北海道

〔100名山〕利尻岳 ~稚内から強硬日帰り!稜線には見たことない青い高山植物~

投稿日:2011年6月11日 更新日:

北海道遠征2回目の4日日目は、幌尻岳→トムラウシ山に続いて利尻岳へ。
三日目の雨の日を移動日として、北海道の広い広い台地を縦断して前日夜に稚内に到着。稚内発始発フェリーでの日帰り登山のため、鴛泊コースではなく少しでもコースタイムの短い沓形コースを選択した。

ルート/shibawannkoのワンポイントアドバイス

〔山行〕5時間/〔休憩〕1時間 /〔合計〕6時間
【上り】沓形登山口 ⇒ 利尻山北峰
【下り】
利尻山北峰 ⇒ 沓形登山口

ポイント

〔難易度〕①往復10km②標高差1,300mで、稚内発日帰りだとギリギリ(沓形コース)。
〔展望箇所〕6合目上部のハイマツ帯より上全域。
〔危険個所〕特になし。

山行記録 2011年6月17日

上り(沓形コース)

EOS5D MarkⅡ+EF24-105mmF4L IS USM 32mm f16 1/30sec ISO200 PLフィルター

稚内発7時台の始発フェリーに乗り、鴛泊9時着。急いでタクシーを拾って沓形登山口へ。今日中に登頂して稚内に戻らなければならないため、フェリー最終便は16時台。沓形からの最短ルートのピストンで距離は10km程度だが標高差は1,300mもある。1,300mの山をきっちり半日以内に戻ってこなければならないため、とても忙しない。
タクシー運転手は「いいところだから、今度はぜひ泊っていってね」と言ってくれる。泊まりたいのは山々だけれど、大遠征のため晴天が続く限り一山でも多く登りたい。ゆっくり利尻島を周るのは次の機会にしておこう。

登頂するための許される時間がギリギリなので、休んでいられない。いつもよりペースを上げて進むが、幌尻岳とトムラウシ山と、ロングルートを日帰りで登ってきた後なので、疲れはピークに達している。思うように足が前に出ない。6号目上部からハイマツ帯になり、展望が開け始めてついに疲れて一休み。
利尻岳の山頂は、眼前に大きく聳え立っている。あまりの疲労と苦しさに「これは登頂無理かもしれない...。」と本気で思い始めたところ、shibawanwanが「さ、行こうか。」と気持ちとは真逆のことを言ってくれる。幌尻岳をカットしている分、まだ体力気力が残っているのだろう。
「行こう!」と言われるとなぜか元気が出て登れる気になってくる。人と登るって素晴らしいことだと思う。一人だったら自分で自分の気持ちを奮い立たせなければならない。

標高を上げると、独立峰ならではの展望が開け始める。眼下には島が突き出たような特徴的な鴛泊港が見え、海上にはフェリーが往来する。天気は晴天とも曇りとも言えない微妙な天気だが、展望があるだけありがたい。
足元には高山植物が現れ始める。青とも紫とも言えない見たこともない高山植物が群生する。この高山植物は初めて見た。とりあえず数コマ撮って、残りは登頂後に時間があったら撮ろう。

利尻岳北峰

EOS5D MarkⅡ+EF24-105mmF4L IS USM 32mm f16 1/30sec ISO200 PLフィルター

沓形分岐で、shibawanwanは軽量化のためリュックをデポして山頂に向かう。こんな遅い時間、もううちら以外に登山者は見当たらない。
山頂に近づくにつれ、火山特有の赤茶けたゴツゴツした山肌に変わる。複雑に切れ込んだ谷からは、裾野に向けて一本の川が流れる。ああ、こうして川が作られるんだなぁ、とかとか感慨深い。

ローソク岩が現れ始めると、ほどなく利尻岳北峰。やったよ!一瞬諦めかけたけど利尻岳登頂できたよ。二人だったから登頂で来たのかもしれない。喜び溢れて記念撮影していたら、山頂写真を撮り損ねてしまった。
山頂から谷はまだ多くの雪が残り、綺麗なゼブラ模様となっている。緑一色の山よりも、雪渓のアクセントがあった方が綺麗だ。残念ながら山頂では雲が優勢で日が差さなかった。眼下には裾野と海しかない。見渡す限りの水平線は丸いのだ。地球の丸さをこれほど感じさせてくれる山は、日本では利尻岳が一番なのではないだろうか。
登頂も成し遂げ、山頂写真も撮り終えたので、今日の目的はコンプリート。相変わらず最終フェリーまでは時間ギリギリだが、後は下るだけ。気分は軽い。

EOS5D MarkⅡ+EF24-105mmF4L IS USM 35mm f22 1/10sec ISO200 PLフィルター

リュックをデポしているところまで来ると、黒いカラスが、なぜか無言で申し訳なさそうに飛び立つのを目にする。次に目にしたのは、shibawanwanのリュックの中身が散乱した驚くべき光景だった。他の登山者はいない。とすると犯人は、さっき申し訳なさそうに飛び立っていったかカラスか!閉めていたリュックの雨蓋のファスナーが明けられており、ゼリー飲料がつつかれた跡があった。嘴でファスナー開けるのか、カラスは。カラスの知能にびっくり。まさかこんな山頂でカラスにリュックを荒らされるとは思いもしなかった。

リュック荒らされ騒動も、犯人が分かってひとまず落ち着きを取り戻す。下りは早く下りれると踏んで、稜線のお花畑で花撮影にいそしむ。この青い花、いったい何なんだろうなぁ~。北海道の山と言えども、利尻岳以外では見たことがない。バイケイソウの新緑の間に青いお花畑が広がる。利尻岳ならではの光景に、最北端の山の特別さを感じる。

下り(沓形コース)

EOS5D MarkⅡ+EF24-105mmF4L IS USM 24mm f16 1/60sec ISO200 PLフィルター

高山植物も撮り終えたので、やり残したことはもう何もない。安全確実に最終フェリーに乗って、利尻島を脱出するだけだ。振り返ると、天を突く利尻岳が名残惜しい。もう少し遅い時期だと、もっと高山植物が咲き乱れるのだろうか。いずれ天気の良い日にもう一度来たいものだ。

沓形登山口まで下り、行きに乗せてもらったタクシーを呼び鴛泊港へ。お土産を買うだけの少しの時間を残して鴛泊港着。フェリーで利尻島を後にすると、利尻島が雲に覆われて見えなくなった。下り坂の天気の中、なんとか登頂を果たせてよかったよかった。

遠征5日目は、小樽と賀老の滝を巡って、遠征6日の羊蹄山へ続く。

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