今までスマートフォンの自転車への取り付けは、シリコンバンドタイプのスマホホルダーを使っていたが、ロングライドでの頻繁なスマホの着脱が煩雑で、そろそろ改善したくなってきた。
しっかりスマホを固定できて、かつワンアクションで固定したい。
サイクルコンピューターの取り付けにも使っているレックマウントプラスに切り替えたので、その使用感をまとめてみる。
デバイス選択
ブランド
専用マウントでワンタッチでスマホを自転車に取り付けるデバイスとして、有名なところでは以下の3ブランドがある。
① RECMOUNTプラス(日本)
② QUAD LOCK(オーストラリア)
➂ SP CONNECT(オーストリア)
それぞれ異なる専用マウントを用いており、公式には互換性はない。
取り付けるスマホ側と受け側の自転車(や車)の双方にマウントを付ける必要があるため、一度いずれかのブランドを選択すると、スマホ、自転車(車)が複数台ある場合は、すべてのシステムを同じブランドで統一する必要がある。
そのため導入に当たっては、一番最初に導入するブランドを慎重に選択する必要がある。
自分は日本のメーカーを応援したく、またサイコンの取り付けでも馴染みがあったので、レックマウントプラスを使うことにした。
REC MOUNT

スマートフォンを一発で自転車に固定するは、スマホ側と自転車側のでぞれぞれに接続するマウントが必要である。まずはスマホ側から。
自分は林檎派(iPhone)ではなく、Android大好き人間。とすると、IPhoneはケースにマウントが一体化された専用ケースが各種用意されているが、Androidには専用ケースの設定がないため、汎用アダプターが必要になってくる。
汎用アダプター(貼付けタイプR+3M)を購入した。他にケース加工タイプ(R+Case)やシリコン汎用ケース(R+Silicon)もある。

まずは汎用アダプターを、今使っているスマホケースに取り付ける。
汎用アダプターの裏側に超絶強力な両面テープが貼られているので、スマホケースに張り付けるだけ。取扱説明書にも「一度取り付けると、極めて強力で容易には外せません」と記載されているとおり、ビクともしない。
ケースの下側半分しかスペースが空いていないので、下側に取り付けるしかなかったが、中心に貼り付けるのが正解。
自転車側に取り付けるベースマウントはたくさんあるが、ステム一体型ハンドルに付けるため、無難?にステムマウント(R+STEM1)を使うことにした。
平面用と角度調整用のゴムスペーサーと、Oリングとタイラップが付属する。
ロードバイク導入(ステムマウント)

ステム一体型ハンドル中央の、のっぺりとした部分にスマートフォンを取り付けたい。

ステムマウント(R+STEM1)を取り付けてみた。ステム長が9cmでエアロ形状のハンドルのため、取付長さが足りないかと思ったが、ギリギリ取り付けられた。
Oリングによる固定だとズレずに強力に固定できるが、Oリングが切れた場合には固定できない。
一方タイラップによる固定だと、切れて脱落する心配はないが、弾力性がないためOリングのように強力に固定できず、どうしても僅かに動いてしまう。
そのため、Oリングとタイラップで二重に固定してみた。
レックマウントプラスの固定力は強力なため、着脱時にある程度の力がかかる。ボルトによる固定ではなくOリングによる固定のため、力をかけると微小に動いてしまうのが気になる(脱落することはない)。
そして一番気になったのが、Oリングとタイラップによるステムぐるぐる巻きの状態がどうしても美しくない。
う~ん、これは致し方ないのか...。
ロードバイクにより強固に綺麗に固定するベースマウントとしては、キャップの上にかぶせるトップキャップタイプB(T+TOPCAP2)という選択肢もあったかもしれない。

いざ、スマホを取り付けてみる。
マウント同士を45度ズラした状態ではめて、45度回せばガチっと固定される。マウント同士の接続は強固だが、ステムに取り付けたベースマウントは、力をかけると微小に動く余地がある。
外すときはレバーを押しながら45度ズラすだけ(レバーはスマホでほぼ隠れる)。
レバーを薬指などで押さえながら、他の指でスマホを掴んで回せばよいので、片手で外せるので手間取らない。
スマホの画面サイズは大きめの6.67インチ。
スマホ側のマウントを、ケースの都合上、下側に貼らざる得なかったので、若干サイコンと被った。取付位置は、もう少し下側がよかったんだけれど。
しっかり固定され、着脱もスムーズで楽(以前のシリコンバンド方式と比べて)。総じて満足。
一方で、接続するマウント部分がスマホで隠れて見えないため、若干のはめづらさはある。
マウンテンバイク導入(トップキャップマウント)

一度レックマウントプラスを導入すると、システム全部にレックマウントを導入する必要がある。
そのため、ロードバイクだけでなく、マウンテンバイクにもベースマウントを装着する。
マウンテンバイクは汎用の円形トップキャップなので、ベースマウントにトップキャップマウントPROタイプCショート(R+TOPCAP3-Short)を選択。

マウンテンバイクでステム長が短いので、ショートタイプを選んだが、スマホ側のマウントをケースの関係で下側にしか付けられなかったため、MTBでもスマホがサイクルコンピューターに少し被ってしまった。
これであれば、トップキャップタイプCではなく、ステムに直付けする、ステムキャップダイレクトタイプ(R+STEM2)の方が位置的にも、軽量化と見た目的にもよかったかもしれない。

サイドから見るとこんな感じ。
ステムのトップキャップにボルトでしっかり固定されるためビクともしない。Oリング固定の場合のように動くことはない。
実際使ってみて
しっかり固定されて着脱が楽、という点で、レックマウントプラスは導入してよかったと思う。
良い点
〇 ガッチリ固定されて動かない
〇 着脱がワンタッチで楽
悪い点
〇 接続するマウント部分がスマホで隠れて見えないため、(大きなスマホほど)若干のはめづらさはある
〇 ガッチリ固定され過ぎていて、走行時の衝撃・振動がスマホに優しくなさそう
〇 ベースマウントは基本取り外さないので(容易に取り外せない)、若干美観を損なう
〇 スマホケースに汎用アダプターを取り付けるので、スマホが出っ張って重たくなる
一度レックマウントプラスにすると、すべてのシステムをレックマウントプラスにしなければならない。
自転車への取り付けは終わったので、次はレックマウントプラスを使って、車に取り付けてみよう。
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≪レビュー≫ RECMOUNTプラス ~ マグネット式が超楽!スマホを車に取り付ける~
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