担ぎ上げた100-500mmの超望遠レンズが威力を発揮する。最近はさすがに昔のように撮影機材フルセットを持ち歩くのが辛く三脚を持ち歩いていないが、技術進歩した手振れ防止機能で、この明るさならば手撮りで撮ることができる。

六沢山から先に進んだ次のピークも紅葉が素晴らしい。特に鮮やかな黄色が入ると一段と華やかになる。平らに広がる台地を埋め尽くす紅葉が凄い。笹の緑が入ることによって、赤黄橙の極彩色がさらに際立つんだろう。ずっと見ていても飽きない。そして良い光線状態のときに来ることができた。

09:20 六沢山より先に進みたい気持ちを抑えて帰路につく。今思えば、金名水避難小屋経由で周回してもよかったかな。六沢山より先の紅葉が綺麗すぎて、もっと綺麗な紅葉が撮れたのではないかと思ってしまう。金名水避難小屋経由のルートはあまり下調べをしていなかったのと、栗駒山のダブルヘッター計画で先を急いでいたので、引き返さざる得なかった。

復路の六沢山から見る東焼石岳の紅葉も素晴らしい。手前の紅葉と東焼石岳を絡めながら何カットも写真が撮れる。左右どちらを見ても絶景紅葉。復路も贅沢過ぎる紅葉の稜線歩きだ。

六沢山山頂(09:20) ⇒ 東焼石岳(09:40)

EOS R5+RF24-70mmF2.8L IS USM 24mm f16 1/15sec ISO100 PLフィルター

見上げる東焼石岳の紅葉斜面がこれまた圧巻。右手の北西方面は、紅葉の向こうに南本内岳。こっち方面はややベタ光線か。
左手の南東方面は、頂上台地に複雑に谷が切れ込む。そして奥の横岳は圧倒的存在感。
鞍部から東焼石岳への登り返しは、標高差80mほど。紅葉を楽しみながらの登りなので、あっという間。

09:40 再び東焼石岳に登り返すと、広大な姥石平に焼石岳と横岳の展望が広がる。今日は1時間半寝過ごし出遅れて失敗したかと思ったけれど、何とか取り戻して撮るべきものを撮れた。しかし今日という日はまだまだ終わらない。午後の栗駒山が待っているので、急いで下山する。

下り(東焼石岳 10:00 ⇒ 12:10 中沼登山口)

EOS R5+RF24-70mmF2.8L IS USM 24mm f16 1/25sec ISO100 PLフィルター

撮るもの撮ったので、気持ちは軽い。広大な姥石平の笹原を進んでいく。眼前に迫る横岳。見上げる横岳の紅葉は何度見ても綺麗だなぁ~。
朝暗かったので撮り切れなかった、焼石岳の紅葉を撮るため泉水沼へ戻るが、ここで雲が焼石岳上空を覆ってしまった。
方向転換し、雲湧く頂上台地を横切って帰路につく。先ほどまでいた東焼石岳の上空まで雲が覆い始めてきた。終日快晴予報でこれだけ早く雲が湧いてくるなんて。結構紙一重だったかもしれない。今朝は本当にスピードハイクしてよかった。

あとは横岳の紅葉斜面を見ながら歩くだけ。それにしても本当に密度の濃い紅葉だ。後から知ったのだが、横岳に登山道は記されていないが、なんとか行けるらしい。この絶好の機会、横岳を登って銀名水避難小屋に出れば、より多くの紅葉が撮れたのではないか。光線状態も良かったし。焼石岳は今回が最後の撮り納めとして来ていたので、今回横岳も登っておけばよかったかなぁ~と、これはちょっと後悔。

紅葉時期の三連休。次から次へと登ってくる登山者とスライドしながら帰路を急ぐ。登りは早く登れたけれど、下りがてんでダメ。いつものように完全にペースダウン。膝がね、痛いのよね...。そして夏のような暑さで、500mlの水分を切らす。w

10:50 銀名水避難小屋に到着。銀名水で水分補給できるから500mlで足りるか、と思っていたけれど、少し足らなかった。水を補給出来てセーフ。山の冷たい水って本当に美味しい。助かった。

EOS R5+RF24-70mmF2.8L IS USM 52mm f16 1/15sec ISO100 PLフィルター

標高を下げた銀名水あたりからでも、色づき始めた横岳の紅葉斜面が美しい。もう来ることはないんだろうなぁ~、と4回通い慣れた道を歩きながら思う。

中沼コースの見どころは、焼石岳山頂だけでなく、途中に上沼と中沼の2つ沼がある。その2つの池のすぐそばを歩けるのが楽しい。上沼は紅葉で色づき始め。上沼越しに見る横岳の絵は迫力があって素晴らしい。残念ながら横岳は陰ってしまったけれど。もう少し時期を遅らせれば、上沼あたりも驚くほど綺麗な紅葉になる。初めて焼石岳に来たときは、東北の山の美しい紅葉に激しく感動したのを覚えている。
中沼は上沼より結構広い。山の中にこんな大きな池があるなんて神秘的。中沼付近の紅葉はまだまだだった。

12:10 下りは相当ヘタって、正午過ぎに中沼登山口着。駐車場は車であふれていた。
撮り納めとして来た4回目の焼石岳。パーフェクトな条件で撮れてよかったよかった。天竺山方面や横岳など、また紅葉の時期に訪れたいところも見つかったけれど、やはり今回で最後だろうか。4回も楽しませてくれて、焼石岳の自然と登山道を整備してくれている方々へ感謝感謝。

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