今期の雪山はもう終わりとしていましたが、週末の天気を見ると2日間連続で晴れマークが並ぶ。
週半ばにはそれなりの降雪もあったようで、この冬最後に五竜岳にアタックすることにしました。
五竜岳へのルートは片道約7.5km/標高差1,300mで、この冬に登ってきた長めのルート等と比べるとコンパクトに思えるのが不思議。
いろいろ調べていくと、初日に五竜岳に登頂できそう。
そこで、初日から五竜岳に登頂して鹿島槍ヶ岳と唐松岳方面の夕焼けを撮り、2日目は白岳山頂より五竜鹿島槍ヶ岳と唐松岳方面の朝焼けを狙う計画とした。
はたして北アルプスの厳冬期ばりの美しい写真は撮れるでしょうか。
ルート

〔1日目_山行〕6時間45分/〔休憩〕2時間40分/〔合計〕9時間25分
【ルート】白馬五竜アルプス平 08:50 ⇒ 10:30 小遠見山 10:45 ⇒ 10:50 中遠見山 12:00 ⇒ 大遠見山 12:50 ⇒ テント場 14:15 ⇒ 14:30 西遠見山 16:00 ⇒ 白岳17:00 ⇒ 18:15 テント場
〔2日目_山行〕6時間5分/〔休憩〕4時間5分/〔合計〕10時間10分
【ルート】テント場 05:15 ⇒ 05:20 西遠見山 06:15 ⇒ トラバース分岐上 06:45 ⇒ 07:00 白岳 08:20 ⇒ 08:40 五竜山荘 09:10 ⇒ 10:00 五竜岳_引き返し地点 ⇒ 10:30 五竜山荘 10:40 ⇒ 11:20 テント場 12:50 ⇒ 14:30 小遠見山 14:35 ⇒ 15:25 白馬五竜アルプス平
山行記録 2018年3月24~25日
1日目 白馬五竜アルプス~西遠見山手前テント場(アプローチ)

10:30 小遠見山着。
結構雪が積もっている。
先行者のトレースはあるが、スノーシューの自分以外は全員アイゼンつぼ足のため、それはそれで歩きづらい。
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 35mm f11 1/320sec ISO100 PLフィルター
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 35mm f11 1/320sec ISO100 PLフィルター

スタートから目指す五竜岳が見える。
五竜岳へのルートは片道約7.5km/標高差1,300mで、この冬に登ってきた長めのルート等と比べるとコンパクトに思えるのが不思議。

まずは小遠見山へ向かう。
週半ばに纏まった降雪があったようで、若干冬山っぽくなったか。

歩いてきた北方面。
続々と登山者が登ってくる。
ここまで登山者が多いとは想像していなかった。
みんなテント装備で登る気満々だ。

カクネ里雪渓に斜面の木を配して。
樹氷になっていれば文句がないんですが、それでもバランスが良くて好き。
カクネ里雪渓の規模が凄い。
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 26mm f11 1/320sec ISO100 PLフィルター

だんだんテント泊予定地の、西遠見山に近づく。
晴れ渡って暑い。
夕方、五竜岳から夕景を撮る予定だけれど天気はもつかな?
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 16mm f11 1/400sec ISO100 PLフィルター

ぽかぽか暖かくていい天気だ。
厳冬期と比べると遥かに楽である。
装備は、機材4kg+水1.5l+スノーシュー2kgを含む、冬山テント泊セットのフル装備23kg。
今回は普段の装備に、ピッケル+1本(ダブルアックス)、シャベル、スノーソーが加わる。
身軽さを身上とする自分のスタイルに明らかに反する。
しかし何も削れない(笑)。
そして、実際使わないものはなかった。
スタートから目指す五竜岳が見える。
五竜岳へのルートは片道約7.5km/標高差1,300mで、この冬に登ってきた長めのルート等と比べるとコンパクトに思えるのが不思議。
10:30 小遠見山着。
結構雪が積もっている。
先行者のトレースはあるが、スノーシューの自分以外は全員アイゼンつぼ足のため、それはそれで歩きづらい。

カクネ里雪渓に斜面の木を配して。
樹氷になっていれば文句がないんですが、それでもバランスが良くて好き。
カクネ里雪渓の規模が凄い。
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 26mm f11 1/320sec ISO100 PLフィルター
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 26mm f11 1/320sec ISO100 PLフィルター

