ロードバイクのタイヤチューブをTPUチューブに交換したら、効果絶大!1,500円程度で回転体外側の重量をごっそり削れるなんて、コストパフォーマンス最強なのは間違いない。
ロードバイクで効果を実感できたため、味をしめてマウンテンバイク2台のタイヤチューブをすべてTPUチューブに交換することにした。もともとタイヤが太く乗り心地が良くパンクリスクも少ないマウンテンバイクにあっては、運用の大変さからチューブレスの選択肢は除外している。
チューブ交換
購入時からついていたブチルチューブ。29インチのマウンテンバイク用というだけあって、チューブと言えども巨大かつ手で持つと結構な重さを感じる。
実測してみると198g。ロードバイク用のチューブと比べて倍はある。
2本で3,000円程度のTPUチューブをポチっと購入。たくさんあるTPUチューブの中で、バルブの根元が補強されていて強そうな緑色のチューブを選択。
ケースには65gとでかでか明記されており、実測してみると...。
実測してみるとなんと59g。ゴム製チューブの3分の1以下の重さしかなく、1本で△158g、2本でなんと△300g以上の軽量化達成!
ちまたで「〇gで1万円」と言われる軽量化の単価が嘘のような世界。計算すると「1gで10円(=3,000円÷300g)」という破格のコストパフォーマンス。これはもう絶対換えるべきパーツでしょう。
大きさはというと、29インチのマウンテンバイク用というだけあってTPUチューブでもそれなりにデカイ。それでもゴム製のチューブと比べれば半分以下の大きさで、スペアチューブとして携帯するのにかさ張らず、かなり便利なのは間違いない。
変更前 | 変更後 | 差分 | |
前チューブ | 198g | 59g | △ 158g |
後チューブ | 198g | 59g | △ 158g |
前後計 | 396g | 118g | △ 316g |
TPUチューブ インプレッション
EPIC
まずは軽量クロスカントリーMTBのEPICから、交換して走ってみる。
めっちゃ軽っっっ!
なんというか、大きくて重いマウンテンバイクが、ロードバイクに変わってしまったかのよう。少なくともギア1-2枚くらいは軽くなった気がする。
軽量化した△300gという数値が物語っている通り。回転体外側の重量をごっそり削ってくれたものだから、軽量化を感じないわけがない。29インチのマウンテンバイクでロードバイクよりチューブ自体が大きいものだから、軽量化の程度も断然大きい。ちなみにロードバイクの軽量ブチルチューブからTPUチューブへの軽量化の程度は1本で△40gほど(→2本で△80g)。
「TPUチューブの乗り味はブチルチューブと比べて硬い」と言われることがあるけれど、ややその通り。しかしもともとタイヤボリュームがあり乗り心地の良いマウンテンバイクにおいて、TPUチューブにしたことの硬さは微小なもの。逆にブチルチューブのグニュグニュ感が減ってよいともいえる。
TPUチューブにしたことによるちょっとした乗り味の硬さよりも、軽量化の効果の方が大きく上回る。
levo SL
続いて電動MTBのlevoも交換。
軽っっっ!
EPICほどではないけれど、軽量化の効果は明らかに感じる。電動アシストを効かさない人力走行がより楽に自然にできるようになった感じ。EPICほど軽量化の効果を感じないのは、車重が2倍近くあって、車重に占める軽量化の割合が小さくなるからか。
まとめ
とても安価に回転体外側の重量をごっそり削ってくれるTPUチューブは、効果絶大でコストパフォーマンスも最高。MTBを手にしたら、真っ先に交換するパーツでしょう。