F5 VANYAR PRO

ロードバイクを保護テープで傷から守る ~愛車をいつまでも綺麗に~

ロードバイクの新車を納車しました!!!

まずは新車を傷から守るため、納車後は走りに行くことも我慢して、まずは保護テープでフレームを保護することにします。
新車を保護テープで保護することを知らなかった初代のマウンテンバイクは、これまた新車のクロスバイクの2台をトランポする際に、新車同士を輸送の際にガツガツぶつけて互いにガッツリ傷つけあってしまうという愚を犯してしまいました。

まだ傷がつく前の納車直後の保護がお勧めです。

 

保護テープと貼付け道具等

ハッピークロライツ カーラッピングフィルム

保護テープは、amazonの評価が高かった以下の保護テープを使用しました。主はクリアですが、カーボンブラックもカッコよかったので部分的に使用するため、2種類使っています。

保護テープの使用感・効果

3台の自転車に使用していますが、保護テープとして特に問題なく合格点だと思います。
実際の使用感・効果は以下です。

保護フィルムの使用感

● 適度な厚さで、軽い擦れは完全に防御してくれる
● 転倒・チェーン落ち等、強い衝撃には限界がある
● 貼り方に熟練すれば気泡を入れることなく綺麗に貼れる
● 剥がしたときに粘着剤が残ることがない。
● 自転車ハンガーに掛ける部分等、強い圧力がかかるとズレやすい
● 艶消しフレームにクリアを貼ると、艶ありになる
● フレームの艶あり塗装にクリアを貼ると、より艶ありになって綺麗
● フレーム全体を保護する場合は多くの保護テープを貼るので、その分重量は増加する

保護テープの貼付け道具

カラーラッピングフィルム以外で、貼付けに必要な道具は以下です。

フィルム貼り道具

① フィルム貼りスプレー
② エアダスター
➂ パーツクリーナー(除菌スプレー)
④ マイクロファイバークロス
⑤ 定規
⑥ サインペン
⑦ ハサミ
⑧ 養生テープ

☞ ①フィルム貼りスプレーは、保護テープ貼りに必須です。水に微量の洗剤を含ませることで簡単に作れます。吹きかけが少ないと気泡が入りやすくなるので、多めに塗布すると気泡を逃がしやすく綺麗に貼れます。また貼り合わせの位置決めが難しい箇所にも多めに吹きかけると失敗しにくいです。

☞ ②エアダスターは、貼付け面に付着している埃を吹き飛ばすのに役に立ちます。埃が付いたまま貼り付けると埃を噛んで気泡となり、埃を取り除かない限り気泡は解消しません。➂パーツクリーナー(除菌スプレー)と④マイクロファイバークロスで脱脂しますが、埃が残ることもあるので、エアダスターで埃を飛ばすのが確実です。

☞ ④定規は保護テープ部材を切り出す際に必要になります。保護テープを貼りつける箇所に養生テープで仮止めし、⑥サインペンで切り出す部材をなぞって切り取り線を付けます。直線部分を定規でまっすぐに引き直しておくと、綺麗に保護部材を切り出せます。

実際にはこんな感じで保護テープを切り出しています。
養生テープで保護シートを車体に仮止めし、サインペンでなぞって切り取り線を描きます。この繰り返しで曲線部分も隙間なく貼れるはず!

作業時間

手先の器用さと熟練度によりますが、自転車1台分で数日は見ておいた方がよいと思います。かなり根気のいる作業になります。

作業者の手先の器用さに依存する作業で、完成度と作業時間は大きく変わると思います。楽しいと感じる人もいれば面倒くさくてやってられない...、と感じる人もいるかと思います。

自転車1台、フレーム全体に保護テープを貼る場合、数日は見ておいた方がよいと思います。かなり根気のいる作業です。自分の場合は、amazonプライムビデオを見ながら一週間近く作業していました。w

 