日本で4本目の氷河と認定されたカクネ里雪渓が凄い。
へぇ~。
今は雪崩の巣窟でしょうか。
EOS5DsR+EF70-200mmF4L IS USM 70mm f11 1/320sec ISO100 PLフィルター

美しいすり鉢状の雪渓。
一度でいいから、実際に雪崩を見てみたい...。

テント場からの素晴らしい眺め。
あちこちで、テント設営中。
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 28mm f8 1/800sec ISO100 PLフィルター

12:50 西遠見山手前で見晴らしの良いところに優良なテントサイトが空いていた。
今日中に五竜岳登頂の予定のため、設営にあまり時間をかけてはいられない。
そのため、空いていた優良物件をちゃっかり利用させて頂くことにした。
ヤドカリみたいだな(笑)。
西遠見のテント場までは、冬山テント泊セットのフル装備23kgを担いでも、比較的すぐに13:00前には到着。
西遠見山手前で見晴らしの良いところに優良なテントサイトが空いていた。
今日中に五竜岳登頂の予定のため、設営にあまり時間をかけてはいられない。
そのため、空いていた優良物件をちゃっかり利用させて頂くことにした。
ヤドカリみたいだな(笑)。
白岳アタック(往復)

斜光線に照らし出されて唐松岳が美しい。
頑張って来てよかった。
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 16mm f16 1/100sec ISO100 PLフィルター
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 16mm f16 1/100sec ISO100 PLフィルター

西遠見山手前から振り返って。
ここら辺にテントを張っている方が多かった。

白岳に向かう頃から雲が出始め曇り空に。
行くかどうか迷って、行ったり来たりするが時間だけが過ぎていく。

明日朝焼け撮るポイントはどこがいいかな?
もう少し上の方がいい気がする。
10分でテントを設営し、昼食を摂ってから五竜岳に向かう。
白岳に向かう頃から雲が出始め曇り空に。
行くかどうか迷って行ったり来たりするが時間だけが過ぎていく。
迷っていても仕方がないので、とりあえず白岳山頂までは行きますか。

17:00 そうこうしているうちに夕日が雲に高入りする。
これは夕焼けありませんな、残念...。
明日にかけて、そろそろ帰りますか。
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 16mm f11 1/160sec ISO100 PLフィルター
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 16mm f11 1/160sec ISO100 PLフィルター

16:00 白岳山頂着。
微妙な天気。
どうする?
今から五竜岳登っちゃう?
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 16mm f16 1/125sec ISO100 PLフィルター

深い谷々。
冬こそ超広角か(16mm~35mm)。
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 16mm f11 1/160sec ISO100 PLフィルター

レンズ雲っぽい変な雲がわいている。
明日大丈夫か?
明日の朝晴れてくれないと、あまり意味がないんだが。

18:15 西遠見山テント場着。
もったいないくらいの標高を下げてテント場に戻り、そのまま就寝。
このとき風がなく、ブロック積み上げ等の防風対策を取らなかったため、この後大変なことになるとは夢にも思わなかった。

夜間から暴風になり、降雪も混じるようになる。
テントは強風でへしゃぎ寝るスペースはなくなるは、雪は入り込むは、風の音は凄まじいはで、それはそれは悲惨なテント生活になった。
これが雪山テント泊の経験の少なさか。
何事も経験ですね。
16:00 白岳頂上着。
結局太陽は雲に高入りして夕焼けはなかったが、白岳から素晴らしい午後の眺望を撮ることができた。
同時に明日の朝焼けの適地を探していたが、四方の展望が開ける白岳山頂からが良いかな。
それだったら、テント場は西遠見ではなく五竜岳山荘にしておけばよかったかもしれない。
18:15 西遠見テント場着。
もったいないくらいの標高を下げてテント場に戻り、そのまま就寝。
このとき風がなく、ブロック積み上げ等の防風対策を取らなかったため、この後大変なことになるとは夢にも思わなかった。
夜間から暴風になり、降雪も混じるようになる。
テントは強風でへしゃぎ寝るスペースはなくなるは、雪は入り込むは、風の音は凄まじいはで、それはそれは悲惨なテント生活になった。
北側は掘れて風が防げていたので大丈夫かと思って何もしなかったのだが、このテント場は南側からも強風が吹き付ける。
風がなくとも、ちゃんとブロックを積み上げて防風対策を取っておかなければならなかった。
これが雪山テント泊の経験の少なさか。
何事も経験ですね。
2日目 白岳上り

