雪山が終わるのが名残惜しく、1日の晴天を使って雪山登り納め。
日帰りで行けるところとなると、気になっていた守門岳か巻機山。
登山口が遠い守門岳は厳しいので巻機山にしよう。
そして朝は巻機山で朝焼け、午後は谷川岳で夕景狙いのダブルヘッターとしよう。
巻機山と谷川岳の朝焼け・夕焼けのをご紹介します。
ルート(巻機山)
〔巻機山_山行〕6時間50分 /〔休憩〕2時間20分 /〔合計〕9時間10分
西谷後バス停 02:20 ⇒ 04:10 6合目 ⇒ 05:20 ニセ巻機山 ⇒ 05:50 巻機山 07:20 ⇒ 07:40 牛ヶ岳 08:00 ⇒ 08:20 巻機山 08:50 ⇒ 11:30 西谷後バス停
山行記録 ダブルヘッター1山目_巻機山 2019年3月20日
上り(西谷後バス停 02:20 ⇒ 05:50 巻機山)
例のごとく行くかどうかモジモジしてたら出発が遅れ、圏央道でまさかの工事渋滞。
登山口に到着するも既に2時過ぎ。
朝焼け間に合わないんじゃね?
朝焼け間に合わないと来た意味ないので、スピードハイクで間に合わせるしかなし。
月明かりに照らされるの中、ノンストップでひたすら登り続ける。
気温5度で無風。むたくそ暑い!
途中、5合目下の樹林帯の斜面がけっこう急。
夜間カチコチに締まっていてスノーシューで登りやすいけれど、下りはどうか。
巻機山は標高差1,400mで15kmの結構な消耗戦。
登れど登れど次の斜面が出てきてそれなりに大変。
ようやく9合目のニセ巻機山まで出ると、谷を巻く形で巻機山山頂へ。
既に東の空が明るくなってきており、止まって休んでいる暇はない。
巻機山山頂(05:50 ⇒ 07:20)
EOS5DsR+EF100-400mmF4.5-5.6L ISⅡUSM 135mm f8 1/50sec ISO100 PLフィルター
05:50 息を切らしながら巻機山山頂着。
既に日は上っていたが、何とか朝焼けに間に合うことができた。
超望遠レンズが加わり荷物は重いけれど、雪は堅く締まり沈み込みはなし。
ほぼノンストップで山頂まで3時間半。
今日の状況ではこれ以上早くは登れなかったような気がする。
Max急いだ分疲れた、、、消耗した。
晴れてはいるが空は霞み光は弱く、厳冬期のように真っ赤に焼けてくれない。
少しがっかりしたが、撮った写真を見るとそんなことはなかった。
多少光量は弱いものの、なかなか見ないくらい真っピンクに焼けて写されていた。
EOS5DsR+EF100-400mmF4.5-5.6L ISⅡUSM 214mm f11 1/60sec ISO100 PLフィルター
巻機山山頂からは360度の展望が広がる。
撮る対象は東側の越後三山は朝は逆光なので、南西に位置する谷川連峰が主。
以前巻機山に登った時は悪天候で展望は見れなかったので、展望は今回が初。
距離は遠いものの、まるで日本離れしたような険しく尖った山々が連なる。
巻機山から見た谷川連峰がこんな荒々しく重厚に見えるとは、びっくり嬉しい。
白毛門からの谷川岳も素晴らしいですが、こちらも谷川山系の連なりが素晴らしい!
手前側の朝日岳方面へ延びる国境稜線が美しい。
先々週にリュックごと望遠レンズが飛ばされたので、どうするか迷っていました。
巻機山からはなんとなく望遠レンズが必要な気がするんだけれど。
迷った末、後悔しても仕方がないので、望遠レンズの代わりに超望遠レンズ(100-400mm)を持っていくことにしました。
この超望遠レンズ、重さ1.5kgで全くもって山に持ち上げる代物ではありません。
なんとこの担ぎ上げた超望遠レンズが、やや遠い谷川連峰を引き寄せるに大活躍!
