ELVESバイクの1つの大きな特徴として、カスタムペイントが無料!ということ。
しかしELVESバイクはネット販売のため実際に実物のカラーを見ることはできず、またカスタムペイントができることが逆に自分でデザインしカラーを選ぶ必要があり、デザインとカラー選択がかえって大変になるかと思います。そこが楽しいんですけれど!
初めてELVESバイクを発注する方は、どのようにカスタムペイントを指定するのか?などなど疑問に思う方もいるかと思うので、実際に自分が行ったカスタムペイントの指定と青色系のカラー、カメレオンジュエリーブルーとトランスパレントブルーがどのような見え方をするのかを纏めてみました。
カスタムペイント指定
使用カラー&デザイン
まずはカラーリストの中から使用からを選びます。カラーも豊富でデザインも自由。
自分は何色系のバイクにしたいのか、デザインはどうしたいのか、ある意味デザイン力というかセンスを問われるというか。組み合わせが無数にあるため、逆に難しい。Instagramでデザインを参考にしてもなかなか決まらない。下手な配色にしてしまうとやりなおしがきかないので、結局は自分が納得するまで考え抜くしかない。
白色系のバイクもいいな、でも少し地味かも。やっぱり自分の好きな青色系にするか、などなど。
結局、色は次の2色を使うことに決定。
せっかくカスタムペイントが無料でできるならば、やっぱりゴージャスな変色系、一色はカメレオンカラーを使ってみたい。カメレオンレイクブルーも気になるけれど、ちょっと緑っぽいからジュエリーブルーにしよう。
単色もシンプルでいいのだけれどせっかくなので2色にして、もう1色はネイビーブルーより鮮やかなトランスパレントブルーにしてみよう。ちなみにカラーは3色までが限度とされています。
悩ましいのが実物を見ることができないこと。どんなに画面で見ても自分の頭の中でイメージするしかない。
一方、デザインはカラーよりも悩ましい。なにせ自由なので無限に配色パターンがあるから。そこで各種フレームで設定されている規定のペイントパターンをベースに考えることにした。あまりツートンがくっきりしているデザインは好きではないので、グラデーションで上下に分かれているVANYARのペイントパターンのVP-005を選択。
ペイントパターンの配色は、チェーンステーがチェーンオイルが飛散して汚れるので、フレーム下部はより暗色系のカメレオンジュエリーブルーに決定。すると必然的にフレーム上部は、明るいトランスパレントブルーになる。しかしどうせなら、キラキラ輝くカメレオンカラーが一番目に付くトップチューブに持ってきたい。
そこでベースとなるペイントパターンを一部変更し、トップチューブのカラーだけ変更してもらうように指示することにした。そしてデフォルトでトップチューブに入っているうねうねのデザインが好きではなかったので、このデザインもついでに取ってもらうように指示。
考えているといつまでたっても発注できないので、もうこれでよし!発注しよう。
カスタムペイント指示
言葉で十分に伝わるように、メールでの指示は実際に以下のような書きました。
実際のメールでの指示
≪カスタムペイント詳細≫
(1)購入予定フレーム:Vanyar Pro Disc
(2)ベースのペイントパターン:VP-005
(3)カラー
#1 上部:B-007_トランスパレントブルー
#2 下部:C-003_カメレオン(ジュエリーブルー)
#3 ロゴ:銀色
(4)変更点①:トップチューブのカラー
⇒ FALATH EVOのペイントパターンのように、
(5)変更点②:トップチューブ模様
⇒ トップチューブに入っている波模様をなくしてelvesのマーク
添付するデザイン画は伝わればよいので、時間をかけずに以下のように、カスタムペイント3Dアプリ画面のハードコピーに直接書き込みました。「下部の色をトップチューブに持ってきて」と矢印を入れただけ。w
メールの指示文書とこのデザイン画で十分伝わりますよね?
デザイン確認
デザイン画を送ると、ELVESバイクのデザイナーの方がデザインを纏めて確認のため送り返してくれます。自分の場合、夜中の2時にデザイン画を送ったら、当日の17時に送り返してくれました。仕事が早い!
