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〔100名瀑〕布引の滝 ~赤褐色の岩盤を流れ落ちる巨大なナメ滝~

今日は三重県遠征の所用のついでに紀伊半島の名瀑巡り。
本日4ヶ所目は、三重県に3つある100名瀑の1つ、布引の滝。
布引の滝をご紹介します。

撮影記 2015年5月27日(10:30~11:30)

観瀑台

EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 70mm f8 1/80sec ISO100 PLフィルター

この布引の滝も今回が二度目。
前回は夏の暑い時期に来たら、水量が少なく優美な姿は見られなかった。
それなりに長い林道を進んでいくと、布引の滝手前から荒滝とかくれ滝と小滝が続く。
荒滝は幾重にも岩盤で水流が変化し、新緑も絡んで美しい滝でした。
高速シャッターよりスローシャッターで流した方がよい滝でしょう。

荒滝を過ぎると布引の滝はすぐ。
それと分かる観瀑台に到着しました。
やや赤褐色の色をした滑らかな岩盤を、白い一筋の布を垂らしたように流れている。
水量不足は心配でしたが、前回よりも十分水量はあるでしょうか。
四段の滝のようですが、最も落差の大きい四段目が目に付きます。
やや赤茶けた接褐色の岩盤が特徴的。
落差も大きくどちらかと言えばナメ滝のようにも見え、どの滝にも似ない独特の滝。
さすが100名瀑と言った堂々たる滝です。

この布引の滝も対岸の林道からの遠望になるため、撮る場所は1ヶ所で何の工夫もできません。
広く撮るか望遠で部分的に切り取るかのどちらかになるでしょう。

滝壺(道路より徒歩3分)

EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 16mm f8 1/40sec ISO100 PLフィルター

観瀑台から少し進むと、何やら滝口に下りれるような遊歩道がある。
前こんなのあったかな~?
せっかくなのでここも滝壺まで下りることにしました。
時間がかかるかと思われた滝壺までは、それほど時間はかからず3分くらいで下りれたでしょうか。
しっかり作られている遊歩道ですが、人が来ないのか多くの落石や土砂が被っている。

布引の滝の滝壺は、エメラルドグリーンの水をたたえた綺麗な釜に静かに水が流れ落ちている場所でした。
普通滝壺と言えば轟音と共に豪快に水飛沫が舞うような場所ですが、この静かな空間が不思議。
もう多分こんな遠いところまで来れないから、滝壺まで来れてよかった。

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