昨日の天狗だけに引き続き連日天狗岳という気分でもないし、赤岳というほど気合も入っていない。
トレーニングがてら、ちょっぴり長めの権現岳に行くことにしました。
ただ、朝登って昼山頂では、被写体の赤岳~阿弥陀岳等がベタ光線になってしまう。
そのため、夜間に登って朝の光線で撮るか、昼登って夕方の光線で撮るのかが望ましい。
朝方は天気の回復が遅れたため、昼から登って夕方山頂から夕景を撮る計画。
うまく晴れて、山頂からの夕景は撮れるでしょうか。
ルート
〔山行〕7時間30分/〔休憩〕3時間/〔合計〕10時間30分
【上り(5時間)】天女山入口ゲート 10:00 ⇒ 10:20 天女山 ⇒ 13:10 前三ツ頭 13:50 ⇒ 14:40 三ッ頭 15:00 ⇒ 16:00 権現岳
【下り(2時間30分)】権現岳 18:00 ⇒ 20:30 天女山入口ゲート
山行記録 2018年1月27日
上り(天女山入口ゲート 10:00 ⇒ 16:00 権現岳)

思う通りの斜光線になって、権現岳が立体的に聳える。
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 24mm f11 1/25sec ISO100 PLフィルター
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 24mm f11 1/25sec ISO100 PLフィルター

10:00 天女山入口ゲート発。
ゲート入口に5~6台先行者の車あり。

10:20 天女山広場。
夜明け直後は雲がかかっていた南アルプスも晴れ渡る。
本当はあの山々の方に行きたかったんだが。
やっぱり晴れ渡っとるやんけ。

13:10 前三ッ頭。
3時間の労働を経てようやく編笠山が同じ目線に並ぶ。
前三ッ頭までは結構な傾斜を登ります。

14:40 前三ッ頭。
おおー、ここから見ると権現岳~阿弥陀岳~赤岳の3ピークが横に並ぶのか~。素晴らしい!
山岳風景としてはここからでも十分のような気がしますが、ここまできたら、あの頂からその先を見てみましょう。
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 35mm f11 1/200sec ISO100 PLフィルター

シュカブラと赤岳。
この角度から見ると、赤岳えっらい尖がってるなぁ~。ここからの夕焼けも素晴らしいかも。
朝起きると八ヶ岳連峰はまた雲に覆われている(→二度寝)。
昨日とは違いなんとなく雲が取れかかっていることを確認して、権現岳山頂からの夕焼け狙いで10時から登り始め。
天女山入口ゲート付近には、既に先行者のものと思われる車が5~6台あり。
大雪後で相当雪が深いのは昨日から分かっているが、先行者のトレースがあるため、スノーシューは置いていかせてもらうことにしました。
先行者折り返し8名の方のトレースを使わして頂き、16時に山頂到着。
トレース本当にありがとうございました。
トレースがなければ日没までに山頂に辿り着かなかったと思います。
権現岳山頂

稜線まで出ると、おお~っ、これが見たかった。
斜光線に輝くキレット越しの赤岳~阿弥陀岳!
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 24mm f11 1/160sec ISO100 PLフィルター
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 24mm f11 1/160sec ISO100 PLフィルター

先行者のトレースが続く。
大雪後で凄い大変だったでしょうに。
トレース本当にありがとうございました。
私先日天狗岳でラッセルしましたので、途中までですが(笑)。

機材4kgの重量増を少しでも相殺すべくピッケルも軽量化。
カンプ_コルサナノテク(250g)。
打ち込むことを想定しない山であれば、今回の権現岳もこれで十分でした。
ただ、60cmだと杖としてはちょっと短いかな...。

ここを超えるとどんな景色が広がるのだろうか?
相変わらずフレアが酷いスマホのヘッポコカメラ。

16:00 権現岳着。
見慣れた景色が広がっていた。
そういえば、権現岳もこのルートも来たことあったんだ(笑)。

振り返って、同じく斜光線に照らされる権現岳と富士山。

夕焼けまでの間、帰りのエネルギーを補充するために、エサでも食べてましょうか。

北岳で寒くて指千切れそうになったので、グローブをミトンタイプに変えました。
昨日の氷点下20度の強風下ではやっぱり耐えられませんでしたが、今日の氷点下16度の風あり程度では大丈夫でした。

寒さで頭おかしくなったかな。
氷点下16度の3,000mに近い山頂で、もう小1時間夕焼け撮るため粘っています(→結局山頂に2時間滞在)。
寒ぃー。
頼むから太陽早く沈んでくれー!
氷点下16度の山頂で、夕焼け~夜景撮るために結局山頂に2時間滞在。
寒ぃー。
頼むから太陽早く沈んでくれー!
山頂 夕焼け

今日の目的だったキレット越しの赤岳~阿弥陀岳が赤く染まる。ピンクに染まる手前の斜面を入れて。
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 24mm f16 1/30sec ISO100 PLフィルター
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 24mm f16 1/30sec ISO100 PLフィルター

ピンクに染まる権現岳と富士山。
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 24mm f11 1/25sec ISO100 PLフィルター

沈みゆく太陽と染まるギボシ~権現岳の斜面。
17:30 沈んだー。
さぁ、帰るぞぉー。
EOS5DsR+EF16-35mmF4L IS USM 27mm f11 1/50sec ISO100 PLフィルター

18:00 氷点下17度。振り返って権現岳。
いい加減もうそろそろ帰りませんかー(脳内対話1)。ええ、今度こそ帰りましょう(脳内対話2)。

あ、また止まって三脚立て始めてしまった。
帰るべき稜線の奥に広がる甲府盆地の夕景と富士。

20:30 天女山入口ゲート前着。
帰りは山頂から2時間半で、雪道サクサクの軽快ナイトハイク。
天候と先行者のトレースに恵まれて成しえた山行でした。
感謝感謝。
1時間以上滞在した後、ようやく夕焼けが始まる。
今日の目的だったキレット越しの赤岳~阿弥陀岳が赤く染まる。
反対側は、権現岳と富士山がピンク色に染まる。
素晴らしい~。
頑張って来てよかった。
本当に寒かった。。。
帰りは山頂から2時間半で、雪道サクサクの軽快ナイトハイク。
天候と先行者のトレースに恵まれて成しえた山行でした。
感謝感謝。
八ヶ岳エリア 記録一覧
2021年01月31日 ■■■■■『赤岳_冬 ~チャンス到来!八ヶ岳連峰の燃える夕景~』
2018年01月17日 ■■■■■『権現岳_冬 ~赤く染まる赤岳と富士夕景~』
2017年02月07日 ■■■■☒『赤岳_冬 ~降雪直後の最高の赤岳を狙って~』
2013年01月04日 ■■■■■『赤岳_冬 ~厳冬期の神々しき最高の八ヶ岳!~』