纏めて頂いたデザイン画は2枚。うち1枚目はフレーム全体について。デザインと配色のこちらの指示を再現して頂いて、イメージ通りのかっこいいデザインになっています。
2枚目はベースのVANYARのペイントパターンを変更したトップチューブの確認デザイン画。適当にトップチューブの色だけ指定したので、フレームの曲線部分とか色の境目はどうするのだろう?と思っていましたが、綺麗にデザインしてくれています。
そして指示通り、デフォルトの波波デザインを消されていてシンプルです。
これでカスタムペイント確定。注文時の備考欄に1枚目の「E20241218-2」の番号を記載し、PayPal決済すれば発注は完了。あとは出荷されてフレームが到着するのを待つだけ。早く届くのが待ち遠しい!
塗装確認
PayPal決済を完了して待つこと3週間(正確には23日後)。塗装が完了した確認写真を4枚送って来てくれました。
うんうん、いいね!イメージ通り。フレーム下部のカメレオンジュエリーブルーの深い青色がいい感じ。
こちらはやや明るい照明下で撮影されたのでしょうか。フレーム上部のトランスパレントブルーが結構明るい青色に見える。そして下部のカメレオンジュエリーブルーが青色ではなく紫色に見える。あんまり紫紫してくれるとイメージとちょっと違うんだけれど。
そして既定のペイントパターンに修正を加えたトップチューブのカラーも送ってくれました。トップチューブに指定したカメレオンジュエリーブルーがすごい濃い紫色に見える。ここのトップチューブはキラキラの青色に輝いて欲しかったんだけれど、イメージと明らかに違う。まぁ変色系のカメレオンカラーだから、見る角度によって色が違うというところでしょうか。
もちろん確認OKで返信。返信した当日に発送してくれました。これまた仕事が早い!香港を出荷して待つこと8日で日本に到着しました。
実際のカラー
フレーム全体
完成した実際のカラー見え方です。こちらは神奈川県横須賀市の湘南国際村で相模湾と富士山を背景に撮ったVANYAR PRO。くっきりはっきりしたツートンカラーではなく、鮮やかな青色から深い青色にグラデーションで変わっていく、いい感じの青色系のバイクに仕上がっています。
嫁さん用のバイクとして作り上げましたが、自分のセカンドバイクとしても使っています。
フレームサイズは身長158cmの嫁さんに合わせて一番小さい47サイズ(身長155-166cm)で、ステム一体型ハンドルも一番小さい360/90mmサイズを取り付けたもの。これを身長173cmの自分が使うと、シートポストがこれだけ飛び出します。
1台のロードバイクを身長差のある男女2人で兼用できるか?についてはこちらで詳しく解説しています。
伊豆の土肥で土肥桜と一緒に撮ったもの。日陰でもフレームに光沢感があり、青色がピンク色の土肥桜に映えています。このときは身長158cmの嫁さんが乗っているので、シートポストはギリギリまで刺し込んでいます(Sサイズでもここまで刺してようやく適正サドル高w)。
嫁さん使用時なので、完成車のピナレロF5に最初からついてきた鉄下駄アルミホイールを流用しています。w
こちらは三浦半島マイルストーンのタカアシガニと一緒に(ホントにこんなカニいるのか?)。海の青色ともいい感じで映えていますね。このカラー、とても気に入りました!
カメレオンジュエリーブルーの発色
変色系のカメレオンカラーが実際どのように見えるのかは、なかなか実物を見てみたいとイメージできないと思います。
組立前のフレームをアップで撮影。キラキラ金属光沢がある下地をベースに青色から紫色に角度によってグラデーションしています。非常に綺麗で高級感があります。とても10万円台で購入できるフレームとは思えない!
実際に跨いだ状態から見るとこんな感じ(角度によりますが)。カメレオンジュエリーブルーは青から紫への変色系のカラーですが、どちらかと言えば紫に見えることが多いです。自分としては紫ではなくキラキラの青色に見えて欲しかったのですが、ここらへんが実物を見れないで選択するギャップというか。
トランスパレントブルーからカメレオンジュエリーブルーへのグラデーション変化。
まとめ
イメージと実際のカラーではカメレオンカラーの見え方にギャップがありましたが、そこは考え抜いて選んだ自分のデザインとカラー。見慣れてくれば愛着も湧いてきます。
ELVESバイクを買って初めて体験させてもらったカスタムペイント。これは滅茶苦茶楽しいですね。自分のロードバイクにカスタムペイントができれば、より愛着がわくのは間違いないです。こんなカスタムペイントが無料だなんて。とても楽しい経験をさせてもらいました。フレームも安いし、カスタムペイントが無料でできるだけでも価値のあるバイクだと思います。