北関東・尾瀬・日光

〔100名山〕会津駒ヶ岳_冬 ~思わぬ大展望!裏尾瀬でスノモン探し~

投稿日:2021年2月26日 更新日:

山はたくさんあるけれど、登ることのできる冬山は限られている。
まだ行ったことのない冬山、まだ撮ったことがない冬山が会津駒ヶ岳。
前から気になっており、雪山の景色もなかなか撮りごたえありそう。
直前まで他の山と悩むが、どちらも時間と労力と交通費がかかるため外したくない。
天候リスクが少なく、確実でお手軽な?会津駒ヶ岳とした。

ルート/shibawannkoのワンポイントアドバイス

〔山行〕8時間50分 /〔休憩〕1時間40分 /〔合計〕10時間30分
【上り】05:30会津駒ヶ岳登山口 ⇒ 05:35 ⇒ 06:20 会津駒ヶ岳滝沢登山口 06:40 ⇒ 07:30ヘリポート跡 ⇒ 12:00会津駒ヶ岳
【下り】会津駒ヶ岳13:00 ⇒ 15:30 会津駒ヶ岳滝沢登山口 15:40 ⇒ 16:00 会津駒ヶ岳登山口

〔難易度〕①標高差1,200m②往復12km➂往復8~9時間の、雪次第でラッセルを強いられる雪深い百名山。
〔駐車場〕村営グラウンド(無料)。
〔展望箇所〕森林限界以上~山頂。けっこう上部まで登らないと森林限界を超えず展望は開けない。さらに駒の小屋付近まで登らないと、反対側の平ヶ岳方面の展望は開けない。
〔危険個所〕特になし。森林限界以上は広大なため、ホワイトアウト時はGPS必須
〔冬山装備〕地形的に険しいところはなく、雪深いため、スノーシュー+ダブルストックがよい。

山行記録 2021年2月6日(05:30~16:00)

上り(登山口 ⇒ 山頂)

05:30 300km運転して登山口に着いたのは5時。準備してそのまま登頂開始。
登山口までの道路は40~50km近く凍結路で、とってもデンジャラスだった。
そして遅い到着で、朝焼けも狙えない中途半端な時間になってしまった。
檜枝岐村は雪たっぷりの雪国の景色で氷点下11度。東北に来たことを実感する。

登山口から雪深く、スノーシュースタート。
BCスキーとどちらにするか迷ったが、初めての雪山なので慎重を期すことにした。
標高差1,200mの急斜面を滑走する技術と足首の回復具合いに疑問符が取れない。
登山口付近は多くのトレースがあったが、すぐにトレースも少なくなる。
自分の前には、スキートレース1本にスノーシュートレースが1本だけ。
どうやら自分は降雪直後の3番手らしい。
びっくりするのはその降雪量。登れど登れど雪は深くなるばかり。
こんなにフカフカな雪山に登ったのはいつ以来だろう?
体力消耗が激しいが、直前のスノーシュートレースが有難すぎる。

まだまだ序盤の樹林帯で夜明けを迎える。
朝焼け狙いで来たつもりだったが、出発と移動で遅れて全然無理だった。
というか、前夜初で朝焼け狙いは無理だろう。遠すぎる。

会津駒ヶ岳は、登れど登れど全く展望が開けない。
南側の稜線からポッコリ頭をのぞかせる山が見えるだけだ。
あの方角と頭の形からして、日光白根山かな。
今日の1つの目的でもある、雪の燧ヶ岳はなかなか見えてこない。

EOS5DsR+EF100-400mmF4.5-5.6L ISⅡUSM 135mm f11 1/160sec ISO100 PLフィルター

やがて8合目あたりまで来ると、休憩している先行者に追いついた。
この深い雪をここまで1人でラッセルするとは信じられない体力だ。
この方のスノーシューのラッセルがなかったら、登れなかったと思われる。
感謝以外なにものもない。
通りすがりラッセルのお礼を言って、降雪後二番手となる。
自分の前にはスキートレース1本。沈み込みがつらい...。
急斜面になると体力消耗が激しく、登れないよこれ。
しばらく進んで力尽きる。すでに5時間以上も登り続け、シャリバテ直前。
エネルギー補充しながら休んでいると、三番手のスキーヤーが現れる。
私もう無理なんで、どうぞ抜かして先行ってくださいませ。

