スーパーフォーミュラの最終戦とWTCRの同時開催が行われるというので、2年ぶりに鈴鹿サーキットまで行ってきました。
日曜日は天気も良さそうなので、印象的でドラマチックな写真が撮れるかな。
WTCRの流し撮りの写真を紹介します。
撮影記 2018年10月27日 予選
ヘアピン(1/100~1/250sec)
EOS5DsR+150-600mmF5-6.3DG OS HSM Contmporary 600mmトリミング f7.1 1/250sec ISO100
午前中にピットウォークとスーパーフォーミュラーの練習走行を第2コーナー激感エリアで撮ってから、ヘアピンに移動。
スーパーフォーミュラーの予選に引き続き、土日で3つの決勝があるWTCRの決勝1レース目。
なんとWTCRの1レース9周しかありません。
できるだけスローシャッターでスピード感がある写真を撮りたいんですけれど、このコーナーアウト側から1/60で撮った時の成功率が30~50枚に1枚とすると、1レースで残る写真は1~2枚くらい?
さすがに「撮れませんでした」は避けたいので、1/100secをスローシャッターの限度として設定し、撮るべきカットを3つ程度考えてそれぞれに周回数を割り当てて準備します。
いざ、レースが始まると台数は多いものの団子状態の塊で走り去っていくため、1周で撮れるのは3~5カットくらい。
しかも1カット流して撮り終わってから急いでカメラを始点まで振り戻すため、カメラの振りとマシンをしっかり同調させるタイミングが短くてこれまた難しい。
周回数が短くチャンスも少ないので、スプリントレースの撮影はなかなか厳しいものだと実感しました。
200mm付近でマシン全体の流し撮りで1/125sec、400mmのアップで1/250secと無理せずシャッタースピードを設定したため、しっかりと必要なカットは残せました。
この鈴鹿のヘアピンは、近距離でのコーナーアウト側からの撮影になり、マシンの回転による影響を受けてブレやすくなります。
そのため、結果としてシャッタースピードは1/100sec程度で十分だったと思います。
2018年10月28日 決勝
第2コーナー_激感エリア(1/60sec)
決勝日の午前中のピットウォーク後のレース2は、第2コーナー激感エリアから撮ることにしました。
第2コーナー激感エリアに近づくと、黄色いDHLの看板が良く目立ちます。
ちょうどDHLのマークの入った黄色いマシンが走っているので、同じ黄色のDHLの看板と合わせたら面白いかな?と閃く。
ただマシンを流しとめるだけでなく、背景の処理は重要で、いつも撮る前に背景を必ず確認するようにしています。
今回はちょうどよく、レースっぽい派手目の看板があったので、そこばっかり撮っていました。
しかし昼の真上からの光線で陰影が少なく、ここ第2コーナー激感エリアは、夕方の斜光線で撮った方が良いのでしょう。
この後行われるスーパーフォーミュラ決勝の最後の方は、ここから撮ることにしよう。
逆バンク(1/250sec)
EOS5DsR+150-600mmF5-6.3DG OS HSM Contmporary 600mmトリミング小 f7.1 1/250sec ISO100
WTCR最後のレース3は、移動して逆バンクから撮ることにします。
逆バンクのスタンド下段にあるカメラホールは既にたくさんのカメラマンが陣取っていたため、スタンド上部から600mmで狙います。
コーナー付近にいるマシン1台を大きく撮るには、さすがの600mmでも届きませんが、マシン数台の塊を撮るにはちょうどいい画角になります。
コーナーを抜けようとする連なったマシン数台を斜めに収めると、バランスのよい好きな構図になりますが、ここの背景の味気ない灰色のクッションバリヤーはちょっといただけません。
9週の前半までは斜め上からの斜光線でいい感じに撮れていましたが、途中から雲が広がり陰ってしまいました。
せっかくの晴天下のレースだっただけに、ちょっと残念でした。
でも、ちょうどスポット光に照らされるマシンのカットを数枚撮れて、それはそれで幸運でした。
スーパーフォーミュラーとWTCRの同時開催は、1回のレースでフォーミュラーカーと箱車が撮れる、非常にお買い得感がいっぱいのレースでした。
3度目の鈴鹿になりますが、いずれも撮るポイントは第2コーナー激感エリア、逆バンク、ヘアピンの3つだったので、次回来るときはまた違うポイントを探してみたいですね。