保護テープの貼付け箇所

トップチューブ

まずはロードバイクの顔ともいえる、トップチューブを徹底的に保護しましょう!ここが傷つくと心理的な衝撃が大きいです。

トップチューブは、信号待ち等で停車するときに自転車に跨ったまま足を着くと、トップチューブの上部が股で擦れます。
トップチューブバックを装着すると、止め具で巻くことになるため、トップチューブの上部も下部も擦れます。
自転車をディスプレイハンガーに掛ける際には、トップチューブの下部が擦れます。
さらに自転車を立てかける際に、立てかける対象とトップチューブのサイドが擦れます。

ロードバイクで一番目立つ箇所で傷つくリスクも高いので、できれば全面徹底的に保護したい部分です。上のピナレロの写真では上部しか保護していませんが、この後全面保護しています。

こちらはELVES VANYAR PROのトップチューブ。トップチューブの上部も下部もサイドも全面保護しています。クリアの保護テープを貼ることにより、より艶が出て綺麗になっています。

ダウンチューブ

ダウンチューブのトップチューブと並んで、自転車の顔とも呼べるとても目立つ箇所。たいていダウンチューブにメーカー名がプリントされていますが、メーカー名の塗装が剥げたりすると、これまたショックが大きいです。ダウンチューブも、重点保護箇所ですね。

ダウンチューブの下部は、前輪で跳ね上げた砂利や泥や正体不明のものまで引っ付いてくる箇所で、チェーンステーと並んで自転車で最も汚れる部分のうえ、飛んできた小石の衝撃も加わります
サイドは自転車を立てかける際に、立てかける対象と擦れたり、地球ロックするときに鍵と擦れます。
上部は通常ドリンクホルダーを装備しているので、ドリンクボトル等を雑に出し入れする際に擦れたりします。

下部、サイド、上部と、ダウンチューブの全部を保護テープで保護しました。
ピナレロみたいな曲線が多いフレームでも、保護部材を綺麗に切り出せば全面保護可能です。ピナレロはやや難易度が高めでした。

フロントフォーク

フロントフォークもサイドから物を当てやすく、傷が目立つ場所でもあります。極力広い範囲をカバーしておくとよいでしょう。
ピナレロの複雑な曲面をもつNDAフォークも、全面綺麗に張ることができました。フォークのエンドもガリっとしやすいので、保護テープの端材で補強しています。

実際のところ、フロントフォークはあんまり傷つくことは少ないですね。

チェーンステー

チェーンステーは、チェーンが落ちたときにチェーンステーの上部とチェーンが接触するので保護しておかないと必ず傷つきます。最初から保護素材で保護されているロードバイクも多いはず。

まずチェーンステーのサイド全面を、クリアの保護テープで保護しました。ピナレロF5は、チェーンが落ちた際にチェーンステーに当たる部分とチェーンが巻き込まれる部分は最初から保護テープが張ってありますが、重ねてカーボンブラックの保護テープで保護しています。

カーボンブラックとクリアとはテープの性質が異なり、クリアは貼付け面に凸凹があると、気泡を含んで綺麗に貼りつけられませんが、カーボンブラックはある程度凹凸の上から貼り合わせることができ、気泡もできません。

上から見るとこんな感じです。要所要所は二重に保護されているので、チェーン落ちしたとしても最低1回は耐えてくれるでしょう。

こちらはELVES VANYAR PROのチェーンステー。クリアで保護した上に、カーボンブラックで二重に保護。VANYAR PROは、最初から特別な保護テープは貼ってありませんでした。
2台目なので保護テープ張りの技術も熟練し、曲線部分も非常に綺麗に貼れています。

BB周り

最も激しく傷つく可能性があるのが、BB周りです。チェーンが外れて内側に落ち、その状態で踏み込んで力をかけてしまった場合に、ごっそり塗装ごといかれます。

まずは問題が生じない左サイド。BB周りは、曲面が少ないようで微妙に曲面あり。保護テープを分割しつつ全面保護。

問題はこちらのドライブトレインがある右サイド。

アワイチ(淡路島一周)の激坂連発区間で、雑にDi2のシフトレバーを押しっぱなしで何段も一発でシフトダウンしようとしたら、ガショッっという音とともに内側にチェーン落ちしました。

これはヤバイっ!と思ってペダリングを即座に止めたので、チェーンがカーボン本体にめり込む事態は避けれました。塗装も剥がれることなく、しっかりガードしておいてよかったです。この程度であれば、ヒョヒョイとチェーンをつまんで戻すだけです。ホッと一安心。

