〔100名山〕北岳 ~春夏秋冬 山行記録~

このページでは、北岳の四季を通じての魅力を、春夏秋冬の山行記録とともに紹介していきます。
きっと北岳に行ってみたくなるでしょう!

 ~南アルプス随一の華やかさを誇る紅葉スポット~

EOS5D MarkⅡ+EF24-105mmF4L IS USM 24mm f16 1/15sec ISO100 PLフィルター

北岳の紅葉は、南アルプスらしく赤色は多くはなく派手さはないが、ダケカンバ等一面黄色に彩られる。
大樺沢二岐より右俣コースで稜線に至る中腹は、こじんまりとした庭園みたいになっており、赤色のナナカマドが密生し極彩色の秋色が広がりとりわけ美しい。
そこからナナカマド越しに見る北岳、反対側の鳳凰三山が素晴らしい。
稜線に出ると紅葉する木はなくなるが、チングルマ等の草紅葉が真っ赤に稜線を彩ってこれまた美しい。
一方、八本歯へ至る左俣コースでは、午後には斜光線で紅葉の木々とバットレスに陰影がついて迫力が増す。

山行記録

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 ~寒冷強風が吹き付ける、けっこう手強い冬山の雄~

EOS5DsR+EF70-200mmF4L ISⅡUSM 70mm f11 1/6sec ISO100 PLフィルター

冬の北岳は、なかなか大変です。
長い林道歩きを加えたコースの長さや2,200mを超える標高差を登り降りするだけの強靭な体力がまず必要なうえ、ボーコン沢の頭を超えてからの稜線上の西からの強風が強烈である(ときには防風)。
コース上の危険個所はそれほど多くはないですが、降雪後の雪付きの多い場合には、山頂周辺で雪壁の直登やトラバースがいたるところに出現し、難易度が上がることに注意が必要です。
確かに、テントセットを担いでのロングコースとなるため大変ではありますが、年末年始には相当数の登山者が入るため、降雪直後の一番乗りでない限りはトレースは確実に存在し、体力と暴風寒さ対策を整えれば登頂は可能である。
気象面では、年末年始の冬型の気圧配置で晴天が続きやすくかつ読みやすいため、天候を見定めて挑戦しやすい山と言えます。
北岳~間ノ岳~農鳥岳と3,000m峰が連なる雪の稜線は素晴らしく、冬は夏や秋の他の季節に負けないくらいの魅力に溢れる季節と言えるでしょう。
一度冬の北岳を経験すれば、大抵の冬山は楽に感じられるほどに鍛えさせてくれる山かもしれません。

山行記録


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