森林限界に近づくと、ようやく燧ヶ岳が現れる。
こんな間近で雪の燧ヶ岳を見たのは初めてかもしれない。
雪の双耳峰がカッコよすぎる。
そう言えば、厳冬期の燧ヶ岳って聞いたことがないな。そんな難しいのかな。

EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 41mm f16 1/200sec ISO100 PLフィルター

目指す会津駒ヶ岳のピークが見え始めると、まさにビクトリーロード。
ひたすら広大な斜面がクリーミーだ。
これでぽつぽつ生える木々がスノーモンスターだったら完璧なんだが。
最後のカーブを曲がって山頂まで一直線というところまで来ると西側が開ける。
おおっなんと!西側斜面の木々がスノーモンスターになっているではないか。
ちょっとまだ成長中といったところだが。
そしてスノモンの向こうには、見たことがないような白い峰々が並ぶ。
すごいね、この雪景色。あまり来ないエリアだからすぐには山名が分からない。
とりわけ高く白くただ者でないを異様な雰囲気を放つ山が3つ目につく。
1つはよく考えて平ヶ岳か。てっぺんは丸いがその白さが尋常じゃない。
もう1つは扇のように広がる中ノ岳。
右端の尖り山が荒沢岳でその奥が越後駒ヶ岳。
初めてみる雪山の大展望にかなりびっくり。
夏来た時は池塘群が綺麗ということは覚えているけれど、
会津駒ヶ岳って、こんなに展望良い山でしたっけ?
手前のスノモンと絡めながら撮っていると、なかなか山頂につかない。

会津駒ヶ岳山頂(12:00 ⇒ 13:00)

EOS5DsR+EF100-400mmF4.5-5.6L ISⅡUSM 400mm f8 1/320sec ISO100 PLフィルター

12:00 6時間半かかってようやく会津駒ヶ岳山頂着。
雪が深いうえ、今シーズン初のスノーシューが重くてつらかった。
夏よりも登り口が低くなり、標高差も1,200mにもなっちゃって。
夏のお手軽100名山のイメージで来たら大変すぎた。
疲れたけど天気と展望は最高。
正午になりベタ光線になってしまうことを心配していたが、
メインの眺望の平ヶ岳方面は斜光線になり、ちょうどいい具合だった。
この景色を朝焼けで撮れたら素晴らしいだろうに。
しかしこの雪深い遠方の山に、夜明け時に山頂にいることは不可能に思えた。

EOS5DsR+EF24-70mmF2.8LⅡUSM 50mm f16 1/160sec ISO100 PLフィルター

山頂で1時間ほど、普段来ぬエリアの山岳展望を撮りまくり。
今日もこんなところまで担ぎ上げた超望遠が大活躍。
冬山こそ超望遠が威力を発揮する。ただもっと軽くなってほしい。
1時間も粘っていると、さすがに次々登ってくる登山者も打ち止め。
スキーヤーは次々と広大な斜面を滑って行った。
いいなぁ、ここだけ見ればスキーで来たっかったな。

下り(山頂 ⇒ 登山口)

13:00 山頂展望を撮りつくしたので下山開始。
仕事後寝ずに運転して登ってきたので、疲れはMAX。日差しも暖かくて眠い。
眠りながら歩いてたら、二度ほど後ろがつかえていた。ごめんなすって。
登りは降雪直後で滑らかで綺麗だった雪面も、多くのトレースでグサグサ。
こんな急斜面のグサグサな雪面、スキーで下りるのは怖い。
また転倒して足を折ってしまう恐怖を感じる。
BCスキーは、もっと簡単な山から始めよう。
スノーシューはというと、捻挫の足首には凶器以外何物でもなかった。

16:00 クタクタになって下山。
結構大変でした、雪の会津駒ヶ岳。
本当は昼に下山して、300名山の七ヶ岳から夕景の予定だったんだけど。
雪深い山に対して、まだまだ体力とパワー不足を感じざるを得ない。
今回は1回のチャンスで撮り切れてよかったよかった。
次来ることがあれば、BCでチャレンジしたい。

この記事が役に立ったら応援クリックお願いします。綺麗なシーンをお届けします。

-北関東・尾瀬・日光
-, ,

Copyright© shibawannkoの撮影山行 , 2021 All Rights Reserved.