こちらは残念ながらダメだったパターン。

路面が激しく凸凹している下りで、チェーンが暴れてチェーン落ちしました。チェーン落ちしていることに気付かず少しペダリングをして力をかけてしまった場合。あれっ、落ちたかな?と思ってすぐにペダリングを止めたのですが、この状態。
一応カーボンブラックの保護テープで保護していましたが、これだけ強い衝撃が加わると効果なさそうです。

保護テープを剥がしてみると...、残念。新車時から付いている金属製の保護プレートが保護してくれていますが、端っこの方がフレームの塗装までいっちゃってます(涙)。

元の金属製の保護プレートのささくれた部分を切断し、新たに金属プレートで補強。

さらにその上にカーボンブラックの保護テープの隠します。おそらくこれでもう1回チェーン落ちしても大丈夫でしょう。
重量増が気になるところですが。w

こちらはELVES VANYAR PROの新車購入時のフレーム。ピナレロF5とは違って、最初から金属製の保護プレートがなかったので自分で補強します。こちらも重量増が気になるところですが、傷防止を優先。

目立たないように、カーボンブラックの保護テープを貼って保護終了。
実際はクランクに隠れるので、ほとんど目立たない部分です。

シートステー

シートステーのサイドは、自転車を立てかけた際によく擦れます。ポタリングで自転車の写真を頻繁に撮る人は、傷つきやすい場所と言っていいかもしれません。

ピナレロの美しい曲線を描くシートステーも、内側の一部を除いてサイド、上下を保護しました。シートステーは曲線で構成されることが多いですが、保護テープ張りも熟練すると上手く貼れるようになります。

新車購入後、1年経過後の様子。かくいう自分もポタリング族で、よく自転車を立てかけます。
傷つけないように気を付けていたのですが、接触によりちょろちょろ保護テープが欠けています。ほとんどは保護テープが痛むだけで済んでますが、倒して衝撃を与えてしまった部分んはさすがに塗装までいっちゃいました。

対策として結局こうなりました。立てかける右側だけクリアの保護テープの上にカーボンブラックの二重巻きで。
フレームカラーもツートンになっていい感じに。w

シートポスト

エアロ形状をしたシートポストは、カーボン製でした。テールライトの固定の際に擦れるので、テールライト装着部分を保護しておきます。

シートポストの色がブラックで、クリアで保護すると艶ありになってしまうので、カーボンブラックで保護しました。目立たず保護することができました。カーボンブラックも用意しておくと、意外と使えますね。

クランク

最後はクランクを保護します。シューズと擦れる部分で、何年も使っていると使用感が出てくる部分です。曲線と直線が混じる箇所ですが、複雑な曲面を含むトップチューブやダウンチューブに比べれば、貼るのは簡単です。

アワイチ(淡路島一周)の激坂区間の下りで、雑にDi2のシフトレバーを押しっぱなしで何段も一発でシフトアップしようとしたら、今度はガショッという音とともに外側にチェーン落ちしました。いったい何やってるんでしょうね...。下りで相当スピードが出ていましたが、即座にペダリングを止めたので、大事に至りませんでした。

クランクの平面部分にしか保護テープを貼っておかなかったので、エッジ部分の塗装が少し剥がれてしまいました。さすがにエッジの部分はうまくガードテープは貼れませんし、そもそもこんなチェーンの外れ方は普通しません。
それでも平面部分の傷は防げたでしょう。これもヒョヒョイっとつまんで戻すだけです。いい加減、激坂の上りと下りで、どんな場合にフロントチェーン落ちが起きるのか理解しました。w

車体下部

車体下部は、カーボンブラックの保護テープで保護しています。
写真は保護後1年経過後の状態です。ロードバイクにも関わらずよく未舗装路を走破し、跳ね上げた小石がカンカン音していましたが、完全に保護してくれてくれました。

 

まとめ

保護テープは貼るのは大変ですが、部材自体は安く効果も大きいです。決して安くはないロードバイク。
いつまでも愛車を綺麗な状態にしておきたいですね。

-F5, VANYAR PRO