06:15 結局出遅れが響き、白岳山頂手前で夜明けを迎える。
強風により雪煙で太陽も霞む。
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 35mm f11 1/40sec ISO100 PLフィルター
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 35mm f11 1/40sec ISO100 PLフィルター

あまりの暴風雪で朝焼けもなく行動もできないかと思っていた。
しかし、何度目かに外を覗くと相変わらずの強風だが星空が見えている。
晴れている?
晴れていれば話は別!完全に出遅れた...。

05:15 強風で眠れず完全に萎えていた気力を持ち直し、急いで準備して強風が吹きすさぶ中、白岳へ急ぐ。
凄まじい強風による雪煙で朝焼けも霞む。
厳冬期か?
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 35mm f8 1/60sec ISO100 PLフィルター

雪煙で霞む朝焼けの五竜鹿島槍は撮れたが、白岳山頂まで行かなないと反対側の唐松岳方面は見えない。もう少し早く行動開始できていれば、、、悔やまれる。
白岳山頂まで、あと15~20分くらいか。

雪煙に浮かび上がる巨大な山塊、五竜岳。
強風で剥がされた雪片が、谷底めがけて飛んでいく。
たまたま当たったら痛いだろうに。

白岳山頂直下で、ようやく唐松岳方面の眺望が広がる。
夜明けに間に合っていれば、こちらの唐松岳の朝焼けも撮れたのに。
焼ける斜面が広くて、綺麗だったでしょう。
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 24mm f16 1/200sec ISO100 PLフィルター
あまりの暴風雪で朝焼けもなく行動もできないかと思っていた。
しかし、何度目かに外を覗くと相変わらずの強風だが星空が見えている。
晴れている?
晴れていれば話は別!完全に出遅れた...。
05:15 強風で眠れず完全に萎えていた気力を持ち直し、急いで準備して強風が吹きすさぶ中、白岳へ急ぐ。
夜明け前、強風で雪煙が舞う中、既に白岳山頂付近に達する先行者のヘッドライトが1つ。
よくこの強風下に行動開始できたな、と感心する。
06:15 結局出遅れが響き、白岳山頂手前で夜明けを迎える。
雪煙で霞む朝焼けの五竜鹿島槍は撮れたが、白岳山頂まで行かなないと反対側の唐松岳方面は見えない。
もう少し早く行動開始できていれば、、、悔やまれる。

あまりにも強風で登頂は無理ということが分かる。
もはや登山する状況ではない。
しかし、雪煙が舞う厳冬期ばりの写真が撮れて、それはそれで幸運だった。
一晩の降雪と強風で作り上げられたシュカブラと雪煙舞う五竜岳。
シュカブラを踏み荒らす前に撮るのがポイントか(笑)。
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 16mm f16 1/80sec ISO100 PLフィルター
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 16mm f16 1/80sec ISO100 PLフィルター

明らかに五竜岳登頂は無理だ。しかし、いずれこの暴風は収まるはず。

暴風で体温が奪われ始めたため、暴風ゾーンから逃れるために一度白岳山頂から降りる。
この上が白岳山頂で、暴風ゾーン。

どうする?「待つ」か「撤退」するか?
撤退するにはまだ時間は早すぎるし、そもそも自分はまだ何にも挑んでいない。
行くか~っ!
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 16mm f11 1/400sec ISO100 PLフィルター

07:00 白岳山頂着(氷点下5度/暴風)。
白岳山頂まで出ると、そこは"強風”ではなく、前に進むことも立っていることすら困難なほどの"暴風”ゾーンであった。
眼前に聳える五竜岳や稜線では雪煙が勢いよく稜線から空に放出され続けている。
気温はさほど低くはないが、春山ではなく、もはや厳冬期の様相だ。

