北海道

〔三百名山〕大千軒岳_夏 ~ 長い林道とヒグマの恐怖!新道登山口よりスピードハイク~

投稿日:2015年7月2日 更新日:

3回目の北海道遠征は、当初より天候悪化により連日雨に。もう北海道から脱出してしまえ!
ということで、遠征5日目はたまらず函館から脱出のついでに300名山の大千軒岳を攻めます。
長い林道にヒグマにまったく乗り気ではないのですが、ここまで来たからには行くしかない。
ヒグマの気配たっぷりの、大千軒岳をご紹介します。

ルート/shibawannkoのワンポイントアドバイス

〔山行〕2時間30分 /〔休憩〕20分 /〔合計〕2時間50分

〔難易度〕①標高差420m②往復4.5km➂往復時間の2~3時間の軽い登山。
〔展望箇所〕山頂周辺。
〔危険個所〕地形的険しさはなし。林道含めて全域ヒグマの生息地。
道道607号石崎松前線〕。国道228号線から、①距離30km②所要時間1時間30分。車高低い車は難儀する。

山行記録 2015年7月2日

道道607号石崎松前線

shibawannkoのいつもの登山スタイルにより、大千軒岳も時間短縮で新道登山口からの最短ルートで登ります。今日は別の意味で、最短ルートで可能な限り山行時間を少なくし、ヒグマとの遭遇率を低めたい狙いがあります。

それにしても、松前町から新道登山口までの林道の長いことといったら長いこと。今日の登山の難所の1つは、この長い林道、道道607号石崎松前線です。
なぜこれだけ林道に恐怖するかというと、shibawannkoの愛車は車高がもともと低いうえに、まったく山登りに要らないフロントエアロを装着しているので、車高が10cmちょっとしかないのです。これで30kmにもわたる林道を走破できるのでしょうか?

前日の深夜に松前町に入り、早朝から意を決して石崎松前線に突入します。
比較的大きな落石や尖った石もなくスピードを出さずに運転していれば、パンクは大丈夫そうな林道でした。しかし一番の難敵は、林道が一定の斜度ではなく、細かく登ったり下りたりを繰り返すので、当たるんですよね、車の底が。まだピカピカの新車で車を傷つけたくなかったので、スピードを出さずに慎重に走っていましたが、それでも何度か底を擦る始末でした。

そして林道の恐怖は、車高の低さからくる底擦りだけでなく、ヤツのプンが至る所に落ちていることからもジワジワ心理的に攻められるんですよ。ちょっと古めのやつから、瑞々しさを保ったフレッシュなものまで。そんなプンをいくつも見ていると、いやがおうにもヒグマの恐怖が高まってきます。

底擦りとヒグマのダブルの恐怖に怯えながら、30kmの林道を走ること片道2時間。その間に数えたヒグマの糞はなんと13個。新道登山口に到着した頃には、新車底擦りの恐怖とヒグマの恐怖でもうぐったりでした。
この林道は、本当に自分の車で来るものではありません(笑)。ましてや新車で。

大千軒岳(06:30~09:20)

誰もいない広い新道登山口の駐車場で登山の準備をしていると、ひょっこり現れるたのがキタキツネ。逃げるでもなく何となく近づきつつもある。その野性味を帯びた姿と鋭い目が怖い...。
もうヒグマを見たかのように怯えまくりです。近づいてくんなよ!

06:30 山に登る前からすっかり疲れ果ててしまいました。ようやく新道登山口に立ちます。
そこで迎えてくれるのが、この看板です...。

クマ、リアルすぎるじゃねーか! もうどんだけ怖がらせる気なんだよ(泣)。
まだ1mも登っていないのに、完全に登る気失せてます。戦意消失、敵前逃亡したい気いっぱいです。

しかしはるばるここまで来たからには、登るしかない。ヒグマに怯えまくりのshibawanwanと、意を決して登り始めます。
こんな二度と来れないような僻地まで来たにもかかわらず、天気はあいにくのガスに小雨。

「はぁ~、霞んでいる森も幻想的で綺麗だなぁ~。」と、いつもはこう思うのでしょう。今日はまったく違いますよ。「この茂みのどこかにクマさんいるんだろうなぁ~」という思考しか浮かんできません、ブルブル。
(クマ鈴)カラーン!チリーン!

樹林帯を抜けると草原になり、雨風が強くなってきます。風が強いので、クマ鈴の音が風にかき消されてしまう状況に。これはヤバイ!視界も悪く、この草原の中にクマが潜んでいるかと思うと、いつバッタリ出くわしてもおかしくないじゃないか。
(笛)ピィ~~~~っ!ピィ~~~~っ!ピィ~~~~~~~~~っ!

07:40 ヒグマとの遭遇率を高めるような天気の中、恐怖におののきながらshibawanwanとクマ鈴を打ち鳴らしつつホイッスルを吹きながら、なんとか登頂をはたしました。

とりあえず、ヒグマと合わずに山頂まで達することができてやや一安心。あいにくの天気で眺望はありませんが、綺麗なエゾカンゾウが迎えてくれました。
登頂を果たして少し心に余裕が出たようなので、休憩がてらお花撮影。本当であれば、青空の下、エゾカンゾウのお花畑が見たかったのですが。

shibawanwanはヒグマの恐怖に頭がやられてしまったのか、風雨の中、誰も来ないことをいいことに、津軽海峡の歌を歌いまくっていました。
おい、大丈夫か...?人間、恐怖の限界を超えるとやはりおかしくなるようです。

長居は禁物。山頂にあるお花を簡単に撮って、そそくさと下山開始。
下りは幾分余裕を持ちながら、クマ鈴をかき鳴らしながら笛を吹きまくって、スピード下山しました。
クマと遭遇しないのが奇跡のような山でした。いや、ホント、北海道の山は恐怖でしかありません。

松前城(11:30~11:50)

山を下りた後は、日本百名城の松前城を攻めます。こじんまりとした石垣の綺麗なお城でした。
お城と言えば、青空と桜。二度来れるか分からないような僻地にまで遠征して、花の時期にも合わせたにもかかわらず天気に恵まれず、とても残念でした。
またここまで天気と休みを合わせて、登りに来ることはできるのでしょうか。

いやいや、今日はちゃんとピークを踏めて、ヒグマに遭遇せずに無事下りてこれたのだから、これでよかったんだ!よかったことにしよう。

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