関東・信越

〔100名瀑〕平湯大滝_氷瀑 ~お手軽氷瀑鑑賞!スキーや雪山登山のついでによいかも~

日本三百名山である猿ヶ馬場山の登山の帰りに、ちょうど平湯温泉を通る。
今日は一日晴天の予報だったけれど、薄雲がかかってきてしまい、大日ヶ岳の夕景撮影登山を中止して猿ヶ馬場山だけで引き上げてしまった。かけた交通費と時間の割に、北陸遠征の成果が一山だけとはちょっともったいない。

平湯大滝は以前何度か行ったことあるけれど、フィルム時代でデータとして残っていない。ちょうど時間もありしかも冬期で結氷しているかも。
普段なかなか撮りに行かない、平湯大滝の氷瀑を撮りに寄ってみよう。

 

map&滝データ

滝データ

岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯768-47
● 落差64m
● 冬期は平湯温泉スキー場の駐車場より850m(徒歩15分)

 

撮影記 2025年3月1日(15:10-15:50)

EOS R5+RF100-500mm F4.5-7.1L IS USM 223mm f16 1/13sec ISO100 PLフィルター

国道158号線から笠ヶ岳がよく見える。この薄雲が出なければ、大日ヶ岳の夕景撮影もできたんだけどな。
「平湯大滝→900m」との看板があり。国道158号線からすぐの平湯温泉スキー場の駐車場に止めさせてもらい、準備を整えて平湯大滝へ向かう。

猿ヶ馬場山へのアプローチで電動MTB(以下ザクと呼ぶ)を持ってきていたので、平湯大滝までの道をザクでアプローチするつもりでいた。
しかし入口早々に「冬期車両通行止め」の看板がデカデカと立っているではないか!自転車ってここでいう「車両」に入るのか?法的には「軽車両」に分類され車両の一種として扱われるようだけれど、ここで規制している「車両」に自転車は含まれていないような気がする。そもそもこんな山深い所に自転車で来る酔狂な者を想定していないと思われる。

う~ん、「自転車って自動車じゃないし」と言う体で行ってしまうか、それとも法の定義に基づいて歩いていくか。せっかくザクがあるのに歩いていくなんてアホくさいが...。
しかし意外にも観光客が次から次へと雪道を歩いて平湯大滝を見に行っているではないか。中には小うるさい人がいて「自転車は軽車両だから立入禁止ですよ」なんて言ってくる人もいるかもしれない(絶対いないと思うが)。
15:10 猿ヶ馬場山登山で疲れていて、悩んでいるのも億劫だ。登山後の整理体操がてら歩くことにした。

15:25 850mをきっちり15分歩かされて、行き止まり地点の展望広場へ到着。上り坂でなかなかかったるかった。
眼前には青く結氷した平湯大滝が見える。以前来たのは20年ぶり以上ではないだろうか。

さっそく撮影開始。滝までは少し離れており、縦構図で滝全体を入れるとしても200mmの焦点距離が必要だ。標準ズームだと届かないので、望遠レンズがあった方がよい。

完全結氷にはなっていないが、凍り付いた滝の一部が水色になっており、これはこれで綺麗。
氷瀑となってもショボかったりする滝が多いので、今まであまり氷瀑を撮りに行くことはなかった。しかし平湯大滝はなかなかいいかもしれない。水量があり凍り付いている部分が多いからかもしれない。

そして氷の造形が面白い。ほんと”自然の芸術”と言った感じだ。滝つぼまで近づけたらよかったのに。
遠くから展望広場から望遠で切り取るだけなので、ポジションの自由度はない。ものの5分で撮影終了。
少し歩かされるけれど、綺麗な氷瀑が見れて冬でもよい観光スポットだった。

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