今年から本格的に冬山の行動範囲を広げて、次はどこに行こう?
手軽に行けて景色が抜群の唐松岳に行きたいけれど、なかなか晴れない。
虎視眈々と狙う中ついに晴れ予報が出たので、思い切って唐松岳へ冬の剱岳を見に行ってきました。
はたして冬の剱岳を見ることはできるのでしょうか。
山行記録 2017年3月12日
上り(09:00 リフトトップ~13:00 唐松岳山荘)
EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 50mm f11 1/320sec ISO100 PLフィルター
前夜着、朝起きると薄雲が掛かっている。
ここまで時間とお金をかけて来たのに、駄目だったか。。。
意気消沈していても来てしまったものは仕方がない。
そんな大変なルートではないし、冬の北アルプスの雪山経験ということで行けるところまで行きますか。
09:00 ゴンドラとリフト1基を乗り継いで登山開始。
まっ白な八方池が現れる頃になるとガスがとれ、天候が回復してきました。
そしてみんな考えることは一緒ですね。
貴重な晴れの日に登山者が集中し、稜線はアリの行列状態。
上るにつれてだんだんと五竜岳と鹿島槍ヶ岳が高さを増してくる。
冬の北アルプスは美しすぎる。。。
初めて見る鹿島槍ヶ岳稜線の雪襞に感動する。
なんでここだけ雪襞が発達するんでしょう?
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 16mm f11 1/250sec ISO100 PLフィルター
晴れ渡った厳冬期の稜線が白く輝いて眩しいくらい。
斜面にはシュカブラが形成され、北アルプスの厳しさを感じさせてくれる。
こんな景色が見たかったんだ!
右を向けば不帰キレットから連なる白馬三山が美しい。
左を向けばシュカブラ越しの真っ白な五竜岳が美しい。
さしたる難所もなくこれだけの冬景色が簡単に楽しめる唐松岳が人気なのがよく分かりますね。
立ち止まって写真ばかり取っているため、一向に先に進まない。
最終リフトの時間が早いため、唐松岳の往復を考えると時間が厳しいんだけれど、今そこにある景色をスルーしては先には進めない。
唐松岳山荘(13:00~13:10)
EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 24mm f11 1/320sec ISO100 PLフィルター
13:00 稜線に到達すると初めて剱岳が姿を現す。
ようやく冬の剱岳を見ることができました!
ギザギザスカイラインを柔らかく多量の雪が覆い尽くれて真っ白。
ただ正午を過ぎやや逆光気味になっている。
日帰りでゴンドラ・リフトで来る限り難しいけれど、もっと早い時間帯の方がいい光線状態でしょう。
ほとんどの登山者はもう唐松岳山頂から下りてきて帰って行っている。
唐松岳山頂どうしよう?
ここで戻る?
いやいや、この晴れ渡った絶好のチャンスをみすみす逃すことはできない。
唐松岳も登って帰りは走ればいっか!
そんな感じで大した休憩をとることもなく、そのまま唐松岳へ急いでアタック。
妻は満足したのか、先に帰って行った。
唐松岳 山頂(14:00~14:20)
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 16mm f8 1/500sec ISO100 PLフィルター
振り返ると澄み切った素晴らしい景色。
他の登山者は下って行っておりもう誰もいない。
この時点で既にビリ確定。
14:00 息を切らして唐松岳山頂に着くと素晴らしい景色が広がる。
午後の斜光線で照らし出された白馬岳三山が美しい。
この時間にここに立っていないと、こんな光景は見れませんね。
五竜岳も最高。
できればいつか、ここから五竜岳と白馬三山の夕景を撮ってみたい。
下り(唐松岳山頂 14:20 ~ リフトトップ 15:20)
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 24mm f16 1/125sec ISO100 PLフィルター
14:20 やばい、最終リフトまであと1時間しかない。
一刻も早く下りなければ。
間に合うかな?
一通り撮り終えたら、後は最終リフトに間に合うようにダッシュで帰るだけ。
帰りはスノーシューを付けたまま走る走る。
足に2kgのスノーシューを付けたまま走るのは結構大変。
走りまくって、最終リフト時刻の15時20分の40秒前にかろうじて到着。
幸運にも天気がよく、冬季の唐松岳を存分に楽しむことができました。
朝焼け夕焼けを撮るために、次は稜線で1泊してみたい。
唐松岳 山行記録一覧
2019年02月24日 ■■■■☒『唐松岳_厳冬期 ~夕景狙いで昼からアタック!剱岳へ落ちる夕日~』
2018年07月15日 ■■■■☒『唐松岳 ~ご来光登山で雲海と朝焼け!夏山でお花探し』
2017年03月12日 ■■■■☒『唐松高_厳冬期 ~一瞬のチャンスを生かして冬の剱岳を見に!~』