いかようにも切り取ることができる。
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 16mm f16 1/80sec ISO100 PLフィルター
谷川連峰の様相は素晴らしいですが、いかんせん、何の山かまったく分からない。
尖っているものから平たいものまでいろいろあります。
後で調べましたが、一番尖がった山は大源太山。
その尖がり様から、まるで日本ではないみたい。
降雪から数日経過して、残っている融け気味のシュカブラと絡めてみたり。
牛ヶ岳 往復(07:20 ⇒ 08:20)
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 23mm f16 1/80sec ISO100 PLフィルター
巻機山山頂で一通り撮ったので牛ヶ首まで行くことに。
牛ヶ岳に着く頃には、逆光にの越後三山もいい感じで日が当たってくるかも。
牛ヶ岳までの暗部に下りると、凄まじいエビの尻尾の塊が広がる。
残念ながら融け気味で鮮度はありませんが、それでもすごい迫力。
厳冬期に来れたらどれほど素晴らしいんでしょう。
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 23mm f16 1/80sec ISO100 PLフィルター
牛ヶ首まではすぐに到着。
眼前に見える越後三山の迫力がすごい。
越後駒ヶ岳は、以前春先に行きましたがこれまた長くて大変。良かったけど。
谷を挟んだ向こうに見える、クリーミーな割引山とその斜面が綺麗。
普段あまり見ない上越の景色を満喫できました。
下り(巻機山 08:50 ⇒ 11:30 西谷後バス停)
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 16mm f8 1/640sec ISO100 PLフィルター
下りは来た道を帰るだけ。
上りは上り一辺倒な分、下りは下り一辺倒。
気温の上昇に伴い雪がくされきて、スノーシューだと徐々に滑るようになってくる。
5合目下の急斜面は、雪はズベズベでもう最悪。
スノーシューをはずすのも面倒くさいので、苦労しつつもなんとか下り切りました。
登山口まで戻ると平日にもかかわらず、除雪された駐車スペースはいっぱいでした。
展望が見れ、目的の朝焼けも撮れてよかったよかった。
巻機山、でっかい山でした。
ダブルヘッター2山目_谷川岳
ルート
天神平15:00 ⇒ 15:50 熊穴沢避難小屋 ⇒ 16:55 谷川岳・肩の小屋 ⇒ 17:00 谷川岳(トマノ耳)17:30 ⇒ 18:50 天神平 19:10 ⇒ 19:30 谷川岳ベースプラザ
山行記録
EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 31mm f8 1/320sec ISO100 PLフィルター
午後になっても激しく晴れ渡っている。
谷川岳で夕景撮っちゃう?
既に深夜から巻機山に登って、もうくったくた。
巻機山は、はっきり言ってダブルヘッターに持ってくる山ではありません。
そんなことをする人は誰もいないでしょうけれど(笑)。
迷いながらも谷川岳ベースプラザまで行ってみると、駐車料金本日無料。
となると、ロープウェイの片道1,030円しかかからない。
雪山登り納めで、谷川岳の夕景まで撮り切って締めにしましょう!
「時間と交通費を最小限にしつつも効用最大」という合理的思考で2山目突入。
15:00 天神平登り始め。
最終のロープウェイめがけて下りてきた登山者との擦れ違いも早々に終わる。
後は午後の谷川岳を独り占め。
疲れてはいるものの、日が傾く中、誰もいない谷川岳を登っていくのが楽しい。
冬に谷川岳主脈や馬蹄を歩けば、こんな気分をずっと味わえるのだろうか。
そんな気分に浸っているのもつかの間、西の空には薄雲がかかり始める。
そしてだんだんとその濃度が濃くなり、山頂に着く頃には立派な曇り空に。
17:00 あっさり2時間で谷川岳山頂着。
曇ったよ。困ったよ。
光がなければ何の仕事もできない。
光を失い、灰色の世界に溶け込んだ陰影のない山々を撮って終了~。
早く帰って家で寝てればよかった(笑)。
今シーズンはうまい具合に、ダブルヘッターがことごとくうまくいったのですが。
まぁ、こんなときもあります。
行ってみてやってみないと分からないし。
誰もいない人気のない雪道をヘタヘタ下りて今日の山行終了。
2山目の谷川岳は大した写真もないので、同日の巻機山の記録の付録にしました。
谷川連峰 撮影記一覧
2020年10月02日 ■■■■■『谷川連峰馬蹄 ~日帰り?で絶景紅葉撮りつくし!~』
2019年03月20日 ■■☒☒☒『巻機山&谷川岳_冬ダブル ~日本離れした谷川連峰の朝焼け~』
2018年03月03日 ■■■■☒『谷川岳_冬 ~ダブルヘッター2山目!もうすでに春山?~』
2018年03月03日 ■■■■■『白毛門_冬 ~ダブルヘッター1山目!谷川岳の夜明け~』