日本三百名山の高塚山に登った帰りにインターへ向かう途中、「不動滝こちら」の看板が目に入る。
不動滝?全国どこにでもある滝の名前だが、このエリアで目ぼしい滝があるとは記憶していないぞ。
日没まで時間もあるので、どのくらい時間がかかるか分かりませんが、ちょっと立ち寄ってみることに。
静岡県の中川根町にある、不動滝をご紹介します。
撮影記 2021年5月23日(16:20~17:00)
不動滝キャンプ場に着くと、ご丁寧に案内図があるので、しっかり見ていきましょう。
不動の滝キャンプ場を車で進むと、不動の滝駐車場に着くようです。
そこから遊歩道が続き、その奥に落差45mの不動の滝があります。
あまり時間がかからなそうなので、ここまで来たのでとりあえず行ってみることにします。
不動の滝キャンプ場入口。
ここにもご丁寧に滝への案内板があります。車で直進しましょう。
ほどなく不動の滝駐車場に到着。
なんと、駐車場から200mのようです。
よかった。これだったら5分以内に着きますね。
駐車場から橋を渡るとすぐに不動神社。針葉樹林の中にあり、厳かな雰囲気です。
実はこの時点で、右奥に不動の滝の白い流身が見えていたりします。
不動神社と不動の滝の案内板。
とりあえず撮っておきます。旅の楽しみとして後で読もうと思うのですが、あんまり読まないんですよね(笑)。
今回はちゃんと読みました。
さらに進むと、おお~っ、これは凄い!
なにが凄いのかというと、突然明るく開けた針葉樹林の雰囲気に驚きました。
年中山登りや滝巡りをしていますが、なかなかない雰囲気ですね、これは。
駐車場から5分以内で、不動滝に到着しました。
落差45mの不動滝の全容はこんな感じです。
滝の下段に橋が架かっていますが、流木が多く引っかかっている様子。
ちょうど新緑の時期で綺麗な新緑が滝に絡みそうだったので、離れたところから新緑と滝を合わせてみます。
谷全体が暗くて長時間露光になり、新緑がブレてしまいました。
滝の真正面に出るために端に近づくと、ロープが張られていました。
流木がたくさん引っかかっています。
橋が危ないというより、ここに至る所ががけ下となっているので、落石を食らうと直撃します。
上部を気にしながら、長い間ここに立ち止まらないことが必要です。
橋の真ん中から、不動滝を狙います。
ちょっと遠くて、あまり落差45mの大きさは感じません。
けれどマイナスイオンたっぷりで気持ちがいい。
滝の流れで生じる涼しい風を全身に浴びて、登山で火照った体を冷ましてくれます。
帰りは、明るい雰囲気のよい針葉樹林の中を帰ります。
手軽に50m級の滝を短時間で楽しめるので、お買い得感いっぱいな滝でした。
中川根町を通ることがあれば、ぜひ立ち寄ってみるとよいでしょう。