北アルプス

西穂高独標 冬 ~ついに来た!冬の穂高の一角へ!~

3月に入り日差しが強くなるにつれ、厳冬期の影も薄くなってくる。
晴れの日も多くなってくるこの頃を狙って、滑落者が多いエリアなので結構ドキドキしながらも西穂高独標へ行ってきました。

山行記録 2017年3月4日

上り① ~西穂高山荘(09:50~11:20)

EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 50mm f16 1/125sec ISO100 PLフィルター

西穂高ロープウェイでアクセス。
朝一番に行ったにもかかわらず、行列が既にできていて乗り込むのに相当の時間がかかる。
立山ロープウェイならともかく、ここ西穂高ロープウェイまでほとんどが外国人観光客という状況に少なからず驚いた。

ようやく山頂駅に降り立ち、アイゼンで登り始め。
冬山登山者の考えることはほとんど一緒。
天気に良い日に集中するため、西穂高山荘まではアリの行列みたいな感じ。
これはこれで前がペースが遅かったり早い人に抜かれたりとなかなか疲れる。

アリの行列に従い、遅いペースで西穂高山荘に到着。
食事を摂って準備を整える。
ロープウェイに乗るのに時間がかかり、アリの行列状態で登ってくるのにさらに時間がかかって既に良い時間。
今日、西穂高を往復するのは既に無理な時間。
日帰りで西穂高を往復するには、始発の始発で出発しないと無理ですね。
「あわよくば西穂高まで」とは考えていたものの、これで怖い思いをしなくてはよくなったため、ホッとするというヘタリっぷり。

上り② ~西穂高独標(11:30~13:30)

EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 24mm f11 1/320sec ISO100 PLフィルター

快晴の中独標までへスタートすると、既に下山してきた人たちとすれ違う。
全員顔面バラクラバで覆い尽くしているうえ、寒さに凍えているよう。
そんなに上は寒いのか、、、と思っているうちに、少し上に出ると断続的な強風が吹き荒れる。
春が近い時期とはいえ、乗鞍岳は別として冬の北アルプス本丸に来るのはこれが初めて。
これが、北アルプスか。。。

とはいえ、強風以外では特に何ら難しくなく独標真下まで到着。
独標の真下だけ急で慎重を要しました。
独標からは乗鞍岳や焼岳方面、穂高連峰の眺めが素晴らしい。
相変らず風は強いですが、結構な時間景色を眺めていました。
独標から西穂高へ急斜面のアップダウンを繰り返す稜線が続く。
次は西穂高まで行けるかな。
そんな感慨にふけっていました。

それにしても今日はヘリコプターが良く飛び交っている。
長野県警の青い機体だ。
遭難者の救出にあたっている様子。
後で知ったことですが、今日は3人滑落したそうです。
無事でよかったが、そんな現場を目撃していると西穂高に行くのが怖くなってしまうな。

下り(14:00~16:00)

EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 24mm f11 1/400sec ISO100 PLフィルター

次は西穂高に登ることを誓って、陽が傾く中下山開始。
写真を撮りながら下りているとなかなかいい時間に。
西穂高山荘からは、ロープウェイの最終日に間に合うようにところどころ小走りで下りる。

何とかロープウェイの最終便前には間に合った。
独標までは来ず先に下りていた妻とロープウェイの駅で合流。
日帰りで少々せわしなかったですが、次は泊りで西穂高まで行ってみたいですね。
西穂高まで行けたら冬山に対する自信がつくかな。

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