東北

〔300名山〕祝瓶山 ~東北のマッターホルンは朝日連峰の好展望地!山頂はトンボ祭り~

午前中に蔵王山に登った後は、午後は祝瓶山のダブルヘッター。
はるばる東北まで来てこの晴天。1日1山だけではもったいないので、300名山の祝瓶山も登ってしまおう!
”東北のマッターホルン”と呼ばれる、日本三百名山にも選ばれる祝瓶山をご紹介します。

ルート/shibawannkoのワンポイントアドバイス


〔山行〕3時間20分 /〔休憩〕10分 /〔合計〕3時間30分

〔難易度〕①往復9km/②標高差1,000mの半日登山。急登な分、体力があればCT短縮化。
〔装備〕通常装備。
〔登山適期〕①ヒメサユリが咲く6月下旬②紅葉の10月中旬が特におすすめ。

山行記録 2016年08月12日(12:00~15:30)

蔵王山を朝ハイキングでピークハントした後は、祝瓶山へ。「祝瓶山?なにそれ...。」と、shibawanwanには、まったくウケていない。「ここまで来たからにはもう1山登ろうよ」、「一緒に登ろうよ」となだめすかしても、「いや、暑いし登りたくない。」と意見はまったくの平行線。

12:00 仕方なく無理やりの折衷案として、「登山口で涼んでいる間に、チャチャっと登ってくるから!」と、shibawanwanを登山口に待たせてスピード登山開始。
「すぐ登ってくるから」と言っても、実は標高差は1,000m弱もある。あんまり待たせると悪いから3時間くらいで戻ってきたいけれど、1時間で標高差400m登るとすると、上りで2時間半に下りで1時間半の4時間はかかるような気がする。とりあえず特急で登ってこよう!

EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 24mm f11 1/40sec ISO100 PLフィルター

shibawanwanを待たせているので、今持てる最大速力をもって登ろう。
祝瓶山までのこの急斜面がCT短縮にちょうど良い。乳酸がでない閾値付近の心拍数を維持しながら、おサルのようによじ登る。あんまりルートは頭に入っていない。一の塔だか二の塔だか途中の小ピークは気にせず、目指すは祝瓶山山頂のみ。

けっこう標高を稼げたのか、振り返ると素晴らし展望が開けて来ていた。
祝瓶山のこのルートは、6月にはヒメサユリロードとなるみたいですが、花期をズラした暑い暑いだけの8月半ばの盛夏。お花はあまりありませんでした。祝瓶山に登るのならば、ヒメサユリが咲く6月下旬紅葉が綺麗な10月中旬にくると効用が高いでしょう。

EOS5DsR+MACRO50mmF2.8 EX DG トリミング大 f8 1/80sec ISO100 PLフィルター

ヒメサユリとはこんなお花です。この写真は今回撮ったものではありませんが、6月下旬に登った浅草岳で撮ったものです。
花が大きくピンク色が濃いので、非常に見ごたえがあります。山で出会えると幸せな気分になりますよ。浅草岳や守門岳、二王子岳などの新潟から東北にかけての山で多く見かけます。

EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 35mm f16 1/40sec ISO100 PLフィルター

14:00 登山開始より2時間ちょうどで祝瓶山山頂着。標高差1,000mを2時間とはなかなかよいペースだった。
お花の代わりに、祝瓶山山頂はトンボ祭り。山の山頂でトンボは比較的見ますが、ここまでトンボを多く見たのは祝瓶山が初めて。自分以外誰もいない静かな山頂で、心地よい風が吹く中、トンボの羽がバチバチとぶつかり合う音だけが響く。
ああ~、夏っぽくていいなぁ~。トンボ好きだし。

EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 24mm f16 1/40sec ISO100 PLフィルター

祝瓶山山頂からは360度の大展望。とりわけ北方面の峻険な朝日連峰の展望が素晴らしい。
朝日連峰エリアは、はるか昔に大朝日岳に日帰りで登った以来の2度目。鳥海山→月山→大旭岳→飯豊本山の日帰り4連山は辛かったけど楽しかったな。寝ながら歩いた大朝日岳の山行が思い出される。
また紅葉が綺麗な秋にでも登りに来たい。

南側も展望良いですよ。街並みが見えますね。
山頂で四方の写真を撮ってもそれほど時間がかからない。トンボを眺めながら呼吸を整えたら下山開始。
下りは上ったルートをそのまま駆け下るだけ。通常出さないスピードを出して登ったので、3時間半でピークハント完了。

駐車場で待たせていたshibawanwanは、戻ったらカンカンだった。車が暑かったから川辺ならら涼しいかと思って行ったら、蚊だかブヨだかに刺されまくったとのこと。待たせてごめんよ、おかげでもう1つ三百名山に登ることができました。

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