強風でリュックも三脚もカメラも全てが飛んでいきそうな中、何とか数カット写真を撮る。
風上方面なんぞ、まともに向いていられない。
07:00 白岳山頂着(氷点下5度/暴風)。
白岳山頂まで出ると、そこは"強風”ではなく、前に進むことも立っていることすら困難なほどの"暴風”ゾーンであった。
眼前に聳える五竜岳や稜線では雪煙が勢いよく稜線から空に放出され続けている。
気温はさほど低くはないが、春山ではなく、もはや厳冬期の様相だ。
明らかに登頂は無理、登山する状況ではないということが分かるが、雪煙が舞う厳冬期ばりの写真が撮れて、それはそれで幸運だった。
強風でリュックも三脚もカメラも全てが飛んでいきそうな中、何とか数カット写真を撮る。
暴風で体温が奪われ始めたため、暴風ゾーンから外れるために一度白岳山頂から降りる。
明らかに五竜岳登頂は無理だ。しかし、いずれこの暴風は収まるはず。
どうする?「待つ」か「撤退」するか?
撤退するにはまだ時間は早すぎるし、そもそも自分はまだ何にも挑んでいない。
少し停滞していると若干風が弱くなったため、とりあえず五竜岳山荘まで下りることにした。
五竜岳アタック

上下ダウンを着込み防寒防風装備を整え、ダブルアックスで五竜岳に挑む。
相変わらず強風ではあるが、進めないわけではない。
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 20mm f16 1/125sec ISO100 PLフィルター
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 20mm f16 1/125sec ISO100 PLフィルター

順調に登り中腹上まで差し掛かると、風の通り道か、雪煙が激しく舞うゾーンに達する。
雪煙が舞うエリアに突入すると、耐風姿勢をとっても稜線から空中に放り出されそうになる。
2秒間タイマーで写り込んだ、唐松岳をバックに五竜岳にアタックする後続の2人パーティー。
勝手に撮ってすいません。
絵になったもので。
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 25mm f11 1/500sec ISO100 PLフィルター

五竜岳は山頂まで到達しないと、鹿島槍ヶ岳や剱岳方面の展望が開けない。
早い午前中、目的の鹿島槍や剱岳方面の光線状態は今が一番いい。
「突っ込む」か「撤退」するか?

なんとか這いつくばってでも行けなくはなさそうだが、この状況は明らかに自分の経験と実力から引き受けられるリスクの範疇を超えているように思える。
先行している2人パーティーもその少し上で引き返してきたのをきっかけに、暴風に押し出されるように自分の体は山頂に背を向け戻り始めていた。
敗退。

やっぱり行けたんじゃないかなぁ~、
行くべきだったんゃないかなぁ~、
なんか悔しいなぁ~、
とかとか思いながら下山した。

鹿島槍綺麗だなぁ~。
山頂から見たかったなぁー。
EOS5DsR+EF70-200mmF4L IS USM 70mm f11 1/400sec ISO100 PLフィルター
09:10 五竜岳山荘。
暴風で雪煙を空中に吐き出し続ける五竜岳は見るからに恐ろしげだが、ここで引いては得るものも得られなければレベルアップにもならない。
行けるとこまで行ってみるか!
上下ダウンを着込み防寒防風装備を整え、ダブルアックスで五竜岳に挑む。
相変わらず強風ではあるが、進めないわけではない。
順調に登り中腹上まで差し掛かると、風の通り道か、雪煙が激しく舞うゾーンに達する。
雪煙が舞うエリアに突入すると、耐風姿勢をとっても稜線から空中に放り出されそうになる。
五竜岳は山頂まで到達しないと、鹿島槍ヶ岳や剱岳方面の展望が開けない。
早い午前中、目的の鹿島槍や剱岳方面の光線状態は今が一番いい。
「突っ込む」か「撤退」するか?
なんとか這いつくばってでも行けなくはなさそうだが、この状況は明らかに自分の経験と実力から引き受けられるリスクの範疇を超えているように思える。
先行している2人パーティーもその少し上で引き返してきたのをきっかけに、暴風に押し出されるように自分の体は山頂に背を向け戻り始めていた。
鹿島槍ヶ岳 雪襞

