昨日ふと思いつきで、午後の遅い時間に座間のひまわり畑へ撮影サイクリングへ行きましたが、残念ながら撮影時間が遅すぎました。
翌日は台風が迫って来ていて微妙な天気でしたが、午前中はなんとか晴れ間がありそうな。ひまわりの最盛期を逃すのはもったいない、ということで翌朝、ひまわりを綺麗に撮るべく撮り直しに行ってきました。
今年よく撮った真夏を象徴する花、ひまわりの撮影方法を紹介します。
ひまわりの撮影方法
晴天の午前中に撮る
ひまわりを綺麗に撮るためには、天気は晴天、撮影時間帯は午前中が鉄則です。
青空をバックにコントラストを高めに撮りたいので、晴天は絶対条件となります。また初めてひまわりを撮ろうとする方は意外と知らないかもしれませんが、ひまわりは東側を向いています。なのでひまわりを立体的に斜光線で撮ろうとすると「午前中が良い」、ということになります。早朝だと光線が真後ろからくるため、ベタ光線になります。
今日は台風が迫ってきている日で湿度が高く、空気の透明度は低めでした。なんとか雲から日差しが差し込む瞬間を撮ることができました。時間は9時30分で、やや斜光線になりつつある状況でよい光線状態です。
こちらは前日の16時に撮った写真です。快晴で天気は良かったのですが、ひまわりが顔を向けている東側から撮ると、ひまわりの顔が黒く潰れてしまっています。背景の大山も逆光でほとんど見えません。
今までなぜかひまわりを撮ったことがなく、ひまわりの知識がありませんでした。ひまわりは太陽に向かって首を振って動くと勝手に思い込んでおり、「午後に行っても何とかなるでしょう」とか思っていましたが、どうにもなりませんでした(笑)。
繰り返しになりますが、ひまわりは常に東を向いています。順光となるように西側から見ると、見事なまでに全員顔の裏側を向けてくれています。こればかりは、技術云々ではどうにもなりません。w
広角レンズで広大なひまわり畑を撮る
条件のよいときは、まず最初に広角レンズで広大なひまわり畑をスケール感いっぱいに撮りましょう。広角レンズは広い範囲を映し込めますが、広く撮れる反面いろんなものが映り込んでしまいます。人や車などの人工物が入り込まない瞬間があれば、優先的に狙うべきカットと言えます。
全国のひまわり畑では、背景にその地域地域を代表する山などを映すことができますが、そんな素敵な構図は最優先です。座間のひまわり畑からは、大山などの丹沢山塊を背景に写し込むことができ、素晴らしい風景です。近くにこれだけ素晴らしい光景が広がっていただなんて、なんで今まで訪れなかったんでしょう。
超望遠レンズで密集したひまわりの顔を撮る
超望遠レンズがあれば、ひまわりが密集しているポイントを切り取ることができます。超望遠レンズの圧縮効果で、後ろのひまわりも重なるように撮ることができます。
一番ひまわりが密集しているところの、綺麗な顔をしているひまわりにピントを合わせました。画面に占めるひまわり率は95%を超えていますね。
同じく望遠レンズですが、これだとちょっと寄りが足らない感じでしょうか。
こちらは座間のひまわり畑ではありませんが、山梨県の明野のひまわり畑で撮った写真です。斜光線で立体感が出ており、縦構図で奥行き感を出すことができました。このくらいアップで撮れるとよいかと思います。
青空をバックにアップで撮る
広角レンズで抑えるべきカットをしっかり撮ったあとは、綺麗な個体を選んで、青空をバックにアップで撮ります。
使用レンズは、標準ズームの望遠側で十分です。広角と違って背景があまり写り込まず、状態の良いひまわりを探すだけなので、広角に比べれば難易度は低めです。一輪だとムダなスペースができやすいので、背景にもひまわりを重ねてボカすとよいでしょう。
さらにミツバチを入れて、ポイント高めに仕上げてみました。花粉まみれになって、ひまわりに顔をうずめているミツバチ、ホントかわいい。
撮影記録(2023年8月13日)
座間のひまわり畑の四谷エリアです。広大なひまわり畑を綺麗に移すには、高いとこから俯瞰しなければなりません。座間のひまわり畑には、展望台が設けられているのがポイント高いです。四谷エリアの展望台が、よい撮影スポットになります。
座間のひまわり祭りでは、ひまわりの切り花販売が行われています。ひまわりの種類が2種類あって、こちらは「ビンセント」。オレンジ色が濃く大きいです。確か2本で200円だったと思います。
こちらは普通のひまわり。名前が分かりません。3本200円で、自分で選んで切りとったものを、英字新聞で巻いてくれます。中心の花が咲ききっていないひまわりが長くもつと教えてくれました。
虫も付いていない状態のよいひまわりをもらい、母にプレゼントしました。家の中に飾ると、大輪で華やかで、部屋の中が明るくなったような気がします。
座間のひまわり畑、お手軽に綺麗でよいお花スポットでした。ひまわりの切り花販売がポイント高いですね。多くの人がひまわりのブーケを手に取っていました。また来年も行こう。