山岳その他

〔レビュー〕Marker Kingpin/Alpinist にスキーリーシュコードを装着してみた/スキー板捜索記

投稿日:2022年3月23日 更新日:

スキー板捜索記/リーシュコードの必要性

バックカントリースキーでスキーブレーキを付けるかリーシュコードを付けるか、いずれかの方法によりスキー板の紛失を防ぐことになると思います。
リーシュコードの取付の是非は、スキー板の紛失防止というメリットと、雪崩時にアンカーになる、転倒時に自分に跳ね返ってくる?というデメリットで決着をみない議論だと思うので、ここでは割愛します。

それでもスキーリーシュを取り付けようと思ったのは、実際にスキーを流してしまったからです ('Д') 。よくバックカントリーの山行記録を見ていると、少なからずスキーを流して紛失するという記録を目にしますが、まさかそれを自分でやってしまうとは微塵も思いもせず。しかもおNEWの板の1発目の試し履きでやらかしてしまうとは...。

ゲレンデ兼用板ではなく、完全な山スキー用の板として購入した2代目の板、BlackDiamondのヘリオカーボン104。スキーブレーキを購入しましたが海外からの輸入でなかなか届かず、しびれを切らしてブレーキなしの状態でちょっと滑りに行ったんです。滑り始めの1発目でコケたら左板が外れ、ロケットのような勢いで滑っていき、崖の方向に消えていきました。もう追っかけるとかそんなスピードではありません。ああっ!おNEWの板がぁ~、と超焦りまくり茫然自失です。ここ近年で、白馬岳で爆風でリュックを飛ばされた事件乗鞍岳での初BCスキーで脚をバッキリやった事件の次くらいに動転しまくりました。
もうこの時点で板は見つからないかも...という気もしていましたが、望みをかけ崖まで片足スキーで探しに行きます。わずかに残るスキー滑走跡が残っているうちに探せば見つかるかも、という僅かな希望はありました。スキー滑走跡をたどっていくと、なんと崖前のツリースポットに板が刺さってくれていました!
おNEWの板をいきなりなくさず済んだこともそうですが、なによりも他人を巻き込まずに済んだことで心底ホっとしました。

スキーブレーキもリーシュも付けないなんて何を考えていたのか...(絶対にやってはいけません)。いつも何気なく雪面に放り投げていたスキー板が流れなかったのはスキーブレーキのおかげでした。いつも「邪魔だな」くらいにしか思っていなかったスキーブレーキがこれほど流れ止めの威力があったとは、このとき初めて知った始末。しかもスキーブレーキがないと、ブーツの装着が非常にしづらかったりして。スキーブレーキもリーシュコードもちゃんと付けよう...、と思いました。

リーシュコードの取付方法

では実際にMarker Kinpin/Alpinistのビンディングにリーシューコードを取り付けていきましょう。KingpinもAlpinistもつま先側のビンディングは同一です。

今回取り付けるリーシューコードはDYNAFITのガイドリーシュです。実測18g(1/2)と超軽量スキー板と軽量ビンディングの軽量スキーセットの目的を損なわないように軽量なものを選びました。結果としてこの選択がよく、ちゃんとMarkerのビンディングにリーシュコードを取り付けることができました。

さて、Kingpin/Alpinistのビンディングのどこにリーシューコードを取り付けたらよいのでしょう?パッと見た感じ取り付けられそうな箇所が見当たらないので、一度はリーシューコードの取り付けを諦めたくらいです。取付箇所はビスの前方にある小さな三角形の穴になります。

下から覗いてみると、スキー板との接面に隙間があり、三角形の穴とつながっていることが分かります。ここにリーシュコードを通すため、ビンディングをまずは取り外す必要があります。ビンディングを固定しているビスは、通常よく使われているNo.2のプラスドライバーではネジサイズに合わないため、必ずネジサイズに合うNo.3の極太のプラスドライバーを使いましょう。
ビンディングは力のかかる部分で強固に固定する必要があります。取付店にもよりますが、ネジロック剤が使われていることもあり、一回り小さなNo.2のプラスドライバーでは取り外すことができないか、力任せに回すと結構な確率でネジがナメるかと思います。今回のビンディングはネジロック剤が使われており、No.3のプラスドライバーを使って、ようやく取り外すことができました。

ビンディングを取り外して、リーシュコードを刺してみました。ビンディング側の穴が相当小さいため、リーシュコードの輪っかを押しつぶして通す必要があります。このDYNAFITのリーシュコードは直径2mmと細いため、辛うじてビンディングの穴に通すことができましたが、直径2mm以上の太いリーシュコードは取り付けることができないので注意が必要です。
実はDYNAFITのリーシュコードとは別に、お店の店員に進められて最初に購入したリーシュコードがあります。しかしこのリーシュコードは太すぎて、Marker Kingpin/Alpinistのビンディングには取り付けることができませんでした。今から思えば、購入したビンディングに合うかどうかまでちゃんと考慮して勧めてくれればよいのに、と思ったりします。まったく無用な長物となってしまいました。

リーシュコードを取り付けた後は、再びビンディングをスキー板に取りつけます。リーシュコードを取り付けた以降はビンディングを取り外すことはなさそうなので、外れないようにネジロック剤を付けて取り付けました。
ネジロック剤を付けると「やるべきことはやったぞ」という感じで、心なしか安心感が増しましたね。

スキーブーツのリングにリーシュコードを連結してみました。完成です。パッと見、リーシュコードが付けられないんじゃないか?と思われたMarker Kingpin/Alpinistのビンディングにリーシュコードを取り付けることができました。
この先あまりリーシュコードが活躍するような状況にならないとよいな、と思います。(-_-;)

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