なんか諦めきれなかったので、鹿島槍ヶ岳の雪襞(ひだ)を暫く一生懸命撮ってみる。
EOS5DsR+EF70-200mmF4L IS USM 75mm f11 1/320sec ISO100 PLフィルター
EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 75mm f11 1/320sec ISO100 PLフィルター

ヒダヒダ。
何故このような形状になるのか、本当に不思議に思うし感動する。
EOS5DsR+EF70-200mmF4L IS USM 192mm f11 1/320sec ISO100 PLフィルター

ヒダヒダ。
なんか、人の顔のように見える。
EOS5DsR+EF70-200mmF4L IS USM 200mm f11 1/320sec ISO100 PLフィルター

多少雪も落ちてしまったかもしれないが、こちらも凄い。

下りてきて見上げても、依然として雪煙が稜線から空中に放出され続けている。
今日登れた人はいるのだろうか?
高度を下げてもまだ強風が吹き荒れていたため、防風対策を取っていなかった自分のテントは吹き飛んでいるのでは、と本気で心配したが、ちゃんと残っていて良かった良かった。
やっぱり行けたんじゃないかなぁ~、行くべきだったんゃないかなぁ~、なんか悔しいなぁ~、とかとか思いながら下山した。
高度を下げてもまだ強風が吹き荒れていたため、防風対策を取っていなかった自分のテントは吹き飛んでいるのでは、と本気で心配したが、ちゃんと残っていて良かった良かった。
下り

降雪後の快晴で絶好の条件であったため、山頂からの鹿島槍ヶ岳と剱岳を撮れず残念でした。
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 35mm f11 1/250sec ISO100 PLフィルター
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 35mm f11 1/250sec ISO100 PLフィルター

小遠見山までもうすぐ。
重量級のリュックと暑さで、水が切れる。

ゴンドラ目掛けてみんな帰っていく。
小遠見山から、最後に五竜岳の雄姿を。
もう誰も下りてこない。
自分がビリか(笑)。

さよなら、五竜岳。
今回は暴風で私の手に負えませんでした。
こうしてみると春山。

また来年以降、2日間晴れが約束されたときに、夕景と朝焼けを狙いに来ましょうか。
唐松岳の東斜面は、鹿島槍ヶ岳と違って襞状にならないのが不思議。
フツーな感じ。

山頂から撮れず報われなかった分、疲れました。
何だこの横に長いパッキングは?
リュック小さくて入らないのじゃ(笑/終)。
降雪後の快晴で絶好の条件であったため、山頂からの鹿島槍ヶ岳と剱岳を撮れず残念でした。
さよなら、五竜岳。 今回は暴風で私の手に負えませんでした。
また来年以降、2日間晴れが約束されたときに、夕景と朝焼けを狙いに来ましょうか。
今日のお役立ちアイテム ~実際の使用状況と効果~
今回の五竜岳は降雪後であったので、スノーシューを選択しました。
自分以外の他の登山者は全員アイゼンでしたが、雪もそれなり深いうえテント泊セットの重量増でそれなりに沈み込むため、スノーシューで正解だったと思います。
特に西遠見尾根から白岳への雪深い急な上りでは、ヒールリフターを効かしての登攀が非常に有効でした。
ISUKA/イスカ 200821 ゴアテックス シュラフカバー ウルトラライト ワイド
冬の五竜岳は冬季小屋がないため、通常は西遠見付近でのテント泊になります。
夜間暴風雪となり粉雪がどうやっても大量にテント内に入り込んでしまいましたが、ゴアテックス製のシュラフカバーがシュラフが濡れるのを防いでくれ、防寒に非常に役に立ってくれました。
防寒もそうですが、シュラフカバーを付けていると、濡れないという安心感が違います。
冬季小屋内にテントを張るのではなく屋外でテントを張る場合はシュラフカバーはあった方が良いと、このとき本当に思いました。
白岳付近まで来るとシュカブラを見ることができます。
手前にシュカブラを配して巨大な五竜岳を入れるためには標準域では入りきりません。
五竜岳や唐松方面の壮大な景色を表現するためには、16-35mmの超広角域が必須と言えます。
CANON レンズ EF70-200mm F4L IS II USM
白岳付近より五竜岳から鹿島槍ヶ岳の雪襞を部分的に切り取るには、中望遠の70-200mmの焦点距離がぴったしきます。